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「まあアラタの異常性はこれで良くわかったわ。それと、これからたくさん頑張ってもらっても大丈夫ってことも。というわけで、これからもよろしくね」

 

神様のミスで死んでしまい、異世界に転生することになった主人公のアラタ。

彼は『病気と怪我をしない強い肉体』を与えられて異世界に送り込まれることになったわけですが……タイトルにある通り、目覚めたのは最強種が住む島だった。

この島に住む神獣族や、鬼神族、古代龍に真祖の吸血鬼などなど。人間社会においては、歴史書どころか神話レベルの古さと逸話のある種族だとか。

 

アラタはこの世界の常識に疎いんですが、王命によって伝説にある島捜索していたチームの一人であるレイナが打ち上げられているのを発見。

彼女を助けたことで、一緒に過ごすようになって……色々とこの世界の常識について教えてもらえるのは助かりましたねぇ。

レイナ曰く、この島の住人一人でも外の世界でその力を振るえば『天災』として、総力を挙げて戦わないといけないレベルだそうで。

彼女自身人類としては強い部類だったのに、チート肉体を貰ったアラタよりも戦闘面では下になってしまう、というあたり魔境っぷりが伺えます。

 

というのもこの神島アルカディアは、創造神によって作られた強力すぎる生物たちを外に出さないために作られた場所で、外に出られないような結界が張られている場所だって言いますし。

中に入れるのも、一定以上の強力な魔力を持つ者だけっていう閉ざされた島であるようです。とはいえ無為な争いに飽いている長命種も多く、言葉も通じるしアラタのチートスペックによって魔獣にも対処できる。

そしてレイナは持ち込んだ資材で生活面や、料理などでフォローしてくれる。現地の住人を餌付けして、良いコミュニケーションも取れているしで、安心して読める作品でしたね。