気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

転職の神殿を開きました

転職の神殿を開きました1

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「カナメくん 神殿の主にならないか?

 王都を大騒ぎにさせようじゃないか」

 

ジョブと言う資質を持って人々が生まれてくる異世界に迷い込んだ主人公のカナメ。

彼は不思議なことに、人を転職させる能力を持っていた。

それを活用して、魔物被害の多い辺境の地で戦う人の背中を押したり、とある調査を行うことになった時味方に引き込んだりしていく、とそういう物語。

WEB書籍化作品のコミカライズですね。

 

カナメも「人を転職させる」という新しい仕事をする中で、自分にできる範囲で調べてはいたみたいですけど。

王都からやってきた第十二王子リカルドと出会ったことで、転機を迎えることに。

リカルドがカナメに不足していた情報と伝手を提供してくれて、互いに協力できる関係を築けてるの、結構好きなんですよね。

 

辺境の森の調査を終えて、カナメが王都の神学校に通って同級生との顔合わせを終えた辺りで1巻は終了。淡々と描くべきことを描いてくれている感じ。

転職の神殿を開きました5

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「(前略)……この神殿が、皆様が幸せに生きるための一助となることを祈っております」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

様々な思惑からカナメにジョブ持ちの刺客がさらに送られてくることになって。

あっけなく撃退されて、裏に居た貴族たちは多くが当主が変わったり領地を削られたりと散々な目に遭った模様。自業自得ですけどね。

そしてそれにかこつけて、クルシス本神殿での転職事業を一時的に停止。

 

カナメ達は、神殿長の指示を受けて辺境に神殿を建立するべく度に出る事に。

とは言っても、普通に向かっては時間がかかるから、と空を飛べるモンスターに乗って飛んでいくというのは驚き。

魔獣使いというジョブ持ちが関わっているそうで、上手い商売やってるなーとは思った。一回でもトラブル起きると、その後が大変そうではありますけど。

 

そして懐かしの辺境へ。周辺の情勢から住人が増えて、価値観の違いから微妙に溝が出来たりと火種がくすぶっている感じはありましたが。

そんな状況だからこそ、神殿が出来てくれるのは歓迎と言う意見もあるようで。

その話を持ってきたんが、辺境出身のカナメ達というのも大きかったみたいですけどね。

 

神殿を建立する事になった辺境内での雇用も創出してましたし、希望の光が差し込んだ感じ。

タイトル通り「転職の神殿を開きました」という所に、ようやくたどり着いた。

……ところで、書籍は刊行止まっちゃったみたいなんですよねぇ。堀泉インコ先生のイラスト好きなので、続いて行ってほしかったけど、読み放題で読んでる身としては何も言えないか……。

WEB版では、神殿を開いた後のアレコレや、辺境の未来に関して。そして、この世界のジョブ真実とかも明かされていくので、気になる方は後半の物語も読んでみて欲しい。


転職の神殿を開きました4

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「――辺境に神殿を建立したいという君の志は、今も変わっていないかね?」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

警備を集中させるために、「転職の神子」であることを公開することになったカナメ。

最も、大衆に交付するのではなく関係者に向けて明かすという形にはなっていましたが。

それはつまりある程度の権力があれば探れるということにもなって……貴族のパーティーなんかにも招かれるように。

そこでジョブ持ちに襲撃を受けたりもしてましたが、護衛もいるしカナメ自身も自己転職で短時間なら戦闘をこなせるしで刺客の方が分が悪かったですね。合掌。

 

そんな日々を過ごす中で、ついにカナメをこの世界に呼び込んだ魔術師・マクシミリアンと対面する事になって。

クルネ達にカナメが異世界からやってきたことがばれる事に。

偏屈な性格してるマクシミリアンは、要が望んだ能力を持っていなかった為興味を失っていましたが。彼の魔術師としての才能自体は確かなようで。

 

ミルティ曰く、その理論を解析することが出来れば、カナメが帰還する事も叶うかもしれないとは言ってましたね。

こちら側の世界で出来た縁と、向こう側に置いてきた縁。どちらかの世界を選べば、片方とは絶縁する事になる。その天秤がどちらに傾くか、と言う話でカナメが決断を迫られるわけですが。……バレたあと、思ったよりも早く結論出したなという気はしますが。

カナメが納得してるなら、良いかなぁと言うスタンスで読んだ。

 

王国と帝国の間で戦闘が勃発したり、かと思えば王都の方でモンスターが溢れかえる事件が起きたりと騒動に事欠かないなこの世界……。

まぁ、今回の件で精力的に動いていた輩の権力を削ぐことには成功していますし、落ち着いてくれればいんですが。

転職の神殿を開きました3

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「ありがとう、クルネ。またよろしくな」

「うん! またよろしくね」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

クルシス神殿へ所属する事を決めたカナメ。

彼はついに神殿長へと「転職能力」の事を打ち明けて。神学校に来る前にリカルドという王子にも情報は知られてましたけど。彼十二番目の王子で立場下の方でしたからね……。

それなりに権力がある相手に打ち明けたのは初と言えるんじゃないでしょうか。

 

即座に虚言と断じる事もせず、さりとて信じ切るでもなく、しっかりとカナメの話を聞いてくれてる神殿長はいい人ですねぇ。

カナメも色々と状況とかから見込んで打ち明けてるわけで、当然ともいえますけど。

神殿長会議の場でも「転職能力の持ち主の扱い」について、他神殿から無茶ぶりされた時も毅然と対応してくれましたし、彼の予想以上に優良物件だった感じはします。

 

転職の奇跡を独占していた教会派とのひと悶着があったり、合同の祭りの場で能力のお披露目をしようとしたら妨害工作でゴーレム差し向けられたりと、トラブルはありましたが。

ついに、転職事業を開始できるようになったのは何よりでした。

実際に村人から転職した人の視点を間に挟むことで、この世界におけるジョブの重要性を改めて見せてくれたのもいい感じだと思いますね。

 

まぁ、上手くやりすぎたからか、転職能力者と思しい神官が狙われる羽目にもなってましたけど。カナメの護衛としてクルネがつくことになって、元鞘感はある……べつに別れてたわけでもないけど。ひとまず良かったね。

 

転職の神殿を開きました2

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「たしかに名誉なことだと思うよ。……けど、名誉なことでも、大変なことに変わりはないんじゃないか? むしろ、大変な役だからこそ、名誉が与えられるんだと思う。大変だと思うことが悪いわけじゃない」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

神学校に通い始めたカナメ。宗教の関連施設ではあるものの、戦闘訓練や経営学の授業の授業なんかもあるようで。

まぁ、この世界の情勢とか考えると戦闘力があって困る事ないだろうし、施設を運営する以上経営の観点は必要になるのは間違いないか。

 

そうやって授業を受けて、級友と親交を深めたりそれぞれに進路を定めたりしています。

カナメが微妙に距離があったシュミットと「評価を下げられないために、手を組もう」なんて取引をしてるのは彼らしいかな、と思いましたが。

その前の場面であった、キャロを抱きかかえながら不満そうにしているミュスカのイラストが可愛かったです。堀泉インコ先生の絵、好きだなぁ。

 

冒険者になって王都までカナメを追ってきたクルネは強い。

腕利きの仲間を手、討伐実績を上げたりもしてましたしね。それで目を付けられて、厄介な調査依頼を持ち込まれて、それにカナメが巻き込まれたりなんかもしてましたけど。

カナメの運勢、両極端だよなぁとは思う。

麗しい女性陣と仲良くなったり、初期にリカルドと出会ったりと人の縁に関しては、概ね良好だけれど事件には巻き込まれがちだよなぁ……。さすが主人公。

口絵でばれてるんで言っちゃうと、今回はついに地位のある相手へと「転職能力」の事を打ち明けるシーンが入ってて、これから状況が動いていくんだろうなぁ、という所で引き。



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