気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

輝竜司

蜘蛛ですが、なにか?10

ico_grade6_3h

そんだけ頑張ったんだからさ、ハッピーエンドを迎えたっていいじゃん。

誰が文句を言おうとも、私は魔王が最後に笑うエンディング以外は認めない。

 

神様として覚醒した白。

とはいえ若輩者な上、Dの管理してるシステム内から発生したイレギュラーみたいな存在なわけで。やろうと思えば星からの脱出も出来るだろうけど、神の常識も知らぬまま外の世界に出るのは恐ろしい。

なので、とりあえずはこの星で出来る事をすると決めて。……そもそもギュリエやポティマスみたいに、この星の中ですら厄介な存在と言うのはいるわけですしね。

                                                                                                

白が出来る事を増やそうと、色々試行錯誤してますが……蜘蛛型の分体を駆使した情報収集は正直反則と言っていいくらいでしょう。

魔王すら「どこからこんな情報を探ってきたのか、割と意味不明」とか思ってましたしね。

領内で反乱が起きそうな気配がある、という報告が魔王にあがって。

反乱軍を潰すために速攻で行動を開始してるバルトは有能……だけどその内倒れそうで心配にはなりますね。魔王と白の無茶ぶりはまだまだこれからだぞバルト、頑張れ!

 

しかし、鬼君の魔剣駆使した戦闘とか、マジにチートだなぁと反乱軍の鎮圧作業を見ていて思いました。

魔王陣営に属する白、ソフィア、ラース。三人の転生者は、それぞれに地獄を見てきて。その分だけ「覚悟」が決まってるんですよね。

 

教師であることだけをアイデンティティに行動している「先生」が、鬼君からの問いかけに即答できなかったのもむべなるかな。

というか、ポティマスの下にいるのも相まって、先生の視野と世界が狭いのがいけない……。大体ポティマスと、エルフに転生させたDのせい。

ポティマスは、今回白ちゃんが「先手必勝パーンチ」ぶち込んだのと、憂いを取り除けたと誤解してる結末が愉快なのでちょっとだけ溜飲下がったけど。

 

心境の変化もあって、魔王に肩入れすると決めた白ちゃんの行動力が凄い。

魔王すら振り回してるぜ、この人。転移駆使してどこにでも行けるし、蜘蛛の監視網で弱みも握れるし、便利すぎるんだよな……。マジックバックまで開発してたもんな……。

そしてその力を持って、蹂躙をしようっていうんだから、事情を知らぬ人類にとっての邪神になれるのは間違いない。こわい。

蜘蛛ですが、なにか?9

ico_grade6_3h

「神の気まぐれ、かな」

僕らは生きている。

そこに明確な答えなんてない。

そう言われているような気になった。

 

ついに魔族領へと到達した魔王たち。

しかし、長引いた戦争によって数を減らしている魔族の現状を知っている将軍位に在る面々の中には、アリエルを歓迎しない勢力も居て。

 

……とは言っても、ポティマスと通じてるのは下策と言うか。それ獅子身中の虫で収まらない劇物ですよー。

まぁ、エルフからの支援によって魔族の再建が進んだため、関わりたくはないけど避けられない、という微妙な関係ではあるようでしたが。

 

戦争に向けて諸々準備を進める魔王と、まだ幼いし学校に通う準備をしようと勉強漬けのソフィア。

そして、弱体化を良いことに部屋に引きこもっていた白。……シリーズ内でも屈指のだらけっぷりだったと思います。

 

8巻でソフィアを助ける時に糸の使い方を掴んで。今度は酒を飲んでテンション上げたらパワーアップとか、なんでもありだな白ちゃん……。

ちなみにギュリエは、能力の使い方を掴むのに百年はかかると思っていたらしくて、旅の上だった年数を思っても、破格の成長なのでは。

……酒で力取り戻された上、酔っ払いに負けたソフィアちゃんは……ご愁傷様?

 

力を取り戻して行動できるようになって。白のノリが戻ってきたのは嬉しかったです。個人的なツボは「やめろー! そんな目で見るんじゃない! 帰りにくくなるだろうが!」と「置いて行きにくくなるじゃないか!」の天丼芸ですかね……妙に笑えた。

元が蜘蛛だからってのもあってか、悪夢の残滓やパペットタラテクトのアエル達に甘いですよね白。

 

ギュリエの頼みで暴走しているラース君をとめて。そこにDからの介入がちょっとだけあって。

その力をもってついに邪神の正体などが暴かれるわけですが。……いやぁ、邪神だわぁ。

邪神をすけこましと称してましたが、アエル達たらしこんでる白ちゃんも同類だよ……とだけは言いたい。

蜘蛛ですが、なにか?8

ico_grade6_3

「……また、助けられちゃったわ」

 

白ちゃんが弱体化して、介護されながらの旅。

スキルが使えなくなっただけならまだしも、ステータスの補助まで切れてるのが痛い。

弱った彼女の頭を撫でまわしてる人形蜘蛛のイラストは可愛かったですねー。

 

しかし、このエピソード読んで思ったのは、最初の頃こそ蜘蛛子視点のノリがつかめなくてちょっと読みにくいなーと思ってたはずが、いつの間にかそのノリに適合していたという部分ですね。

更に言うと、白ちゃんがなんだかんだいいつつテンション上げて暴走してる展開が好きだったんだなぁ、と言う感じで。弱体化してる白ちゃんも好きですけど、ブレーキかかってるように思えたのが惜しかった。

 

本編の合間にはソフィア視点の血シリーズと、ロナント視点のRシリーズ。それに加えてゴブリンに転生した男子生徒視点の「鬼」シリーズが開始。

転生得点で特殊なスキルを持っていたために、村の助けになれていた。けれど、それによって人に目を付けられて、家族は殺されて……。

 

怒スキルを成長させていってしまったのも、納得してしまう。

妹の件とか、WEB版では直截的に書かれていた部分が、称号とか各キャラの反応とかで示唆されているけど、ちょっとぼかされている感じ? まぁ普通に察せる範囲だと思いますけど。

 

しかし、読者視点だと事情がわかりますけど。怒りに任せて進化して、人に仇名す魔物と化した彼に討伐隊が向かうのは避けられぬ事で。

ソフィアちゃんの不幸とはまた別方向に、後味が悪いというかビターな感じですねぇ。

蜘蛛型モンスターに転生して弱肉強食の世界に叩き込まれた白ちゃんと合わせて不幸三姉弟だ!

……事故で。あるいはポティマスによって謀殺されて、せっかく転生したのに成長すらで居なかった転生者もいるので、不幸自慢大会をすることに、意味はないですけどね……。

 

蜘蛛ですが、なにか?7

ico_grade6_3h

これ考えたやつマジ天災。

天才じゃなくて天災。

 

WEB既読なんですが、全く知らないエピソードが生えてますねぇ!?

いや、これまでも書籍化に当たってルート変更というか、加筆修正はかなりされていて、それこそ6巻のジジイ修行ルートなんてWEBとは全くの別物でしたけど。

なんでこの世界観で目次に「UFO」とかいう単語が出てくるんですかねぇ……。

 

白たちの旅はおおむね順調。吸血っ子が大罪シリーズの下位スキルのレベルをどんどん上げてたりしますが、まぁ些事……と言っていいのやら。

ポティマスの、ひいてはエルフのクズッぷりとかも語られていましたが。

旅の道中で一行は、封じられていた地下遺跡を見つけてしまって。そこから古代兵器まで出て来て……。

魔王一党、ギュリエの龍派閥。それに加えて教皇を筆頭とした人族に、エルフの戦力まで集結した大戦争になることに。

 

止むに止まれぬ状況だったとはいえ、ポティマスと共闘とかクソだな……と読者視点ですら嫌悪感が湧くんだから、実際に長年にわたって恨みを持ってる各派閥の心情は察するに余りある。

それでも、その知識などは有用なため戦力に換算してましたが……こんな状態だろうと、罠を仕掛けてくるあたり本当にクズだ。早く死ねばいいのに。

 

なんとか古代兵器を蹴散らし、ポティマスの思惑も覆し、魔王も白も生還しましたけど。

その際に、白が神化を果たして。Dの介入がなければ、最悪爆ぜてたのかな……怖い。

存在の格が上がったのはともかくとして、この世界の「システム」の枠を脱した結果、人型を取れるようになったけど、弱体化するなんて事態になってしまって。

 

ポティマスの考案した兵器に振り回され、ポティマスにちょっかい出されて……その上、神化したことで目を付けられて。って結果だと、目先の損に目が行ってしまうな……。

スペック使いこなせるまで行けば、最終的な得は多いでしょうけど。

魔王に絆されて、力になりたいと思っているようですし。頑張れ白ちゃん。また強くなれる日まで……!

 

蜘蛛ですが、なにか?6

ico_grade6_3h

「ただ私は私の為したいようにするさ。他人に影響されて仮初の目的を持って動くことは無い。私は私の誇りにおいて行動する。それだけは間違いないね」

 

魔王アリエルと合流した蜘蛛子ちゃんたちの旅が始まります。魔王から「白」という呼び名を貰ってましたが。やったね蜘蛛子ちゃん、ついに名前が持てたよ!

エルフの森で戦闘中である勇者たち視点のSシリーズはお休み。

代わりに、同行する事になった吸血っ子ちゃんの視点である「血」シリーズ。

迷宮の悪夢の魔術行使の腕に惚れ込んで弟子入り志願する、人類最強の魔術師ロナント視点のRシリーズが間に挟まっています。

 

血シリーズは、道中で地獄の特訓を受ける羽目になった愚痴とか色々。

……いやまぁ幼子に「崖から落ちれば強くなれるよ」みたいな修行を課す白もどうかと思うので、彼女の嘆きは分かる。

体に引っ張られてる、とまで言えるか分からないけど。転生した意識がありながら、メラゾフィスの悩みには気付かなかったり、視野の狭いところはありますかね。

手助けしてくれてる白の思惑が読めなくて困ってますけど、その蜘蛛割となにも考えてないよ……行き当たりばったり。

 

ソフィア視点からの白視点は、温度差で風邪ひきそうになる。

ノリノリで修行付けてる白が楽しそうだから良いですけどね。生き残ったパペットタラテクトを着飾らせて遊んだり、ちょっと前まで敵対していた魔王との旅ではあるけど、意外と悠々自適に楽しんでますよね……。

 

後の魔王視点幕間で、パペットタラテクトたらされて本気で困ってるのは、正直笑ってしまった。

酔っぱらうと饒舌になって、思わぬ結果を招いたりしてますが。概ね良い方向に作用してるのは何より。……本人酒飲んでアッパーになって楽しんだ想いだけ残ってて、記憶さっぱりないけど。そんな相手に酒を飲ませるな……。

 

しかし、そんな白ちゃんも万能じゃないというか。

並列意思スキルを常駐させ続けた上で、マザーの魂を食べるなんてシステム外攻撃をしかけたせいか。並列意思達は本体である白の意志を離れて暴走。

即座に行動を開始せず、大迷宮で成長してから大攻勢に出る辺りいやらしいな……。

まぁ管理者であるギュリギュリも見逃さず、白に処理させてましたが。彼女が気付いた裏技は中々愉快でした。並列意思だからね、仕方ないね。

蜘蛛ですが、なにか?5

ico_grade6_3h

だがしかし、後悔はしない!

やられたらやり返す!

それが私流!

 

Sシリーズの分量が多めになってる感じですかねぇ。

濡れ衣を着せられながらも、なんとかエルフの里へ辿り着いたシュンたち。

そこでエルフと、エルフに「保護」された転生者との間にある溝なんかも前巻で感じていましたが。

関係を取り持てるほどの余裕は、心情的にも時間的にも存在せず。

 

いざ戦闘が開始して見れば、相手側に翻弄されるばかり。

シュンは王族としての地位があっても、生まれ故に疎まれてたのもあって、準備をしていた管理者陣営と相対するには、色々と足りてない。

それでも抗おうとするからこそ、勇者の称号が継承されたのかもしれませんが。ま、その辺りは先代の、シュンの兄であるユリウスの功績が大きいと言えるか。

 

そして、一方の蜘蛛子。彼女は初めてとなる転生者との会合を果たしましたが……。

相手はまだ赤子。しかし鑑定した見たところ、「吸血鬼」のスキルを持っていて。人族の、身分の高い両親から生まれた、吸血鬼の真祖。

いやぁ、蜘蛛子でなくても厄介事の気配しか感じられない案件ですね!

 

将来の事は知ったことじゃないと思いつつも、情報を得る機会だからと街の近くに居座って盗賊退治してたら神獣と崇められてるとか、君は君で波乱万丈な人生……蜘蛛生? 送ってるよね。

力で排除も出来ず、領民に治療を施す魔物とか、当主が胃痛を覚えるのも止む無し。

さらには、彼女の存在を発端とした戦争まで勃発しそうになるし。自分を出汁にされるのが癪でちょっかい出しに行ったら魔王にエンカウントする羽目になるし。

辛くも生き延びて念願のアラクネへの進化を果たした直後、エルフの長と戦闘する羽目になるし。イベント乱立しすぎってレベルじゃね―ぞ。

蜘蛛子ちゃんが対策しまくったおかげで、魔王との停戦が成立したのはまぁ、何よりでした。


蜘蛛ですが、なにか?4

ico_grade6_3h

『まぁ、冗談はこのくらいにして、あなたが彼女に勝てることを祈っていますよ。願わくば、生き残ってもっと私を楽しませてください』

 

ついに外に出る事に成功した蜘蛛子。

なんか関所というか砦と言うかが崩壊した大騒ぎが会ったような気がするけど、気のせいということに……いや無理だわ。

だってその後、脱出した蜘蛛子を負ってマザーまで地上に出て来てるじゃん。

 

Sシリーズによれば、人は住んでなくて人的被害は少なかったそうですけど。

破壊の爪痕はハッキリ残ってるそうですし。……人が住んでないなら、そりゃ復旧作業を急ぐ必要もありませんしね。でも、この一帯の領主というか国王辺りの人はとても胃の痛い思いをしたんだろうなぁ……

 

そして、これまでも描かれていた蜘蛛子視点とSシリーズの齟齬。

噛み合っているようで、微妙なズレを感じていた部分が、時間軸のズレだったことが明かされます。

他の多くが人に転生していたため、当然何もできない赤ん坊の時期があるんですよね。

蜘蛛子はモンスターに転生したこともあって、活動開始がかなり早かったそうで。

 

つまりはSシリーズにおいては、「禁忌」をしり10年以上成長を果たした蜘蛛子がいるわけで……戦争で勇者が死んだとか言ってましたが、そりゃ死ぬでしょ……という納得がある。

まぁ、本編軸の蜘蛛子も人族からするとかなりヤバいですけど、現状だとマザーと正面からやったら潰される程度。さらには、もっとおっかない存在まで登場して。

「なんでどこ行っても死の危険が付きまとってんねん!」という地の文での叫びに、想いが詰め込まれてて笑った。

 

終章において、Sシリーズで暴れ回ってるソフィアの幼少期に蜘蛛子が遭遇。

やっぱり成長したソフィアが行ってるご主人様って、そっちかなー、みたいな気配がある。

しかし、人族に生まれ変わった転生者の中でも、よりにもよって蜘蛛子とソフィアが出会うかーみたいな、気分にはなりますね。

巻末には年表が乗ってて、ここまでの流れが振り返れるようになったのは嬉しい。


蜘蛛ですが、なにか?3

ico_grade6_3h

そうだよ、私の最大の目的は、誇り高く生きる事。

 

12巻を読んだ後WEB版を完走して、セールしていたのでつい買ってしまった……。

外に出るべく行動を開始する蜘蛛子ちゃん。

道中で、久しぶりにマザーと出くわしてその力に驚かされたり。

マザーに配下蹴散らされた火龍にちょっかいかけられりと、今回も順調に死にかけてます。

スキル山盛りで、対応力挙げているとはいえよくもまぁ乗り切ったな……。素直に尊敬する。

 

結果的に押し付けられた形になって龍殺しを果たした蜘蛛子。

どうやら、龍って重要な存在だったらしくて「世界の管理者」が登場して。

……言語が通じずディスコミュニケーションだったのには笑いました。それに加えて邪神まで出て来て、蜘蛛子の引きが強すぎて笑う。

裏で思惑が蠢いていますよ、とわざわざ宣告された蜘蛛子は大変ですけどねー。

 

迷宮でレベル上げをしている中でついに「禁忌」が10レベルになり、この世界の真実を知ることになって。

これまでは生き延びるためだったけれど。より真剣に、「力を付けなくてはならない」という意識を強くして、かつてみた地龍に挑むことを決めて。

後半に載っていたアラバ戦は、屈指の熱さでしたね。アラバの戦闘巧者っぷりや、追い込まれた時に見せた、逆転の一手。

そして、戦闘終了時の姿などなど。誇りと言うのを、見せつけられた気がします。

 

合間に挟まっているシュンくんたちの方は、新しい勇者になったと思ったらクーデターに巻き込まれたり。支配者スキル持ってる相手に襲われたりと散々な状況。

幕間でも、そんなSシリーズへの各勢力の感想などが多かったですね。「エルロー大迷宮異変調査隊」の活動風景とかは結構好きです。


蜘蛛ですが、なにか?9

ico_grade6_3h

「あなたが“彼女”に勝てるよう祈っていますよ」

「願わくば生き残って私を楽しませてください」

 

攻撃を受けたマザーは、蜘蛛子を負って自らも地上へ。

闇ブレスで地上まで岩盤ぶち抜くとかどんなスペックしてんのよ……いやデータは8巻で出ましたけど。

そして蜘蛛子が転移で逃げれば、その先には部下を配置していて。

敵がどんな行動をとるか想像して対処できる敵はヤバいぞ。アラバ相手に苦戦したばっかりだからな……。

 

「マザーが地上に出られない」と想定していた蜘蛛子が、運日も出来ず追い込まれて。

久しぶり……でもない苦戦を強いられることになっていました。上には上がいるな……。

こんな化け物ばっかりな迷宮があって、その気になれば地上に出られるマザークラスの存在も居て。よくもまぁ人類生き延びてるな感。邪神の思し召しか。

 

罠にはまり追い込まれながらも、レベルアップを組み合わせてなんとか生還。

かなりギリギリでしたけどね……。逃げ延びた先で進化して。そこでまた「D」からの接触イベントが勃発。

今回は機嫌が良いらしく、進化先の「ザナ・ホロワ」というモンスターの設定とかを踏まえて教えてくれてました。

娯楽目的だという事。転生した経緯だとか。興味深くはあるものの、信用ならない度もどんどん上がってくなこの邪神。

 

マザーとその軍団だけでも大変なのに、それ以外というかそれ以上の戦力まで現れて、いや本当よくもまぁこの世界無事だな……。

蜘蛛子もやられるばかりではなく、上手く敵を罠に嵌めて戦力を削ってますけど。いたちごっこがどこまで持つのやら。

蜘蛛ですが、なにか?8

ico_grade6_3h

あんたの強さは本物だった

あの時の恐怖は本物だった

(略)

その“傲り” 後悔させてやる!!

 

格上に挑むにあたり、充分に準備を整えてついに挑戦の日を迎えた蜘蛛子。

スキルの数では引けを取らないどころか、勝ってますな……ステータスは魔法系以外アラバの勝ちですが。

 

蜘蛛子が策を弄して、攻撃を当ててはいるものの微々たるもので。

アラバの方が大技だけあなくて、小技にも対抗できるって言うあたり本当にスペックもそれを使いこなす才能も備わってて、ボスの風格があっていいですね。

 

罠を使いこなし地龍を搦めとった蜘蛛子も強いけれど、即座にそれに対抗してきたアラバも侮れない。

最後の最後で誇りを示した姿も。それに対して蜘蛛子が叫んだ台詞も。

大迷宮での艱難辛苦の日々を想うと、重くて仕方がないな……。

 

無事に地上へ脱出が叶っていましたけど、門にちょっと穴あけようとして崩壊させるとか、蜘蛛子の辞書に手加減の文字は載っておられない?

スキル取りまくってるから、出力下げるのが逆に難しい部分はあると思いますけど。

地上を満喫していた所に、思わぬ刺客が現れるんだから蜘蛛子の平穏は遠いね……。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ