気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

鍋島テツヒロ

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい16

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「偽善で何か悪いことがあるか? 俺は俺の心の安寧のためにお前を助けようと思ってるだけだ。世のため人のためじゃない、他でもない俺だけのためにな。それを誰かに批判される筋合いはないね。お前自身にもな」

 

セレナと一線を越えたことで、彼女の親族に挨拶にいくため帝都を訪れることになったヒロ達。

まぁそれ以外にも、仮にも帝国貴族が連邦に寝返ろうとする反逆行為があり……貴族を切り捨てたり、そのまま連邦との戦闘に流れ込んだ結果、連邦の秘匿していた少女を保護することになったりしたので、色々と事情が重なった結果ではありますけど。

 

ヒロイン達の間で協定が結ばれていて、セレナとの関係が変わったことについてクリスに一報が入って……即座に駆けつけたのは愛ですねぇ……。

直球で好意を伝え続けている子ですからね……「私も同じ薬を打ったらいいですか」とまで言うくらい覚悟も決まってるし、ヒロも覚悟を決めてもろて……。

ヒロを巡ってバチバチやってるの、見てる分には面白いのはまぁそうなんですけど。エルマとか酒の肴にしてますし。

でも、セレナと交流してる時にクリスが乗り込んできたって話を聞いた皇女殿下まで乗り込んできて、ノリノリで茶化してくるのはなんだかなぁ。ヒロ達が直近で遭遇した苦労、皇帝の勅令を受けた結果起きてるんですが。

……いやまぁ、茶化しをいれつつもちゃんと宥めたりもしてるし、貴族の流儀に疎いヒロに序列を定めておくことの必要性を説いてくれたし。保護した連邦の名無しの少女と対話しネーヴェという名前を送ったりと、ちゃんと仕事もしてはいるんですけど。

 

そのネーヴェ、連邦で生体パーツのように扱われていた機密を知る存在で……ヒロが保護して、帝国の技術で快復する道筋が経ったわけですけど。

まさか帝都でまで派手に狙われるとは、というか。相変わらずヒロの悪運吸い寄せ力は凄いですねぇ……。ヒロに守られた事でネーヴェがちょっと強火の想いを抱くことになってるし、そのうち刺されるぞ。普通に近接戦闘できるから刺すの難しいけど。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい15

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「その、半ば諦めているのはどうなんです? もっとこう、覇気を持って逆境を跳ね返すとかそういう心持ちでいるべきなのでは?」

(略)

「今までの経験上、避けようと思って避けられるもんじゃないし……最初からそういうものだと覚悟を決めておけば、とりあえずパニックに陥ることだけは避けられる」

 

リーメイプライムコロニーでの騒動に区切りがついたので、次なる目的地に向かうヒロ達。

毎日イチャイチャしてはいるけれど、毎日が自由な傭兵だからこそ、ある程度規則だった生活が必要だと考えてルーティーンを決めているあたり、ヒロが「変に真面目」と評される部分出てますなぁ。まぁ不規則な寄りは全然良いですけど。

 

次の目的地となったのは、クリーオン星系。

帝国と連邦の係争宙域となっており……傭兵として稼げる場所であるそうですが。

大国が争うエリアだと、実入りが大きい分危険性も高いので、わざわざ踏み込まなくても稼げるヒロはあまり近寄るつもりのなかった場所。しかし、皇帝陛下直々の勅令が下ったことで、嫌々ながら足を延ばした、と。

そして案の定そこでセレナと再会することになるんだから、ある意味で実家のような安心感がある。

 

そこで幅を利かせている貴族が、ヒロとセレナによって帝国上層部から叱責された過去のあるイクサーマル伯爵で……そんな火種燻ってるところに爆弾放り込むようなことするなよ、皇帝……。

ヒロが内心で皇帝マジ許せねぇって言ってるのも無理はない。

……けど、まさに皇帝は爆弾放り込むことで状況を劇的に動かしたかったっぽいんですよね。効果的ではあるけど、その爆弾、感情があるのであまり不機嫌になるような事するの良くないと思うよ……。

 

ヒロ、この世界を模したゲームの知識があるのもあって、宙賊に対して的確な分析とかも出来て頼りになるのも確かですけどね。

傭兵ギルドの職員が「これまでになかった分析のアプローチ」とか言ってましたし。

そうやって不満はありつつちゃんと仕事はしていたわけですが……イクサーマル伯爵が大人しくしているはずもなく。

 

ヒロはずっと警戒していたものの、周囲の賛同は得られず。結局、突き抜けた馬鹿だった馬鹿の行動に巻き込まれていたのでご愁傷様というかなんというか。

サイオニックパワーを駆使して敵を蹴散らしてたのは痛快でしたが……危うい場面もあって。クギが来てくれてたのはありがたかったですねぇ。仲間を守ってくれたりしてましたし、頼もしい。

口絵にもなってますがトラブルの果てに、ついにセレナとの関係が進展するようなことにもなってましたねぇ。セレナの執念、凄いなぁ。今回は、事件に巻き込まれた結果ではありますけど、ヒロが受け入れて良いと思えるくらいの関係を築くまでアピール続けたのはセレナですし、はい。この後、また大変そうですけどね、ヒロ。



目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい5

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「人助けはいいことだと思います」

「私もエルマさんも助けられたから今があるんですし!」

 

トラブルを超えて、稼ぎもそこそこになったので一旦バカンスでも行こうかとなったヒロ達。

プライベートなセレナ少佐に絡まれる出来事も起きて、愚痴をこぼしてくるセレナをポイっと船の外へ追いやろうとヒロがしてましたけど。

ミミとエルマが放っておけず、船内で飲み会が開催されることに。ヒロが貸しを増やすメリットと、関係がダラダラ続くことの面倒さを天秤に乗せてるのが、正直だなぁというか。

 

そして宇宙へ飛び出しバカンスを楽しむはずだったわけですが……。

道中で宙賊に見つかって戦闘が発生。そこで中身入りのコールドスリープポッドを発見してしまって。

発見者に保護義務が課されるポッドをみつけてしまい……さらには中に入っていたのは訳ありの貴族令嬢だっていうんだから、引きが強い。

 

叔父の手引きによって父母を殺され、間一髪逃げ延びたという令嬢のクリス。

SF世界とは言え星系をまたいでの通信には多少の日数がかかるし、叔父の配下がクリスを探して目を光らせている状況。

実際、伝手を使って情報を確実に届けようと交渉に出たエルマに直ぐ尾行がつくぐらいには、本気で敵が動いているんですよねぇ。

ヒロはクリシュナを駆使した艦隊戦という得意なフィールドに敵を引っ張り出して、その上で敵の目をかく乱しようと出来る事をやってるのが偉い。
なんだかんだゴールドランク傭兵に昇格できるだけのことは考えてるんですよね。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい4

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「ええもちろん 貴族の誇りにかけて私んいできることならなんでも……」

「なんでもって言いましたね?」

 

対宙賊独立艦隊を率いて、帝国に足りない遊撃戦力を担うことになったセレナ。少佐に昇進も果たしたそうですが……しっかりアレイン星系でヒロに追いついてきてるの、怖すぎるんだよなぁ。

勧誘も成功したらラッキーだからか毎回続けてますけど、ちゃんと妥協案というか毎回別の仕事も持ってきてるのが、真面目というかなんというか。

エルマから帝国貴族の佐官からの要請を断り続けるのも良くない、とエルマに言われたこともあって宙賊対策の講義をすることになって。

 

あまり歓迎されていない空気の中でも、講義自体はしっかりしているし、この世界への常識に疎い部分があるとはいえ「襲撃後速攻で逃げる考えの賊相手に、デカい艦隊は不利」とハッキリと口に出せる胆力はお見事。

囮の弱そうな船を用意して、艦隊の火力で撃破する作戦を提案。

警戒されないように地域を変えつつ成功体験を積んだり、撃墜した敵の残骸からデータ吸いだして拠点をあぶりだして、手口が通じなくなったころ合いに大本を叩く。

上手くやったなー、って感じではありますが。

……作戦を終えてコロニーに帰ったら、別のトラブルが勃発しているあたりが実にヒロらしい。

 

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい3

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「これだけ治安のいいコロニーですらひとり歩きできないとか一種の才能よね」

「どんなトラブルに巻き込まれるかわかりませんから お供しますね」

「……俺は無実を主張する」

 

軍が絡む戦闘で戦果を挙げたことで、よりセレナ大尉からの勧誘が激化したヒロ。

相手するのも面倒だからと別の星系に逃げることにしたわけですが……セレナ大尉も機動力の高い艦隊を指揮することになって、追いかけてきそうなのが怖いところ。

 

ヒロ達が次の目的地としたアレイン星系は、交易が盛んな地域であり……だから、その商品を狙った宙賊も多くいて、傭兵としては美味しい星系ではあった。

救難信号を受けて助けに行ったら、イナガワテクノロジーという割と規模の大きな企業の関係者が乗っていて。

医療機関も抱えているということで、ヒロはそこのお世話になることに。

 

エルマがヒロの記憶喪失が嘘だと見抜いた上で、異世界から来たというヒロを受け入れてくれたのは良い女でしたねぇ。

で、エルマに打ち明けたこともあってミミや、治療を担当してくれるショーコにも話をする流れになって。テンポよく進んでいくので読みやすい。

精密検査したらヒロの遺伝子に未知のパターンがあって買取交渉して……それを運搬しようとしたショーコが何者かに襲撃されたりしたりと、良い縁も引き込んでるけど同じくらいトラブルにぶつかるヒロの運命はすごい。

目覚めたら最強装備と宇宙船持ちだったので、一戸建て目指して傭兵として自由に生きたい2

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「ミミが悲しむようなことはしたくないからな」

 

ミミを船に乗せて、軍と協力する大規模討伐に参加することになったヒロ。

先輩傭兵のエルマも参加していたんですが……彼女の乗るギャラクティックスワンという船は、高速戦闘用に特化した「性能は良いけど、条件が揃うと暴走してしまう欠陥機」という評価をヒロは下して。

……えてして、そういうフラグを立てると現実になるんですよねぇ……。

 

作戦内でエルマの船が暴走。よりにもよって軍の船に突っ込んでしまって。

どちらも装甲はちゃんとしていたので、死者こそでなかったものの……エルマは損害賠償で悲鳴を上げることに。

最悪監獄ステーション送りかも……という状況を見過ごせないミミに頼まれ、自身も世話になった相手だから、とヒロが立て替えて支払うことに。

その際のヒロの言葉選びもあって、エレナもまたヒロに囲われることになったりしてましたけど。うん、お互い幸せそうだからヨシ!

 

作戦指揮を執っていたセレナ大尉は、「軍との作戦でミスったら簡単に収監される」なんて噂が立つと困るから、罪に問わないようにするつもりだったみたいですけど。

セレナに反発する輩が嫌がらせのために、返済できない前提でエルマに借金を負わせたなんて裏話も出てきて。ヒロに執着しすぎるきらいはあれど、傭兵にもちゃんと配慮するまともな部分もあるセレナ大尉も苦労してるんだなぁ……まぁ執着はするんだけど……。

片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~2

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「スレナ! ボルタを頼む こいつは俺が引き付ける」

「!? しかし…」

「頼む」

 

夜道で魔法で作られた炎の人形に襲われたベリル。

いくら切っても意味がない敵ではあれど……フィッセルから「魔法を遠くに飛ばすのは効率が悪い」という話を聞いていたので、一旦距離を取ることで術者を引きずりだすとか即座に切り替えて行動できる辺り、ベリル戦闘方面の判断かなり鋭いと思うんですけども。

2巻後半で登場するエピソードで、過去に迷宮攻略に挑んだとき一人で入ったとはいえ、魔物を倒せずに入口近くで敗走したとか言ってるの、どういう事なんでしょうね。

まだ実力が低い若かりし頃に入ってトラウマになっているのか……そうと知らずに超高難易度のダンジョンに入り込んだのだろうか。

 

炎の人形でベリルを襲い、フィッセルを攫ったと焚き付け、ベリル相手に楽しく魔術を打ち込みまくっていた女性……。

実は、魔術師団の長だったというルーシーの攻撃を捌き、接近した瞬間に隠し玉の気配を感じ取って回避行動をとったりとか、やっぱりベリルの戦闘勘凄いですよね……。

ルーシーが「力を持つ者は相応しい生き方をするべきじゃ」と、「何も為せなかったことに囚われている」ベリルの在り方を気に食わないと思っているようで。

ベリル本人とその実力は認めているけど、その生き様に思う所があるっていうのはまぁ分かる。

過去に何某かのトラウマが植え付けられてそうではある。アリューシアを筆頭に弟子たちが放っておかないでしょうし、今回ルーシーにも目を付けられたので、追々その実力が広く認められていくことで、ベリルの在り方も良い方向に変わってくれるといいんですが。



片田舎のおっさん、剣聖になる~ただの田舎の剣術師範だったのに、大成した弟子たちが俺を放ってくれない件~1

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「ベリル殿には感服しました…!!」

「ヘンブリッツ君?」

「疑った自分が恥ずかしい…っ!!」

 

片田舎の村で剣術道場を営むベリル・ガーデナント。

彼の弟子は道場を離れ外の世界に羽ばたいていき……大陸に名をとどろかせる英雄となった。それゆえにレべリス王国には「片田舎の剣聖」がいる、なんて噂があるみたいですけども。

ベリル自身の認識はあくまで「田舎の道場主」であって、実力に対して自信がさっぱりなさすぎるのは気になるところ。

 

ある日、騎士団長にまで上り詰めた少女アリューシアが道場に顔見せにやってきて……ベリルを「特別指南役として推薦し承認されました」と国王の御璽付の命令書まで添えて外堀埋めてやってきたの、師の性格をよくわかってるな……と言う感じはありますね。

田舎から王国首都までやってきて……人が多い分、ベリルと縁のある人物も多くて。

20年ほど前に3年ほど教え、養子に出した少女スレナとも再会したりして。アリューシアといいスレナといい、ベリルに対して恩義を感じていて、親愛だったり……あるいはもっと深い情を持っているようですけど、その割に再会までに時間掛かってますね。

 

各々に立場ってものが出来て、ベリルが田舎にいるからって言う時間・地理的な問題があるんでしょうし……。

アリューシアは、今回みたいに指南役として引っ張ってくる好機をつかむために奔走していたからなんでしょうけど。

 

弟子たちと散策していた時に立ち寄った鍛冶屋で、刃が付けられていない仕上げ前のなまくらで試し切りの巻き藁綺麗に切ってたり。

腕前を信じていない副団長から吹っ掛けられた決闘を、危なげなくさばいて見せたり。

剣聖って噂が立つのも納得の凄まじい腕だなぁ……と思いました。

自信が無いから普段の印象はさえないオッサンですけど、剣を持った時にスイッチが入ると頼もしい武人になる見せ方が上手いなぁと思いました。

 

弟子のひとりだったフィッセルは魔法の道に進み、魔法師団に所属していた。

教わった剣術も活かし、突きを飛ばしたり特殊効果を発揮させる「剣魔法」の遣い手となっていたと描かれるシーンもコマ割り良かったですね。

境界迷宮と異界の魔術師3

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「というわけで、だ。余の正式な名代として迷宮を探索している事が誰の目にもあきらかな称号を贈らせてもらおう。異界大使……などと言うのはどうかな。余の代行という事になるであろう」

 

騎士のチェスター卿、テオドールに絡んだ一件から思う所があったようで、迷宮に積極的に挑むようになって。

下水道順路を超えた先、大腐廃湖と呼ばれるエリアの調査を行う事を決意。もう名前からして、行きたくなさすぎるエリアですけど。「他者がやらぬなら我らこそが」と踏み込んでいって、最終的に成果を上げていたのはお見事。

増長していた人物が、叩きのめされてからちゃんと態度を改めてるのよいですよね。

 

チェスターの騎士の矜持と、テオドールの魔人はえげつないから敵対者へ容赦しない苛烈さとか、噛み合わない部分もあるでしょうし。

まだまだテオドールのあり方のみ込み切れてない部分はありそうですけど、初登場時よりは大分マシなキャラになってきましたよねチェスター。

そうやって実務での成果を求める姿勢は、政争からは一歩引く形にもなって。チェスターという有望株を第2王女ローズマリーに近付けることで権勢を強めようとしていた騎士団副団長のグレッグは困窮してましたが。

 

続いて差し出したフェルナンドは、別の騎士メルセディアの挙げた功績を横取りしようとしたし、当人の愚かさから魔人に情報を流してしまうし、面白いくらい順調にグレッグが破滅していきましたねぇ……。

 

フェルナンドから情報を得た魔人を叩きのめすために、テオドールも同行して。

悪名が轟いている魔人を、単身で撃破したことで王様の直臣として称号を与えられることになって。

家を出てまだそんなに経ってないハズなのに、実績上げるペースがとんでもない。

グレッグがパイプを繋ごうとしていた第2王女ローズマリーも、色々と暗躍をしている人物で。城を出て占い師に扮して、人をいいように動かすために情報を与えたりしていたみたいですし。それを察知したテオドールに叩きのめされてましたが。

「依頼を持ち込んでその日のうちに解決してしまうとか」と、縁あって知り合ったアルフレッド王子から呆れた目を向けられたりしてたのも無理はない。順当。

境界迷宮と異界の魔術師2

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「今の時点で何を言っても、多分に願望でしかないでしょう。何も為せないようならアシュレイ様の方から遠慮なく破談なさってくださって構いません。それでも――俺にその権利を認めてくれるなら。あなたの人生に関わらせて欲しい」

 

タームウィルズに向かう道中に顔見知りになった、シルン男爵領家の当主アシュレイ。

テオドールはスネークバイトと彼等が呼び出したマンティコアを撃破したことなどで注目を集めいているし、アシュレイは婚約者も決まっていない貴族家当主で治癒魔法の才能もあるという事でどちらも縁談とかが持ち込まれるだろうという話もあって。

テオドールの母に恩義があり、ガートナー伯爵家時代から味方になってくれた使用人のグレイスとの関係もありますけど、その上で3人で先に進むことを決めて。

 

父親との関係も希薄だし。母親も魔人と戦って呪いに蝕まれて死んだ。母に助けてもらった人もいたけれど、結局は去っていった。そういう光景を見てきたことで、テオドールの原風景は荒んでるんですよね。

1巻でギルド職員のベリーネに「割合歪んでる」と評されたのも無理はない。

それでも。いや、だからこそと言うべきなのかもしれませんが、グレイスやアシュレイと関係を進める時に自分で言葉を選んでいるのは偉いですね。

 

そうやって日常を過ごし、合間で迷宮に潜ったりしている中……「行方不明の友人を探している」という盗賊ギルドの一員シーラから相談を持ちかけられて。

ちょっと探ってみたところ、なんと暗躍していた魔人が登場。

テオドールの母の命を奪った死睡の王と同族。テオドールの母が死んだのはあくまで死睡の王の遺した呪いによるものであって、死睡の王そのものは母が倒していたみたいなんですよね。

別人だと理解はしている。その上で思う所はある。激情を抱えたテオドールは、それで失敗しないように努めて冷静に振る舞い……単身で魔人を撃破。

ゲーム時代の技術みたいですが、シールドを足元に一瞬作って空中機動を実行するとか、トンデモ技法披露してて笑っちゃった。

でもあれ、テオドールの固有技能じゃなくてBFO上位層だったら普通にこなしてる技術で、運営もそれを抑制するのではなく、追加アイテムとかで門戸を広げる方向で対処したっていうんだから、BFOなかなかの魔境なのでは……?

 

冒険者であるテオドールが魔人討伐と言う功績を挙げたことで、面白くない騎士が絡んできたりもしましたが。

騎士の有望株であるチェスターを軽くあしらってたのは、お見事……ではありますけど。

魔人と比べるのは酷にしても、あの程度の腕でデカい態度とってたのか……感はある。

杖に困っていたテオドールが、褒賞として王城の宝物庫から有用な杖ウロボロスを貰えたのは良かったですね。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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