気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

鍋島テツヒロ

マグダラで眠れⅤ

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「……子供じゃ、ありません」
(略)
「欲しいものには手を伸ばす……錬金術師です」

アイルゼンさんがなんか個人的に株が急上昇しているんですけど。
あの人中々面白いキャラクターじゃないですか。
女神と崇められたフェネシス。
敵に囲まれた状況で、どうにか危地を脱し、逃げ延びた先にすら問題があって。
鐘の鳴らない街。追い込まれた状況で、それは人々の心を徐々に蝕んでいく。
そして、ついには逃げられないほど問題は悪化し、聖女として祭り上げられていたフェネシスとその傍にいる錬金術師であるクースラたちへと持ち込まれるわけで。

そんな追い込まれた状況になってクースラたちは気になる書物を見つけたりとイベントが地道に進行中。
電撃大王の番外編にちょっとだけ出ていた異端審問官の名前が出てきたりと、行く先が少しずつ変わってきているのかなぁ、という感じです。
クースラ、オマエは本当に何をしているのかと。
『利子』であったはずのクースラがどんどんヘタレになっていっているのは、良いのか悪いのか。
迷っているあたりに人間味あって俺は好きですけどね、今のクースラ。

錬金術師であるからマグダラの地を目指すのか。マグダラの地を目指すから錬金術師なのか。


クースラがヘタレてる傍でフェネシスはどんどんしたたかになっていますね。
昔は、クースラが一方的にからかったり教えたりしている感じでしたが、少しずつ逆転していっているというか。
逆転、とまではいかなくても関係がどんどん変化していっているのは確かですか。

あと、地味にクラトール大公が気に入ってます。
演説というか、演出がうまいよなぁ、という所が。
アイルゼンさんともども地味に気に入ったので、いつか登場しないだろうか。
クースラたちが北に行くんだったら無理かなぁ。

マグダラで眠れ (5) (電撃文庫)
支倉 凍砂
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2014-02-08

マグダラで眠れⅣ

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「どうにかしてよ」
不思議な物言いだった。
「あんたは、鉛を金に変える錬金術師様でしょ。たまには夢みたいな奇跡が起こるって教えてよ」


覚悟を決めて進軍してきた騎士団は、今更引き返すこともできず、カザンの街へと入る。
改宗がなされた後とはいっても、本隊が追い付いてくると異端の知識は消されるかもしれない。
それを避けるために先んじて入り込んで、重要な知識を得ようと画策しているわけですな。

しかしこの作品世界は容赦がないというかなんというか。
少なくとも甘くはないですよね。けれど、これで主人公たちが号運の持ち主で都合のいい展開ばかり引き寄せていったら、あの性格と物言いだし、敵を方々に作ることにはなるでしょう。
問題が発生して渦中にいるからこそ、錬金術師というあやふやで怪しげな知識が求められ、彼らは頭を悩ませる羽目になる、と。
でも、クースラたちは結局真理を追い求めて何かをしているときの方が生き生きしていていいと思いますがねー。

最後の異教徒の街、カザン。
騎士団は異教を狩ることで権力を増してきた組織。
では、異教がすべてなくなってしまったら、どうなるのか。
順調に物事が運んでいるとき、予想外の事態が発生したとき。
そこに罠というものは潜んでいるわけで。
どちらかというと、今回は準備の巻、という感じがするので、5巻と続けて読むといいと思います。

マグダラで眠れ (4) (電撃文庫)
支倉 凍砂
アスキー・メディアワークス
2013-09-10

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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