気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

雨糸雀

全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティーが病んだ。3

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「たぶん、あんたならわかるんだろ……この世界に、困ったときに助けてくれる神様なんていない。自分で足を動かすしかないんだ。そうしなきゃなにも守れない」

(略)

「――口だけじゃないのを見せてやる。来い」

 

聖女ユーリリアスとアルカシエルがカラー口絵に登場していて、見目麗しくて良いですねぇ。

……他のカラーイラスト、ウォルカ絡みで泣いてるパーティーメンバー3人と、世話になっている受付嬢とかで相変わらず暗いというか重いからな……。いやまぁ、聖女様方の絵になっているシーンも審問の場だから決して煌びやかなシーンでもないですけど……。

 

ウォルカ達が巻き込まれた、踏破承認事故。

ゴウゼルに関しては真のボスが倒されて、ウォルカが片目と片足なくす怪我をしましたが生還して、ひとまずは決着したわけですけど。一度事故が起きた以上「他のダンジョンの承認は大丈夫なのか」という疑問は当然出てきて……その対処のために職員の方々は奔走していたとか。

 

ゴウゼルの承認依頼を出した、ウォルカ達とも交流のある職員の少女シャノンは「自分が問題のあるパーティーに承認依頼を出したから、自分のせいだ」と悩み続けることになっていたし。

承認事故を起こした末に、聖都を出奔したパーティーの一員ながら、新人ばかり優先する男たちとの関係が悪化し、一時的に離脱して王都に言っていた女性フリクセルも、自分たちのパーティーに火種がくすぶっているのを知りながら解決を先送りにしていたことで、目をかけていた後輩が負傷した結果に心を締め付けられる想いを味わう羽目になったわけです。

 

……いやぁ、ウォルカ君罪な男だなぁ。パーティーメンバー以外にもあちこちに彼によって心を焼かれた人が居て、方向性は違うけど重い感情を秘めて、今回の事故で爆発して病む傾向にあるから……。

かつて友人がウォルカの様に足を失い、それでも戦おうとして……失意の中死んでいった過去を持つ冒険者ラムゼイ。まぁ、そういった失意の過去があって同情の余地はありつつ、今のラムゼイは酒に溺れる厄介者に堕ちていたみたいですけど。

思う所ありまくるラムゼイもまた、ウォルカに焼かれているクチだからな……。

 

普通なら剣士としては戦えない怪我をしたウォルカ。抜刀術というこの世界にない技に傾倒している、剣術馬鹿がそんな怪我してどうするんだ、と腐しつつ「その道は険しいぞ」と教えてくれようとしたの、ウォルカも言ってましたがひねくれてるというか面倒なタイプですなぁ……。

片目のウォルカに砂投げつけたり、義足狙ったりと分かりやすい弱点ついてくるような真似もしてたし。その戦いの中でウォルカは、グリムリーパーを斬った時の感覚を思い出して成長してるのがとんでもないですねぇ……。感化される人が増えたのも分かる。



全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティーが病んだ。2

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「名誉がほしくて、命を懸けたわけじゃないからな」

(略)

「みんなが生きて、ここにいてくれる……それだけで、俺にとっては充分すぎる『褒章』だ」

 

1巻読んだ後、続きが気になってWEB版読みに行ったんですよね。

だから、カラー口絵で聖女三人のカラーイラスト見られたのが嬉しかったですね。

星眼の聖女ユーリリアス、眼帯してるのにかわいいし。この作品の挿絵だとキャラの眼が特徴的になっていますけど、そこが隠されているからか神の方にキラキラの効果は行ってるの良いな……。

ウォルカはアンジェが聖女であると知らないから、四人そろって並んでいる構図は読者にしか分からないものですけど、とても良いですよね。

福禍の聖女アルカシエルの聖女パワーで浮いてる謎物体も、イラストになるとそりゃ眼を引くよな……って納得がありましたし。

 

プロローグが、ならず者に利用されることになった少女ルエリィ視点。

仲間と和気あいあいと冒険者を楽しみ、中級と見なされるCランクに至ったものの……対モンスターはなんとかできても、対人の部分で警戒が甘く付け込まれてしまい、利用される状況に陥ってしまった。

……こんな悪意に満ちたイベントが、この作品の世界では珍しくないんだろうなぁ。ウォルカがダークファンタジー世界の創造主であるクリエイター(神様)に恨み言を吐くのもまぁ無理はない。

 

ただ、転生者で原作知識のあるってことを知らない他の面々からすると、普通に「神を恨んでる」認識になって歪んでいるのがまぁ……はい。

ウォルカが命を懸けたことで、執着強まってるパーティーメンバーとか、聖女の前でポロっと零しちゃうから、病みが深まっていくのでウォルカは毎回胃を痛めてますが、全て君の行いが跳ね返ってきてる結果なんだよ……がんばれ……。

 

ウォルカ、そうやってクリエイターへの恨み節を零すことはあれど、それはそれとしてファンタジー世界で「抜刀術」を極めるために厳しい修行に打ち込んだり。慈悲を与えようとならず者はまた別のところで同じことをするから、ならず者相手に情けは無用。それが次に奪われる誰かの命を守ることに繋がる、という祖父の教えを守って切り捨てる覚悟を決めているので、なんだかんだこの世界に彼なりに適応してはいるんですよねぇ。

その上で、原作では破滅するハズだったパーティーメンバーと一緒に生存するルートに入れたので、ある意味では万々歳。

死線を超えてより一段高みに行った剣術を極めるのに、義足だと不便だなぁ……みたいなシーンがあったり、胃を痛めまくってはいるけれど、ウォルカ的には現状にある程度満足してる、というのが特殊ですよね。

 

ダンジョン踏破事故が起きた原因であるパーティーに対して、思う所はあるかと聖女ディアに問われたときに「審問が正しく行われるならそれで」と言えてしまうのは、彼の強さではありますけどね。

……別の場面でロッシュから言われてましたが、「身を挺して行動できることは美しいが、欠点でもある」って言うのがまさしくそうなんですよねぇ。

パーティーメンバーの闇が深まっている中で、彼が今後どう生きていくのかは気になるところ。WRBも更新ペースゆったりなので、続きを気長に待ちましょう。

全滅エンドを死に物狂いで回避した。パーティが病んだ。

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「守るために命を張って、無事に守れた。みんながこうして生きtえ、いま俺の目の前員いてくれてる。……なら公開なんてないさ」

 

主人公のウォルカは、異世界転生者。

魔法が存在する世界でなら、創作の世界で描かれているようなトンデモ居合を実現できるのではないか、と幼少期から剣の修行に打ち込みまくっていた、修行バカの青年で。

無茶な魔法の使い方をしてるのを見咎めた魔法使いリゼルアルデが師匠になって、彼の剣術に光を見た少女ユリティアだったり、遥か南方にある戦闘部族出身のアトリとパーティを組んで、探索者としての活動を続けていた。

4人とも実力は確かでAランクにまでなった、将来有望な面々だったみたいですが……。

 

踏破報告が上がったダンジョン「ゴウゼル」へ揃って出向いた際に、奥に潜んでいた真のボスによってパーティは壊滅状態に。

そして、その絶望的な状況に至ってウォルカは自分が転生したのが、彼が前世読んでいたダークファンタジー漫画の世界であり……自分たちは、世界の残酷さを描くために序盤で死ぬモブパーティだったことを思い出すわけです。

 

元々絵柄は好みだったけれど、作者の癖は合わず……それでも絵柄は好きだから、イラスト集を見るような感じで流し見していたのもあって気付くのが遅れたとか。

……全く本筋に関係ないんですけど、「絵柄は好き。ストーリーは苦手」という割り切りして作品と向き合っているの、良い読者だなって思いました。まぁダークファンタジー世界で、悲劇にありふれているのでクソとか外道作者とか評したりはしてますけど。

 

思い出した時点でほぼ詰んでいる。

そんな中でウォルカは「どうせ死ぬのなら、死ぬまで足掻いてから死んでも同じ」と覚悟を決めて、足掻いて足掻いて……自分の剣技を一段も二段も向上させて、勝利を掴み取ったわけです。

元より命懸け、死ぬつもりだったウォルカ的には、片目と片足を失って剣士として戦うのには厳しい体になっても、仲間を守り切れただけで満足いく結果ではあったみたいですけど。

 

元より彼に惹かれて集まったパーティで、自分たちが何も出来ない中彼に負担を強いてしまった状況が、彼女達の心を蝕んでいったわけです。

……まぁ、これは病むよ。それだけの輝きをウォルカは見せたし、心焼かれちゃうよ。

現代日本製のものに比べれば不満点があるとはいえ、車いすもあるし。日常生活を送れる程度の義足なら……質はどうあれ存在する。ウォルカが日常生活を送るだけなら何とかなりそうな状況ではありますけど。

 

彼が無茶したら師匠は泣くし。彼が見せた剣技の輝きが失われるのが耐えられないユリティアは、及ばぬ自分を責めるし。アトリは彼に近づく障害全て排除しようとするバーサーカーになっているし。

ウォルカの胃が深刻なダメージ受け続けて、それの方が今の彼を苛んでいるのでは。

……いやまぁ、多少落ち着いてから剣を振るおうとしたとき、自分はこんな状態でも剣を捨てられないことに気付いていたり、ウォルカ自身も普通に業が深いタイプなんですよねぇ。ハッピーエンド主義だという彼の奮闘に期待したいところではありますけど……病み度がかなりヤバい段階まで行ってるように見えるので、難易度高そうです。が、頑張れ……。死神倒した君ならあるいは……!

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ちゃか

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