「それでだ、もしおれがこう言うことで柳の不安がいくらか減るなら――――俺は今までお前を見てきた結論として、はっきり言おう。お前はできる」
まず、この巻を読み終えて最初につぶやいたのは「続き物だったか……!」でしたよね。
目次をよく見れば最後が「終章」じゃなくて「間章」になってる時点で明白ですが。
その辺りすっ飛ばして本編読みに行ってしまったので……
三年総代の荻童を通じて、ロザリオ・サークルに依頼が持ち込まれて。
どの学年も総代は食わせ者って感じですが、三年のコイツが一番厄ネタなのではないかなぁ。
ロクでもないことしかしない感じがします。
今回彼から持ち込まれた依頼は「被服準備倉庫」の幽霊に悩まされている女子生徒のものでしたが……
調べていくとその女子生徒を追い込んでいたのも荻童自身、という質の悪さ。
まぁ、彼女自身上手く周囲と交流できなくて、孤立しがちだったって言うのもあって、荻童に従ってますけど。
卑屈すぎて、何とも言い難いキャラです。妹の調が快活だって言うのも姉として思う所があったんでしょうけど。
調は、姉を荻童から離したいと思っているけど、多分姉の方はそれを望まないんだろうなぁ。
その辺りのすれ違いが、次巻での肝になりそうな感じです。交霊を行った結果、柳の方に霊障が発生しているので、その辺りも気になりますが……あー、続き、早く出ないかなぁ。