行こう…迷宮の外へ!!
この世界の管理者の一人である黒い男。
禁忌によって色々と知識を得てしまった蜘蛛子は、いざという時の為に自らのパワーアップを誓っていましたが。
その標的として、地龍アラバを選ぶ辺り彼女もチャレンジャーというか。
まぁ、取る間を克服するという意味では理にかなった敵ではありますけど、スペック高いからなぁ……。
スキルなどを組み合わせた、正攻法ではない攻略法も考えていましたが。
もう一つの問題。蜘蛛子のスペックが高くなったために発見できた、蜘蛛子マザーからの精神干渉。
それに対抗して、マザーに攻撃を仕掛けたら当然の如く反撃を食らう羽目になって。
予想出来たことなので充分に対策して、罠に嵌めてましたけど……。自分が苦労した中層のマグマをトラップとして活用するとは、自由な発想しとるな……。
蜘蛛子が上層で暴れ回り、モンスターの配置が換わった問題。
当然、周辺国が捨ておくはずもなく。治療したケースもあるらしいから、手なずけるか無理なら討伐しろ、と言う指令を持った舞台が派遣されたそうです。
……状況次第で龍に勝てる蜘蛛子を相手にするには、あまりにも力が不足していましたけどね……合掌。
討伐体と遭遇した上に、敗走した連中が出たおかげで、蜘蛛子がついに地上への脱出ルートを発見できる運びになったのは、運が良いやら悪いやら。
蜘蛛子的にはラッキー。帝国的には、つつかなければもうしばらくは迷宮に封印できただろうからアンラッキーではあるな……。