気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

馬場翁

蜘蛛ですが、なにか?7

ico_grade6_3h

行こう…迷宮の外へ!!

 

この世界の管理者の一人である黒い男。

禁忌によって色々と知識を得てしまった蜘蛛子は、いざという時の為に自らのパワーアップを誓っていましたが。

その標的として、地龍アラバを選ぶ辺り彼女もチャレンジャーというか。

まぁ、取る間を克服するという意味では理にかなった敵ではありますけど、スペック高いからなぁ……。

スキルなどを組み合わせた、正攻法ではない攻略法も考えていましたが。

 

もう一つの問題。蜘蛛子のスペックが高くなったために発見できた、蜘蛛子マザーからの精神干渉。

それに対抗して、マザーに攻撃を仕掛けたら当然の如く反撃を食らう羽目になって。

予想出来たことなので充分に対策して、罠に嵌めてましたけど……。自分が苦労した中層のマグマをトラップとして活用するとは、自由な発想しとるな……。

 

蜘蛛子が上層で暴れ回り、モンスターの配置が換わった問題。

当然、周辺国が捨ておくはずもなく。治療したケースもあるらしいから、手なずけるか無理なら討伐しろ、と言う指令を持った舞台が派遣されたそうです。

……状況次第で龍に勝てる蜘蛛子を相手にするには、あまりにも力が不足していましたけどね……合掌。

 

討伐体と遭遇した上に、敗走した連中が出たおかげで、蜘蛛子がついに地上への脱出ルートを発見できる運びになったのは、運が良いやら悪いやら。

蜘蛛子的にはラッキー。帝国的には、つつかなければもうしばらくは迷宮に封印できただろうからアンラッキーではあるな……。

蜘蛛ですが、なにか?6

ico_grade6_3h

「この世界はもうどうしようもない」

「でも私たちは黙って滅びるわけにはいかない

「というわけで」

「人族を世界から一掃する“人魔大戦”を始めよう」

 

龍を撃退した事。さらには、支配者スキルを3つも取得している事。

それによって、ある人物に目を付けられた蜘蛛子。

転移魔法によって現れたものの、異世界言語が分からずディスコミュニケーション状態で困惑していた所に、なぜかスマホが降って来て。

 

不審な男が退場したと思ったら、不審な女と電話がつながるとか、イベント連鎖しすぎじゃないですか?

まぁ、不審な男が現れたからこそ、女の方も行動を起こしたのでつまりアイツのせい。

思わせぶりなことばかり言って、消える辺り女――邪神「D」も相当愉快犯というか。楽しければ何でもするんだろうな、という邪悪さが伺えて、キャラ造形としては好き。

絶対味方にしたくないというか、観察対象にすらなりたくないですけど。注目されてる蜘蛛子はご愁傷様……。

 

色々と謎が増えてはいるものの、スキルも充実して。ついに上層に帰ってこられたのは胸が熱くなる展開でしたね。

……常時威圧状態になるような称号を取ったせいで、狩りに支障が出ていましたが。

転移まで使いこなせるようになった蜘蛛子からは逃げられず。魔王スキルも取ってたし、マジ上層の魔王感がありますな……。

 

そして地道に狩りを続けて進化した結果、禁忌が10レベルでカンスト。この世界の真実を蜘蛛子が知ることになったわけですが。

魔王軍が戦争を起こしますよーって別視点が挟まって利していて中々に不穏です。

 

 

蜘蛛ですが、なにか?5

ico_grade6_3h

だが逃げない!!

マイホームを焼かれて逃げたあの時の思いはもうごめんだ!!

私は変わるんだ!!

 

中層で火竜と出くわしてしまい、戦闘開始。

竜単体でも大変なのに、タツノオトシゴたちと連携までしてきて。

自分に不利な環境でも逃げながら少しずつ敵を削ってる蜘蛛子が強い。

敵に毒耐性がないから、毒霧で範囲に継続ダメージまけるのが良いですね。

そして途中追い込まれながらも勝利を収めるんだからお見事。

 

迷宮内の食材(モンスター)が基本的にマズイため、地上で美味しい食事をとることを目標に定めて頑張ってますが。

こっちの世界の言葉しらないし、そもそも蜘蛛だし、と問題山積。まぁ、それでもただ生き延びるのだけじゃなくて、別の目的持てるようになったのは良いことですよ。

それだけ余裕出来たってことですしね。実際、色々とスキル獲得して、順調に強くなってるもんなぁ、蜘蛛子。

 

まぁ、そんな余裕――つまりは隙を持ち続けられるほど甘い場所じゃないですけどね、エルロー大迷宮。

蜘蛛子が倒したのよりも上位である、火龍の軍勢と蜘蛛子マザーのバトルに鉢合わせてしまって。

マザーが余裕綽々で蹴散らした後、下層に行ってくれたのは良かったですけど。生き残った火龍に目を付けられる当たり、蜘蛛子もついてない。

それでも意を決して、持てる手札を駆使して勝ち筋を見いだす辺りタフですよねぇ、ホント。


蜘蛛ですが、なにか?2

ico_grade6_3h

「うんうん。順調だね」

(略)

「じゃあ、戦争を始めようか」

 

2巻だと、概ね3つのパートが描かれています。

1つは蜘蛛子のダンジョン探索。1つは高位の貴族などに転生した転生者たちが集った学園パート。もう1つが、勇者と魔王のエピソードですね。

 

蜘蛛子は、上層に帰還するべく着々と成長していますね。

中層がマグマで満ちている上、火で攻撃してくる敵がおおく、子もにとっては大敵と言っていい場所で。それでも火耐性とったりして、出来る事を増やして竜すら撃破してるのは正直笑った。成長ぶりが著しい。

ただ、その傍らで都合が良すぎると言うか。あからさまな手心を加えられた場面なんかもあって、世界の怪しさが増すばかり。

 

学園パートは、概ね平和ではありますね。

一人転生時に性別が変わっていて、もう一人は竜種になっているという影響こそありましたが。3人で和気あいあいとやってたシュンたちが、かなり平和だったというのが良くわかります。

再会してみれば先生は秘密主義ではぐらかしてくるし。1人は宗教に染まってる。そして1人は、転生チートの影響からか不遜さに磨きがかかっている、と。

当然、そんな状態で穏やかに時間が進むはずもなく。トラブルを起こしていましたが……ユーゴーの行動が、行き当たりばったり過ぎる上反省もなく、ちょっと引く。

 

勇者パートと魔王パートは、現状だと蜘蛛子たちから遠く見えるんですよね。

ただ、勇者がエルロー大迷宮で「悪夢の残滓」と呼ばれる蜘蛛型の魔物と戦ったり、魔王が人に宣戦布告して、配下が勇者と戦う場面があったり。

蜘蛛子と学園パートに比べてスケールがデカくて、この世界ヤバいな……ってのが突き付けられます。

その戦いの結末が、王子である転生者にも波及するんだから、本当に容赦がない。


蜘蛛ですが、なにか?1

ico_grade6_3

今は少しでも遠くに逃げる事を考える。

こうして私は、マイホームを追われることになった。

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

読み始めた時にはWEB未読だったんですが。気になったので、つい最新話まで読んじゃいました。WEBの方はクライマックス直前、と言う感じでいいタイミングだったのかな。

そもそもBOOKWALKERでコミカライズセールしててそっちから入ったんですが、コミックと小説では印象変わりますね。

 

転生するシーンとかイラスト付きだと大仰ですけど、書籍版4行ですからね。かなり圧縮されてる。

あと、書籍版だと別視点のエピソードが増えていて、世界観が補強されてる感じがしますね。コミック1巻で蜘蛛子追ってきた冒険者たちの幕間とかもありますし。

 

蜘蛛子の一人称視点のノリが微妙に合わなくて、コミカライズ先に読んでて良かったなーという感じ。アレで展開かキャラとか把握できてなかったら挫折したかも。慣れちゃえば面白いんですけどね。

 

普通に授業を受けていた学生と先生が、何がしかの異変に巻き込まれてクラス単位で転生。その中で、ダンジョン内の蜘蛛のモンスターとして目覚め、弱肉強食の世界で生き延びる事を誓った子の話ですね。

スモールレッサータラテクㇳという、ダンジョン内でも最弱に近い種族画こそ会ったものの、異世界知識入りの頭脳があれば罠を張ったり色々と工夫できるわけで。

強敵相手に勝利をおさめレベルアップしたり、勝てない相手を見極めて逃げたり。ダンジョンの過酷さに手を抜いてないのは良かったです。


蜘蛛ですが、なにか?4

ico_grade6_3h

燃えるように生きて華のように散ってやろうじゃないの!!

 

虫系統のモンスターに比べると、中層のモンスターの絵面は目に優しいなぁ……。

溶岩のなか泳いで、火炎弾飛ばしてくるおっかない相手ではありますが。

おまけに、二体の地龍に続いて火竜にまで遭遇するんだから、蜘蛛子のエンカウント運バグってない?

 

蜘蛛子曰く、タツノオトシゴとナマズなモンスターは敵ではなくて、簡単に蹴散らしてますけど。

序盤の首を傾げているオトシゴとか、吸い込み攻撃失敗した後のナマズとか、つい笑っちゃう場面があって楽しい。

……まぁ、その後蜘蛛子に美味しく頂かれたんですけどね。世は非情。弱肉強食の世界なのだ……。

 

中層で戦った結果、さらなる進化の道が開けて。

小型種のままどんどんとスペック上げていきますねぇ。今回は称号を得ていた事もあって、なんか特殊ルート乗ったみたいですし。

2個目のヤバいスキル取得して、どんどん人外染みて来てるなー。いや元から蜘蛛ではあるんですけど。説明文の「神へ至らんとする」とか、判明してるだけでも厄ネタの気配しかしないんだよなぁ……。

 

とは言え、それらがあるからこそ彼女は戦って生き残り続けることが出来たわけで。

生き延びる事を考えると、選択は間違ってないんですよね。そして、「並列意思」という自分の意識を分裂させるスキルまで覚えて。

一人ノリツッコミは前々からしてましたけど、(実質)一人協力プレーまで出来るようになってどんどん隙が無くなってきますね。

 

そして、今回〈腐食攻撃〉を試していましたが……。

死に際の様子を見ると、彼女の元々の死因もこれによるものだったんじゃないか、という気がしてきますね。エフェクト同じだし。何があったんだろ。

蜘蛛ですが、なにか?3

ico_grade6_3h

「やったぜ!!」

「やっちまったぜ!!」

(略)

「やってくれたぜ!!」

 

蜂の縄張りから離れたかと思えば、今度は猿の群れと戦う蜘蛛子。

中々に波乱万丈な生活してますよね……まぁ、ダンジョンの魔物に、そうそう安らぎの時間とかなさそうですけど。

強い魔物がわりといるって言うのもそうですが、弱い魔物は弱い魔物で毒持ちが多いそうですし。

 

既にある程度の数は倒しているが、敵はどんどんと増え。

しまいには上位種までやってくるんだから散々ですよね……それでも諦めずに戦い続ける蜘蛛子が強い。

というか、よくもこれだけの猿がいたなってくらいの軍勢だったんですが。食料とかどうしてたんだろ。

蜘蛛子の毒が効いたってことは、毒持ち食ってるわけじゃなさそうだし。こいつらもダンジョンの壁食えるタイプだったりするのだろうか。

集団戦できるなら、大物も狩れるだろうしそうやって群れの食料まかなってたりするのかな。

 

なんとか撃退し、中層への道も見つけていましたが……

驚くことに中層はマグマで満たされた、灼熱の地形であった。蜘蛛子の武器である糸が燃えるし、そもそも無視である蜘蛛子自身が火に弱い。

これまで彼女が戦ってこられたのは、巣を作り、自分に有利な状況を作ろうと奮闘してきたからで、そもそもが不利な環境にぶつかるとか、中々鬼仕様……。

 

対抗手段を増やすために、進化したり新しいスキルを取得してましたが。あからさまに怪しいものの、破格の性能のスキルを取得したときの一人ノリツッコミが楽しかったです。

「鑑定」スキルもレベルアップでどんどん有能になってますしねー。称号関連の情報が出てきたのは楽しい。

 

描き下ろしまんがで「もうひとりの「転生者」」というのが乗っていましたが。

蜘蛛子以外の転生者が、覚醒する話。蜘蛛子と同じく、人以外への転生でしたが……

あの卵の強度と、人がわざわざ確保して持ち帰っている辺り、ただのトカゲではなさそうなんですが。なに……?

蜘蛛ですが、なにか?2

ico_grade6_3h

どうすれば生き残れるのか?

死にたくない

だから――――考える。

 

蛇と人間から逃げた先で、深い縦穴に落ちた蜘蛛子。

糸で壁に張り付いて、何事もなければ戻ることも出来たでしょうけど。

……そこは蜂型の魔物の巣窟になっていて。

攻撃から逃れるべく穴の底まで下りてみれば、さらに厄介な存在まで現れて。

 

龍までいるのか、このダンジョン。よくもまぁ、無事だな。色々と。

初回遭遇時には爪を振るって、目についた蛇を蹴散らしただけでしたけど。

ブレスまで出せるような存在がいて、ダンジョン良く原型保ってるなとは正直思います。

 

蜘蛛子も、スキルをいくつも覚えて、組み合わせて。

蜂相手ならそこそこ戦えていたんですが、龍の前には無力で。

上に素直に戻るルートは使えないことが判明し、素直に別ルートを探索し始めてましたが。

穴が予想より深かったのか、上層から下層まで落ちてしまっていて。

強力な魔物が多い層だと言いますが、この下に最下層まであるとかどうなってるんだこのダンジョン……。

 

新しくスキルを覚えて試そうとしてましたが。ささやき~が通じるって君は何歳だ……。

試行錯誤しつつ、妙に広いエリアに到達。

蜘蛛なんかになって、ただ一人ダンジョンをさすらって。ともすれば、どんどん暗くなっていきそうですけど、主人公が時々厨二感だしたり、コミカルな演出が入るのでスルスル読めますね。これは良いコミカライズ。

 

蜘蛛ですが、なにか?

ico_grade6_3h

生きる 生きる為に食べる

この世界で蜘蛛として生きてやる

生き抜いてやる!!

 

なろう書籍化作品のコミカライズ。原作は未読。

BOOKWALKERでセールやってたので手を出してみたんですが、面白いですね、コレ。追々原作の方も読んでいきたいな……

 

教室で授業を受けていたはずが、異常事態に遭遇して死亡。

そして、いざ覚醒してみたら……なんとダンジョン内に生息する蜘蛛型のモンスターになっていて。

同族喰らいは当たり前だし、人間に見つかったら確実に殺される。

それでも生き抜いて見せると気合を見せる蜘蛛子が強くて、実に主人公しています。

 

まぁ、強いのメンタル部分だけで戦闘力的にはあくまで蜘蛛。

ダンジョン内には毒を吐く蛙とか、石化させてくるバジリスクなんかもいて。

正面からぶつかると厳しいので、罠を張ったり対策をとっているのは偉い。

一番強い武器が「拾った卵」だったのも中々笑える。

巣をつくり比較的安全な狩りをしていたものの、人間に焼き払われて逃げる羽目に。一回は沈むけど、そのあと切り替えられるのはいいですねー。

主人公からして蜘蛛だし。ダンジョン内に虫型モンスターいるして、虫大量出現のコマはうわって声でましたね。虫、得意なわけでも無いので……。画がつくとインパクト凄いな……。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ