気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない2

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「施設ごとこの地に飛んできてしまって……こんなことになって、わたしは思うんです。あとで悔やまないよう生きていくべきだって。自分が本当にやりたいことをやるべきだって」

 

過去の大戦が起きた事態に飛んでしまった主人公たち。

歴史を替えながら、自分たちにできることをして、情報を集めたりしています。

今回の舞台は古代文明の遺産を活用していた都市アルフェ。

正史においては、遺産が機能を停止したことによって滅びに向かった都市ですが……ダナンの知識をフル稼働してそれを修復。

そしてそのままアルフェで行われる各都市との魔族軍対策会議に、ダナンも参加する事に。

 

エルドの婚約者となったこの時代の傑物スピカが今回もいい感じに動いてましたねぇ。

ケーネも優秀ですが、未来に生きている彼女からすれば馴染めない部分もあるわけで。そういった部分の不足を上手く補ってくれている。

更に今回兄が登場したことで、素の部分というか、これまでとは違う一面も見られて生き生きしている感じがして良かったです。

それだけに、途中の展開には辛いものがありましたがね……

 

一方でガゼットもなんか順調に魔族軍の内に入り込んでいると言いますか。

ダナンが人族を強化している一方、ガゼットが魔族を強化しているからなぁ……

どちらも目の前の相手を見捨てることが出来ず、泥沼に入っている感じはありますが。

ある程度の覚悟はそれぞれに決めているようです。

 

冥神の信者がなんらかの方法で未来の記憶を得ているのも、ほぼ間違いがなさそうだ、という所まで情報が得られましたが……

それはつまり冥神の信者たちの行動によって、さらに歴史に変化が生じる可能性も高く、前途多難です。

……作中の彼らだけでなく、このシリーズも前途多難のようで。担当編集の移籍に伴い終了となるとか。

別の形でお届けできれば、と言ってるのでレーベル変更して、という可能性がワンチャンあるかも……?

出来うるなら三巻以降の物語も読みたいものです。

 

高度に発達した魔法は神の奇蹟と区別がつかない

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「兄さんは、がんばってるよ。わたしは、知ってる。アレミアさんも、ケーネさんも、みんなが知ってるから。だから、元気出して」

 

かつていくつもの種族が滅びるほどの大戦が起きた世界。

ある一人の英雄の尽力によって、迫害されていた魔族も市民権を得て、平和な世界を実現し順調な技術発展を遂げていた。

主人公たちが通う魔道学院もその一つ。千年の時間をかけて、大戦のころより発展した技術を学べる、学府。

 

その女子寮が……なぜか千年前の大戦の渦中へ転移してしまって。おまけに、状況把握もろくに出来ていない転移直後に攻撃してきたのは、後に大戦の英雄となる人物で。

そうしなければ死んでいた……とはいえ返り討ちにしてしまって、今からタイムパラドックスが怖い。

主人公は重度のシスコンで、妹の様子を心配して女子寮に忍び込んでいたため、転移騒動に巻き込まれた男子。

唯一かと思いきや、別口で忍び込んでいた男子がもう一人いて。どちらも重要な役回りを果たしていくことになるんですが。

 

救国の英雄を倒したことを転機に、既に色々と歴史とは異なる展開になってます。

滅びるはずだった都市が生き延び、そこと交流することになり。なかなか強かな女性と知り合ったりと、イベントも順調に展開。

この転移事件を起こしただろう、黒幕たちの影も描かれていましたし。これからどうなっていくのかが気になる作品です。

他レーベルでのシリーズが打ち切りっぽかったので続いてほしいところですが、どうなるかなぁ。

 



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ちゃか

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