気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

高津カリノ

マリーゴーラウンド2

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「休日は平日余った仕事を片付けたり教育関連の本を読んだりしてます」

「休息素人じゃねーか」

 

1017話とオマケを収録。

婚活シェアハウスと言いつつ、各々に事情というか悪癖というかを抱えて集った、変人の巣窟みたいな状況になっていたわけですが。

社長、カップル厨というか……幼馴染兼秘書の青年から内心で「お見合い女」なんてツッコミ貰ってましたが。私財をはたいてシェアハウス買って、自分の生活が危うくなってるほどカップル観察に勤しんでるのは本物だぁ……って感想にはなりますね。

1週間で部屋を盛大に散らかせる能力の持ち主みたいなので、そうでなくても生活能力皆無っぽいですけど。自分の生活も大事にしてもらって……ついでに、周囲を焚き付けるだけじゃなくて足元も見てもらって……。

 

原中さん、妹大好きで妹とよくやれそう……どころか妹のタイプっぽい人を最初から捕まえてて、妹と元婚約者がよろしくやってるのむしろ歓迎するスタンスみたいで。

取られた側があっけらかんとしてるのに、相手側の方が胃を痛めてそうなのは……まぁ、結果的に元の関係は破綻したけど別に悪人じゃないんだよなぁ、というか。その胃痛の原因、君の姉なんだよな……というか。これもマッチポンプって言うのだろうか……。

馬崎が恋人役に扮して、妹と元婚約者と会う時に同行してましたが。仕事モードというか、スイッチ入ってしまえばちゃんと演技出来るあたりは俳優だなぁ……。

マリーゴーラウンド1

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「やる気出て来た やっぱ目標って大事ね!!」

「叶ちゃん…」

「努力は正しい方向に向いてやらないとただの迷走です」

 

とある名家で家庭教師をしていた青年、風間真理。

教え子が結婚したのを機に彼は、婚活を目的として設立されたシェアハウスに移り住むことにして。

しかし、そこは「婚活シェアハウス」と言いつつも、結婚する気のない男女ばかりが集まっているある意味事故物件みたいな状況で。

シェアハウスと言いつつ、個々が好き勝手過ごしていたので、シェアハウスである意味もあまりない状況になっていた。

 

真理は、以前教え子からされた恋愛相談に応えられなかったことを悔いていて、婚活シェアハウスに住んでいる人々から情報を得ようとしてきたようで。

彼はシェアハウスや、住人たちの抱えている問題の改善にビシバシ動き始めるわけです。

実家は和菓子屋ながら小説家として活動し、家との仲が悪い男子。

親の呉服店を手伝いつつ花嫁修業をしているお嬢様。

俳優として幼少期から活動しているものの……マザコンな男子。

シェアハウスを運営している結婚相談所の社長を助けたことで、部屋を貰うことになった少女。

アクの強いキャラばっか出て来てますが。気遣いが出来ないわけじゃないし、変なところで噛み合って面白いコンビが出来たりもしてるので、高津先生節が出てるなーとは思いました。



オウルナイト4

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「年甲斐ないと思うかもだけど 若者達よ覚えておいて

 世の中にはどんな事にも需要があるのよ!!」

 

オウルナイトでコスプレイベントやりたい、とノリで英知が言い出して。

英知が「女の子たちと相談してOK出ればよくないですか」と言うのに、今の制服より露出度が高い服はダメと言われた上、英知も女子カウントに入ってましたが、ノリと口下手と勢いとおバカの4人衆だから「お前たちの相談は信用ならない」と言われてるの、笑った。笑い事じゃないが。

 

チャイナ服というまぁ無難なところに落ち着いてたのは良かった。

詩衣奈ちゃんのデザインがやっぱり好きなんだよなー。可愛い。そしてそんな彼女に接客させて、大神くんにヤキモチ焼かせるの楽しんでる白樺さんよ。

癖つよ客多いよなぁ、本当に。キャストも負けない位の個性もったメンバーではありますが。

No.1な恵夢ママが登場して現場に出たりする回もありましたが、娘の友達と思われている西園寺の前ではいつものノリにならなかったりするの、ちょっと笑えた。



 

オウルナイト3

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「…英知君は 猫ちゃんとか動物さんが可愛い時は張り合っちゃうのに

 あいちゃんが可愛い時は もっと見たいしもっと可愛くなって欲しいって思ったんだね

 あいちゃんの事 とっても好きなんだね」

 

ノエルの太客、中さん。

過去の恋が忘れられず……その相手がノエルなんだから、実際のところ引かれあってはいるんだろうなぁというか。ノエルもノエルで引きずりまくってるからな……。

バレたらバレたで引きずりそうですけど、最終的にそっちの方が早く落ち着きそうだから、早くネタバラシした方が傷は浅く済むと思うぞノエルくん……。

実際対人関係能力が低いあいちゃんに「ノエルは中さんに好かれてるけど、信頼されてないと思う」というストレート放り込まれて固まってましたからね……。もうちょっと頑張れ。

 

アホの子恵夢ちゃん、ノエルのもう一人の太客西園寺と不思議と仲良くなっていってるんですが。

女の子苦手だったのに、なんだかんだ相談に乗ってあげてる西園寺君、人が良いなぁ……。心配して見守ってる大学生三名もノリが良くて好き。笑った。

大学生組、西園寺も同じ学校で昼に校内であったときに接客のノリもってきて「夜の店感を出すな!」ってツッコミもらってたりして、仲良いよな。



オウルナイト2

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「人生は短いんだよ 今日が一番若いんだよ!! 無為に過ごしちゃだめだよ!!」

 

負担軽減のためにボーイを求めていたのに、英知が接客もするようになったことで結局目的は達成できず。

新たにボーイを求めた結果、詩衣奈の幼馴染である大神君が、紆余曲折ありつつも新規採用されることに。英知をどうこうするのではなくて、新規採用に踏み切ってくれてるのは割とホワイトなのでは……? 

人手不足だけど別部署からのヘルプでどうにかしていくことにして全く新人取らない職場とか、ありますからね…………という闇の吐露はさておき。

 

大神くん、詩衣奈が絡まなければまともなので実際良い人材確保できた感じはありますしね……。からかうと面白いから、と詩衣奈ちゃんのエース客にもちょっかい出されている部分ありましたが。

まー、素直になれない大神くんが悪い部分も、まぁ……うん。

素直になれないでいえば、ノエルのふと客である女性との過去に関しても秘め事を抱えたまま関係を続けていて、どうなるやらって感じですが。

 

ウジウジしてる男性陣をみると、ポジティブでアクティブな英知くんが異質なんですが、だからこそ化学反応発生して面白くなってる感がある。

英知くんも時にすごいポンコツになるからな……。面白い人材と客しかいないあたり、引きが強いよオウルナイト。

オウルナイト1

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「ありがとうございます ノーと言える若者です」

「ところでボーイはその制服ではないのだが」

「ノー」

 

二十歳の大学生男子、宇佐木英知は意を決して夜の街に繰り出して……謎のキャッチに捕まることに。

そこがクラブ「オウルナイト」。男性も女性もキャストとして働く不思議な店で有り……英知を捕まえたのは、ボーイのバイトを欲していたのに誰も来なかったためにひとりアグレッシブな行動をとった結果だったようですが。

実は英知くん、女装が趣味の元気な若者で有り……。ボーイ募集に乗っかってバイトを始めたはずなのに、女装姿で活動していることで、なんか接客も始めたりして。自由だな……。

 

可愛さ一番で暴走しがちな英知くん、かなり尖っている人物ではあるんですが。

オウルナイトのマスターは、足に怪我して杖を突いているものの、いざとなったら武器にする気だし。ナンバーワンは過去の事故で大怪我して、結果的に整形したイケメンだったり。

バカ真面目な女子大生で、お客さんとの交流の際も勉強を見てあげている子だったり。

実は元ヤクザの娘らしい子とか、アホの子とか、変わったキャラばっかりでよくもまぁ店続いてるな……という感はありますが。ノリが楽しいのでとても良かった。

詩衣奈ちゃんの大学ルックが判明する「僕らは強い」1コマ目の姿とか可愛くて良かったな。



ダストボックス2.5 8巻 WEB版

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「結婚する前は声優辞める気だったんだけど」

「「こらー」」

神君が代わりに説教してくれたのでファンの気は治まった

 

日歌里嬢が幼少期、テレビをずっと見てたということですが……子役時代の神君が出てるCMに惹かれていたというあたり、声フェチ恐ろしい。

吊橋家の三つ子たちの出てくるエピソードも結構あった印象。……あの姉にしてこの弟ズありというか、癖の強い子たちだなぁと思いました。

 

ホラーな三つ子ごっことか、実際にやられると迫力ありそうではある。他人事だと笑ってみてられる。そのあと、おゆうぎ会の準備でお姫様やる3つ子とグッズの人形を置いて「吊橋勇羽ハーレム」やってる早乙女もかなり面白い絵面でしたけどね。

というか振られてからの早乙女、ファンクラブ宛てに花送ったり面白人間度が凄い上がってて笑える。

 

声優になるまえ引きこもっていた静真。家事を色々やってくれる便利さから、母からも叔母からも、「家に居てくれると楽」と受け入れられかけていたのを、しっかり発破掛けて追い出した姉はグッジョブ。

「早く出ていけ」という物言いと、凄い目つきでしたけど。優しいと書かれているのも間違いはないだろうなぁ。……荒療治ではあるのは、それはそう。


ダストボックス2.5 7巻 WEB版

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(私お兄ちゃんを信じてる!!)

「お願いします」

 

ナンバリングついてますが、作者さんTwitterにて掲載された描き下ろし4コマが、フルカラーで収録されているオマケ短編集……みたいな感じ。

時系列的にも日歌里移籍前のやつもあったり結構バラバラですが、コミカルな作風を前面に出してて、このノリの方が好きだなーと思いました。6巻の伏線回収というか、畳みにいくシリアスさましたエピソードも嫌いってわけじゃ、ないんですけど。

 

オマケ短編でも存分にネタにされてる勇羽ファンクラブ、個性強いですよねぇ。それに対する勇羽のツッコミも愉快ではある。イベントグッズの案を募集して、ゴミ拾い用と思しき火バサミまで混じってたやつとか地味に好き。

その後の公開トークで「私より目立たないで!」みたいなやつも笑えた。

 

早乙女が急な依頼を断った後、急な依頼を回された2人の反応が見られる「なるほど3」の4コマとかも好き。

橘先生絡みの社長は……どんどん癖が悪い方に転がってる感じがして怖いんだよなぁ。なんだかなぁ。

ダストボックス2.5 6巻

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「ファンも好きな人も大事だけど そのせいにしてやりたい仕事を諦めるのはただの意気地なしよ!!」

「自分の仕事は 自分のためにやるのよ!!」

 

シリーズ完結巻。

思った以上に状況が変動していったなぁと言う感じですが。

まさかのマネージャーへプロポーズした星人。なんか変に歯車がかみ合って受け入れられてしまったのには困惑するほかない。

結婚話が出て動揺している会長相手にカイ君がしれっと言質取りに行ってる辺り末恐ろしい。

 

橘先生の作品のアニメ化が決まったりなんだかんだと状況が進行。

勇羽がテンション高くいつも通りに早乙女さんにプロポーズして、受け入れられた後に、諸事情あって袖にするみたいな予想外の展開もありましたが。

その一方で、これまで上手くいってなかったみことの恋の方が進展するのは意外と言えば意外。

 

静真と日歌里の関係も進んだというか、変わってはいくようですし。

主人公も最後には今までと違う笑顔に慣れたので良いシリーズだったのでは。

ダストボックス2.5 5

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「えへへつい…」「無限回収しちゃって…」

ガチ中のガチだ

 

かつての知り合いと主役争いをして敗れた神。

しかし、準主役級の役を貰い……勝った竹林君が実にうるさいな。

そのエピソードの間に神の手刀を叩き込まれて、沈黙する羽目になってましたが。

それを目撃していた梅木が、零した後輩はいう事聞いてくれない……と言うのが実に的確で笑ってしまった。

 

面白さで言えば勇羽ちゃんと、ファンクラブの方々の独特な距離感も相変わらずで楽しいですねー。

声優ファンクラブだけど、声優関係しないところで集ってゴミ拾いしてるとか地域貢献が凄い。

 

星人が相変わらず変わってるけど、実力はあるんだよなぁ……というエピソードもありましたが。変わってる方に全振りして加速しなくてもいいんだよ?

え。最後一体何が起こったんですか。何もわからない。

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ちゃか

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