気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだがどう愛でればいい?

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだがどう愛でればいい?12 限定版

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「私やバルバロスをたすけてくれて 今度は私の部下を救ってくれると言ったのは」

「他の誰でもない ネフテロスなんだ」

 

ネフテロスが教会でシャスティルに保護されて。

それについて、ザガンについては隠したいと振舞っている……のをザガンが察した上で、その意思を汲んであげるの、何だかんだ良い関係ですよね。

ポンコツな時もあるけれど、魔王ザガンが「守ることに関しては有能で、背中を預けられるくらい」である、と言ってるのかなり高評価ですよね。

そんなシャスティルが、ネフテロスに対して「逃げることも出来たのに、守るために残ってくれた」と聖騎士たちへの援護を評しているの、凄く好きです。

 

仕事中は本当に有能なシャスティル、共生派の旗印として本当に良いキャラですよねぇ。

……この後、シャスティルが身内にだけわかるように、隠しつつ話していたら「お前がラーファエル殺しを主導していたように見えるぞ」とか言われたり、実際暗部に狙われたりしたりして、ちょっと抜けてるように見える部分もありますが。

まぁ暗部の襲撃に関しては、失言と言えるのも確かではあれど、暗部に狙われてた状況だから、あれが無くても一回襲撃はされたでしょうけども。

バルバロスが魔王候補としての意地を見せたり、ネフテロスが治療を買って出たり教会組の関係が出来ていくの好きです。

限定版だとマンガ第一話の「これが、ふたりの長い共同生活の始まりだった」という月下で見つめ合う2人のシーンを再現したSDキャラのアクリルジオラマついてるんですが、実に可愛かったです。

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?18

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「実体験のない僕が言っても説得力がないとは思うけれど、きっとそれに相応しい瞬間というものが来るよ。そのとき、気後れしなければいい。キミなら大丈夫だ」

 

目的としていた魔王フォルネウスは死んでしまった。

けれど彼の刻印を継いだ《雷甲》のフルフルと、彼女が大切にしている聖騎士長のミーカを確保することには成功したシャックス達。

そして2人を連れて彼らの王である、ザガンの下へと連れて行って。フルフルがザガンから提示された2つの選択肢に納得せず、別の道を望んだのは未熟でもなるほど魔王だなぁって思ってよかったです。

 

まぁ最長老と呼ばれたマルコシアスが暗躍している状況では、かつての魔王候補といえど安心できる状況ではなく、このままでは直ぐに殺されて刻印を奪われるとザガンは予想していましたが。

その欲深さを認めて、彼の下で学ぶことを許してくれたのは良かったですね。シャックス達を信頼しているけれど、それはそれ自分の目でも確認しようという姿勢も良し。

 

ザガンも今はいろいろとやるべき事を抱えている状況で、そのタスクをいくつかは部下に任せたりしていたわけですけど。

魔王や魔王候補と接点を持つ交渉は、フォルネウスの一件のように会うまでは上手くいったとして、マルコシアス陣営の妨害が入ることもあって。上手くいったりいかなかったり。

流石に相手もさるもの、というか。排除するべきと認めた相手にしっかり戦力差し向けてくるの、厄介過ぎるな……。

 

べへモスとレヴィアもまたそうやって人探しをしていたコンビであり……彼らが探していたのは魔王《黄金卿》フェネクス。生贄魔術の祖と言われる人物であり、口ぶりは妙に小物臭いけれど、アスモデウスから今の魔王武闘派トップスリーに挙げられるほどの人物でもあって。

長い年月をある目的の為に流離っているような、変わり者であったようですけど。それがザガンに接触した結果……フェネクスは自分の運命を変えうる可能性を見たわけですから、ザガンの研鑽の成果が出ていて良かったですねぇ。

 

一方マルコシアス陣営も着実に動いていて。

ザガンの城に直接乗り込んだり、他の魔王に書簡を送ったりして、今の魔王を集めたいと言い始めたの怪しいなんてもんじゃないですよねぇ。他にもいろいろと実験してるみたいでしたし。

アスモデウスもまたマルコシアスが動いている隙に、色々と準備を整えてるみたいですし。最後のザガンとネフィのシーンは良かったですけど、上下巻の上巻扱いみたいですからこの後どんな展開になるのか興味津々です。

……それはそれとして、今回ザガンが某人物を「最も恐れるべき存在になった」と評していたのに、その時その人物が抱えていた「やる事」がアレなのは……うん、丸くなったというかなんというか。笑ってしまった。

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「遅くなってすまない」

 

ザガンがフォルに頼まれて絵本を読んで、そこで「付き合っている男女はデートをする」という話になって。

ネフィとのデートの下見をするべく街に繰り出す魔王っていったい……。そんな彼だからこそ、臣下たちにも愛されるんでしょうけど。

一応、魔族という脅威への対処についてだったり、エルフの里から持ち帰った資料を見直して、13本目の聖剣という情報について得たりして。シリアスの要素はあるんですけど、ネフィが絡むと基本的にゆるくなるからなザガン。

 

一方で、ネフテロスはビフロンスの下から出奔することを決意。

捕まえようと思えばすぐに出来ただろうに、キメラに追いかけさせて時々顔を見せてちょっかい出しに来る辺り、ビフロンスは本当に性格悪いですねぇ。

逃げ続けたネフテロスを救ったのが教会の騎士達だった、というのも熱い。ネフテロス、狙いは私だからと騎士達を庇おうとすらしましたしね。

それでも退かない騎士達がモブだけど格好良かった。……まぁ魔王さんのキメラなんで、普通に蹴散らされてしまったんですが……。

 

絶望的な状況で駆けつけたシャスティルは、聖騎士長という役職に相応しい格好良さがありましたね。

街に出たザガンは、ごろつきに絡まれている少女たちを目撃することになって。介入するタイミングをうかがっていたら、相手が先に気付いて速攻で逃げたの面白かったですね。

 

黒花がついにコミカライズにも登場して、あちこち可愛いので今回読んでて楽しかったです。「無一文だろう」とか言われて衝撃受けてるシーン、表情豊かで笑える。

あと「妙なやつらと知り合ってしまったな…」のコマ、黒花はまだ抵抗しようという素振りがありますけど、クーはなんだかんだで楽しんでそうな雰囲気あるのも面白い。

刺激的な服装も良かったし。今からでもその服装を未来の某魔王に見せようぜ!! 

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「窮鼠猫を噛むってことわざがあるだろう? 臆病者を追い詰めちまったときは、気を付けた方がいいぜ?」
「是。貴殿のような男ほど、恐ろしいものでございます」

 

聖剣を破壊するという目的のため、魔王候補だったウェパルと交渉することにしたザガン。ウェパルが「まともに交渉ができる相手久しぶり」とか零してるのには、こっちもつい目元に涙が……。

ネフィがエリゴルから告げられた「いずれ世界を滅ぼす」という予言について、ザガンに相談したり。ふらっとやってきたアスモデウスと情報交換したりと、ザガンは陣営が広がり身内が増えたこともあって、対処しないといけない範囲がどんどん広がってますねぇ。

 

そうやって慌ただしい中でも、ネフィとのイチャイチャには全力なのは良かった。

某おばありゃんの策略によって、バルバロスとの関係が周知されてしまったシャスティルは、ポンコツモードが長引いていて……フォルがネフテロスから苦言を零されるくらいだったようですけど。

シャスティルの母がバルバロスを認めているの、良かったですねぇ。……シャスティルの母だなぁ、って思う部分が多かった。

 

ただ、今回メインのエピソードは表紙にもなっているシャックスと黒花が、ザガンから任された依頼に関して。

最長老マルコシアスが蘇ってますが、まぁおいておくとして。現存する最古の魔王フォルネウスとの交渉を任されているとか、思った以上に重大任務だな。

シャックスも今では魔王なわけで、シャスティルの共生派への配慮というか、教会として魔王同士の会合に関与しないわけにもいかず、聖騎士長第十二位のミーカが派遣されることとなって。

 

自分に自信が無くて「魔王の監視」を任されたとき、死を覚悟して保証金で家族生活できるかなぁ、とか考えちゃう小心者ではありましたけど。そこはやはり聖騎士長。

善良な性質と確かな実力があって、ちょっかいを出してきた魔王グラシャラボラスを警戒させる、という精神的なコストを払わせていたのは見事でした。

……まぁ、まだ若くて未熟な部分があるのも確かで、魔王の強かさは厄介でしたが。彼がいなかったら、もっと危険な状況になっていたわけですし、大金星と言っていいのでは。

ザガンもシャックスを信頼して任せていたわけですが、全てが思い通りにはいかず。でもまた次代に続くだろうピースを掴みとったので、未来につなげてほしいものです。

 

というかシリアスパートでは魔王としてのシャックスの意地と剣侍としての黒花の覚悟が見れて格好良かったですけど。

日常パートでのシャックスと黒花のイチャイチャも良かったですよね。黒花がシャックスへの好意を隠さず、懐いた猫みたいに頭ぐりぐり押し付けてるのとか、可愛くて良かったです。

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「だから俺はこれが魔族を知る機会だと考えている

 お前は魔術師ではないが 学ぶ機会を無駄にするな」

 

ザガン達を足止めしようと攻めてきたオリアス。

神霊魔法はザガンがくみ上げた「天鱗・竜式」によって阻むことに成功したものの、オリアスも目的をもって仕掛けてきているので引かず。

魔族召喚を行った相手に対し、他の面々は焦って攻撃を仕掛けていましたが……ザガンは、魔族が強大なことを知っているからこそ、対峙してその力を測りたいと考えていて。

 

実際、魔王となってからの積み重ねによって撃退に成功してましたから、お見事というほかない。

効果がなかった場合は無謀と称されたでしょうけど、成し遂げたなら王道ですよ。

オリアスの過去回想が追加されてて、彼女の理解度が増したのは良かったですね。……目的を達成したものの代わりに全てを失ったという、痛ましい過去ではありましたが。

オリアスが隠そうとした事情を察したうえで超えて見せて、自分の望みを告げたザガンは格好良かったですね。

……愛するネフィの前だとポンコツ気味ですけど、しっかり魔王やってて偉い。

 

オリアス周りはシリアス要素強かったですけど、たまに入るコミカルな演出も良かったです。

48章と49章の間にあったオマケ1コマで、避難中のキメリエス達が呆れ気味の顔してるのとか。111Pのキメリエスが「色々あって吹っ飛びました」と言ってるところの書き文字が、ドーンとかじゃなくて潔く「サラチッ」ってなってる遊び心とか。

巻末オマケ扉絵の「ゆらゆら・ゴツゴツ・ペラペラ」三人衆とかも好き。

悪友の俺がポンコツ騎士を見てられないんだが、どう世話を焼きゃいい?~まどめ外伝~

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「私やります…やってやりますよ!」

「一緒に不届き者をとっちめてやりまそうね! バルバロスさん!」

「お…おぅ…」

 

『魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?』のスピンオフコミカライズ。表紙を飾っている、聖騎士長シャスティルと彼女の護衛任務についてからのバルバロスについて描かれています。

ザガンも治癒魔術の使える魔術師の派遣を考えていたり、そもそもバルバロスの護衛もザガンから持ち掛けられた話だったりして、教会のこと全く気にかけてないわけではないんですよね。

ただどうしたって側にいるネフィの事とか、魔王関連の事に焦点が当たりがちなので、スピンオフでちょっと事情が見えたのは面白かった。

 

修道女見習いとなったレイチェル、小説16巻で先に拝見していたんですが。

最初は初々しかった、って言おうとしたけどそうでもないな。むしろ最初からゴメリおばあちゃんとかみたいな、愛で力に全力注げる類の人間だったわ。

見習いになったばかりなのは本当で、この教会の状況について疎かったりするんですが。そういう純粋さはシャスティルの助けになってくれることでしょう。

初日から激マズ紅茶で死にかけて、なお2人の関係を見守ってくれている精神は素晴らしいので、これからも頑張ってほしい所。

 

……濡れ衣着せられそうだったことや、慕ってるシャスティルが狙われたことに怒って、バルバロスもびっくりする剣幕で犯人探しに乗り出せるんだから、素質はありますよ。

魔王候補のウェパルもこっちで先に登場してたんですかね。ここでバルバロスの変化を見ててもなおあの態度だったのだろうか、と思うと16巻がますます味わい深くなるな……。

まぁ悪評流してる犯人への対処法第一手が「殺す」な当たり、根っからの魔術師なのは変わりませんからね……。

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「いや…頼りにしている」

 

漫画で描写が増えると、小さくなったネフィが本当に可愛くてたまりませんね!

帰ってきた直後のネフィをザガンが抱えていて、なでなでしてるフォルが可愛い。

幼児退行してぽてぽて歩いてたり、他のキャラと絡んでるシーンの幼い純粋さが本当に良いなぁ。

 

そしてこれだけ可愛いのに、疑心をもった村人たちには受け入れられずに忌み子として迫害されていたのだと思うと、心が痛むなぁ。

村を破壊してやろうと思うザガンを、いいぞやれやれと応援したくなる。ネフィのため、なんて言い訳はせず俺が壊したいから壊すと責任を負おうとするザガンの事好きです。

 

ネフィ以外の他のキャラもデフォルメされた表情可愛いですよね。

「同類を見る瞳」でキラキラしてるシャスティルと、絶望顔になってるネフテロスとか。その後の「わりと助けてやってるよね」ってやってるバルバロスとか。

おちょくられてもすぐ立ち直るシャスティルとの違いだな…ってザガンが想像してる場面とかも笑える。

 

微笑ましさを見せつつも、咲いている花から環境の変化に気が付いて、その後すぐに対策について話し合いが進む辺り、有能なんですよねぇこのメンバー。

閉じ込められたことに魔王候補たちが冷や汗かいてる中で「力尽くで敗れる」と言い放つザガンの頼もしさよ。

巻末のSSで「ウォルフォレの〈魔王〉観察日記3」として、隠れ里を訪れた時のフォルの心境が分かるの良かった。楽しみつつも、彼女にとっての帰る場所が既にあるの良いなぁ。


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「シャスティルさんが知っているバルバロスさまを、信じてあげてください」

 

祝、アニメ化!!

まずはめでたい。お祝いしたいですね。手島先生の作品好きなので魔奴愛がアニメ化してくれるのは本当に嬉しい。

 

シャスティルの誕生日が迫る中、未だにプレゼントを選べていないバルバロス。

先日の騒動で魔王になることは出来なかったものの、魔王候補の中ではトップクラスの実力者であることは変わらず。

そんな彼を引き抜こうとマルコシアスに与した魔王、エリゴルが接触してくることに。

他にも準魔王候補であるウェパルがキュアノエイデスに足を運んでおり……ゴメリから持ち掛けられた取引の対価としてバルバロスと会話する必要が生じて。

 

……元々の悪癖から評価が地に落ちていて、対面する覚悟を決めるのにも時間がかかったり、バルバロスの悪ぶる言動を悪い方に取られたりしてコントみたいな状況になってたのは面白かった。

いやまぁ、バルバロスはシャスティルへの恋情を抱いたことで丸くなったけれど、クズな性質がなくなったわけではないので、ウェパルの評価もあながち間違ってないんですけどね……。

 

嫁へのプレゼントを準備してウキウキなザガンでしたが、聖騎士長となったリチャードから相談を持ち掛けられて。

今回登場したウェパルの研究内容も関係してきそうな感じで、タイミングがバッチリだなぁとは思いました。

戦力向上しているザガン一派では、魔王となったシャックスと黒花を異国に派遣する余裕があったりもするんですが。それでも最長老マルコシアス達は甘く見られる敵でもないし……ここにきて魔族の脅威が迫ってくるんだからたまりませんね。

なにか事情を抱えているようで、試す素振りもありましたが。今のザガンですら不足してるとか、いったい何を望んでいるのだろうか。

未来視の能力をもったエリゴルがネフィに対して辛辣だったり、まだ不足している情報があるなぁと言ったところ。ザガンには是非障害を乗り越えて欲しいものですね。

……というか、封書の魔術が進化しすぎていて、ゴメリに与えてはいけないものを与えてしまった感が強いな。愛で力おばあちゃん、次に何を撮るだろうか。

今回の一件で満足してしばらく大人しくしてくれないかな。無理か。


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「俺がこの世で一番許せんのは、嫁とのデートが邪魔されることだ」

 

シアカーンとの戦を終え、今度こそ嫁の誕生日を祝うための準備を整えようとするザガン。

相変わらず愛してますねぇ……。まぁ、そうやって嫁の為の仕込みを行いつつ、事後処理もしっかりと行っていたようではありますが。

奮闘した配下に休暇を出したり、表向き死んだことにしていたラーファエルの偽装が露わになったから一時的に身を隠す必要が生じたり、などなど色々と事情が重なって手が足りくて終わってない部分もあるようで。

 

そんなタイミングで元魔王のアンドレアルフスが乗り込んできて。

彼が面倒を見ることになったネフェリム達を住まわせる街を作り上げるところまではやったそうです。ただ、希少種の集まりでもあるネフェリムを守るのに、現役の魔王の後ろ盾が欲しいとザガンに話を持ってきて。

ただ敵対したネフェリムを蹂躙したのもザガンなわけで、生き残った彼らの心情的にもザガンが庇護するのは悪手。

 

そこで候補に挙がったのが、戦場で力を示し守るために戦った賢竜オロバスの娘であるフォルで。対処できる人材が出てくるあたり、ザガン陣営本当に層が厚い。

また、魔術師と教会の間の確執についてもシアカーンの記憶を見たゴメリが放っておけないと言い出して。それに関しても手を打つことになっていましたが……。

良い神輿になりそうなのは確かですね。どっちも鈍いところあるから、こうやって背中押さないといつまで立っても一線超えられないだろうし。

……まぁそれは嫁と公言して、イチャついてるネフィと未だに「夫婦」ではなく「恋人」にとどまってるザガンにも返ってくるんですが。まぁ、ザガン達はこれでもスローペースに進んでるから……。

 

魔王が大分入れ替わりましたけど、今何人明らかになってるんでしたっけね。

主人公陣営にザガン、ネフィ、フォル、シャックス。記憶喪失のフルカスも保護してる。

復活したマルコシアスと、彼の呼びかけに応えた魔王たちがグラシャラボラス、アスモデウス、エリゴル。

一時的にザガンに手を貸してるけど、多分マルコシアス寄りなのがナベリウスか。

こうしてみると13人中10人までは出てきたのか。……誰か漏れてたらすみません。

どんな魔王がいるのか気になるので、シリーズ中に出て来てくれると嬉しいんですがどうなりますかねー。

 

今はまだザガンと敵対する気はないとエルゴルは言っていましたが、それはつまり準備が整ったら敵対するつもりってことですよね……。

なにか企んでいるようですし、ザガン達がそれにどう対応していくのかも気になるところです。続きが楽しみ。

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「…どこまでも…お供します どこまでも連れて行ってください ザガンさま」

「うむ」

 

原作だと4巻のエピソードに突入したコミカライズ。

魔術師にはあくの強いキャラが多いものの、ザガンはしっかりと働きには褒美を返す主義で、意外と裏切られずに平穏な日々を過ごしている模様。

マントを返しにネフテロスが城に踏み込んできたとき、侵入者対策に構えこそしたものの「なんだよ紛らわしい」って去っていくモブ魔術師たちが妙に笑えて好き。ザガンに感化されてるなぁ。

 

人員が増えて慌ただしかった城が落ち着いて来たので、ネフィは祖先であるハイエルフのことを知るために、彼女の故郷でもあるエルフの里に行きたいと考えていて。

他の魔王の存在があるから彼女を一人にするわけにいかないって理由もありますが、一緒に行く前提で彼女を探していたのがとても良いですねぇ。

 

煉獄を介して先についていたネフテロス達が囲んでいた鍋が、話の間に「わたしが作りました/(くそまずい)」って小ネタ放り込まれて笑った。

その後ネフテロスから「さっき会った魔術師(チンピラ)※人の話を聞かない」扱いされてたのとか、愉快でしたねー。

ゴメリが好き勝手してて、ネフテロスに苦手意識芽生えてたのも中々笑えるポイントですが。

悲惨な人生を送っていたザガンとネフィですが、「わたしの人生はザガンさまと出会った時にはじまった」と、生きるために前に進もうとするシーンもとても良かったです。まぁ、魔王の暗躍によって幼女化しちゃうんですが。可愛いからコレはコレで。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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