気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

鵜飼沙樹

異世界拷問姫

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「余も貴様も――――天と地のあまねく全てから見捨てられて死ぬのだ」

 

残酷に殺された、罪なき魂として異世界に召喚された櫂人。

彼を呼び出したのは自らを「拷問姫」と称する美少女エリザベートで。

彼女は、人の苦痛によって力を得る悪魔とその契約者を討伐する任務を負った咎人で。

櫂人に求められたのは、悪魔と戦う兵隊の役割ではなく、彼女自身に仕え雑事をこなす執事の役割で。

 

料理なんかを提供していますが、櫂人の料理の腕は壊滅的で。

奇蹟的な不味さを発揮しているとかなんとか。エリザべートのマズイ食レポはちょっと笑った。

他にも笑える一コマなんかはありましたが、全体的には凄惨の一言。

悪魔が人の苦痛を糧とすることもあって、地獄同然の光景を容易く作り出す。

無残に殺された亡骸。遊びの為に連れてこられ殺される子供たち。

そうした悪徳の輩を、エリザベートが討ってくれたのは痛快ではありましたが。

 

彼女自身も咎人であるがゆえ、悪魔をすべて討ち果したら、処刑される運命にある。

……どうしてそのような状況になったかも描かれていましたが。

圧倒的に、救いが足りない世界というか。彼女自身は、自分の辿り着く果てすら理解し飲み込んだ上で、悪魔を殺してるみたいですが。

櫂人にしても、先が見えない状況ではあるよなぁ。主人はいつか殺される運命で。

その従者として召喚されている以上、最後まで傍にいれば一緒に処分されかねないとか。

目的達成しても全滅エンドまっしぐらな感じですが、何かしら救いがあってほしいものです。

異世界拷問姫 (MF文庫J)
綾里 けいし
KADOKAWA/メディアファクトリー
2016-04-25
 

異世界迷宮の最深部を目指そう6

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「何があろうと相川渦波はローウェンの親友だ。僕は苦しんでいる親友を放ってはおけない。戦おう、ローウェン。それですべての答えが分かる。ローウェンの『未練』は晴れ、僕たちの約束も果たされる」

 

舞闘会の決勝戦へ向けて。

記憶を取り戻したカナミは行動を起こす。

まずは、エピックシーカーで共に過ごしたスノウを、一緒に仕事をしてきたパートナーとして説得。

 

その後に同じように記憶をいじられていたマリアを解放する。

ようやく、彼が手にして来たものが彼の元に戻ってきましたが……この作品の女性陣、それぞれに怖いからなぁ。

特にディアとマリアの相性が良くないようで、みていてハラハラします。

 

そして、この作品の中でも特に気に入っている場面。

ローウェンとの決着をつける決勝戦が始まります。

最初は剣の師弟として技を競い、何でもありの戦いへ盛り上げていく展開。

持てる者すべてを出し切って、守護者の試練も突破して。

……迷宮にこそ潜ってませんが、満足できる一冊でありました。

 

 

異世界迷宮の最深部を目指そう5

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「ラスティアラ。ディア。格好悪くて申し訳ないけど、ここからもっと格好悪くあがくことになると思う……! もう僕は取り繕いも逃げもしない。そうやって失敗するのはもうたくさんだから……!」

 

スノウがいい感じに壊れてきたなぁ。

あの気だるげな感じでやる気のなかった彼女はいったいどこに行ったやら。

前回最後、変な気付きを得たおかげで、カナミに対しての執着度がMAXになったというか限界振り切ってストーカーじみてきてるから怖くて仕方ない。

竜殺しという名誉ある行いでローウェンを吊ってカナミも一緒に連れていったり、やる気になった彼女は怖いなぁ。

 

リーパーとの会話もあって、カナミは腕輪を破壊し、自分を取り戻そうと動きますが。

これが中々うまくいかない。パリンクロンはなんとも面倒な呪いを残してくれたものです。

自分で壊そうとしても守ってしまう。ローウェンは腕輪を壊すことでカナミとの決着がつけられなくなることを恐れ、ラスティアラたちは外す気満々だけど、スノウの邪魔が入る、と。

 

スノウの妨害をかいくぐって腕輪を壊すために、ディアにも協力を頼むことに。

……この子はこの子で、不安になるなぁ。ラスティアラいなかったら本当に街の一つくらい吹き飛んでいたんじゃなかろうか。

 

舞闘大会において、カナミやラスティアラ、ローウェンたちは危なげなく勝ち進んでいきますが。

それぞれに譲れないものがあって、時に妨害を入れたりしていましたが。

英雄を探す、エピックシーカーのリーダーであるカナミが『英雄』を否定しているって言うのが中々痛快な状況ですね。

そして全てを取り戻したカナミは思わず叫んでましたが……まぁ、そりゃあ叫びたくもなるわな。全力で黒歴史作ってたようなもんだし。

ご愁傷様です。次回はローウェンとの決闘になるでしょうし、今から楽しみです。

 

異世界迷宮の最深部を目指そう4

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『人の運命を弄ぶな』!
『嘘を許すな』!
『自分の願いを間違えるな』!

パリンクロンの術中に堕ちたカナミ。
彼は、記憶をいじられ、パリンクロンを命の恩人と思いこみ、彼のいる冒険者ギルドに所属することに。
『エピックシーカー』。英雄を探すことを目的としたギルド。
パリンクロンの思惑もあって、なんか流れるようにギルドマスターの座に収まってますが。
実際にその能力はずば抜けていて、7日分のつもりで用意した仕事を1日で片してしまうほど。
術式をうまく活用していますし、サポートについている子も優秀ですしねー。

竜人のスノウ。かつて迷宮でであった少女。
彼女はカナミがパリンクロンに操られている、という情報をくれたものの、普段はやる気がなくて。
術中にあるカナミがスノウを信じられずに、錯乱中だからなぁ。
無事に逃げおおせたラスティアラやディアにであっても、操作は解けず。
カナミに忘れられたと思いこんでしまった、ディアが中々ヤバそうな状況でしたが。
ラスティアラがいなかったらあれ、街がひどいことになっていたんだろうなぁ……

迷宮探索はしていますし、三十層の守護者まで現れたんですが。
これまでの守護者とはまた異なるタイプのようで。
現状かなり理性的に見えますし、カナミに自らの流派を指導したりと、アルティみたいに暗躍して引っ掻き回しているような不穏さがない。
かの守護者は、未練を晴らすために、地上に出てきて舞戦大会に出場することに。
アルティは、その願いからしてひたすらに「一途」で他に道を選べなかった少女でしたが。
三十層の守護者であるローウェンは、道を究めようとする「高潔」な人柄であるように見えます。

スノウもなにやらカナミに執着を始めましたし。
カナミはすごい勢いで、地雷を抱えた女の子とばかりフラグを建てていきますねぇ。
見ていてすごいハラハラします。
今回は、これまでから劇的に変化した状況の説明がメインで、大きな騒ぎとかは起きていません。
それだけに、この後実施される舞戦大会で、積み重なってきたものが爆破るするんだろうなぁ、とちょっと怖くもあり楽しみでもあります。


異世界迷宮の最深部を目指そう3

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「いくぞ、英雄。少女を選ばなかったことを、死ぬまで悔やめ――!」
「知るか、化け物。独りで悔やんで、一人で消えろ――!」

ハインの襲撃を受けた後、パリンクロンから唆されて。
いやぁ、暗躍しているあの男がすごく楽しそうですな、本当に……
ジークが生誕祭で行われること。ラスティアラの事情を聴いて行動を起こして。
それまで積み上げてきたものを活かして、願いをかなえるところは格好良かった。
主人公やっているなぁ、という感じでしたけど。

途中から逆転されるのが、いいですよね。
200Pのところの見開きイラストが中々。
鵜飼沙樹さんのイラスト久しぶりに見た気がします。
あちこちで絵師交代したりしているので、ちょっと心配。

マリアの愛が重いというか。
アルティの願っていた、『恋の成就』に隠されていた本当の願い。
どのヒロインを選ぼうと、爆弾を抱えていて、下手すればやけどじゃすまない。
選んだ相手の抱えている問題もそうだし、選ばれなかったヒロインたちの爆弾にしたって問題だし。
ジークがいったいどういう道を選ぼうというのか。
それが気になりますが……敗北を経て、精神をいじられた上でジークが何をどうするのかが、気になるところです。


グラウスタンディア皇国物語2

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人が生きるか死ぬかの境界線は、肉体よりも精神が左右する場合が多い。
死に足を突っ込んだものが、最後に踏ん張り生にしがみつく。それが出来なければ、戦いで生き残ることは出来ない。それがラングの言う『根っこ』だった。


海賊に扮して罠を貼っていた他国の海軍。
その策を見破り、見事クロムたちは勝利を収めるわけですが。
敵地での工作を行う連中が、身元を明らかにするようなものを持っているはずはないですよね。
大本。敵の頭と会談を持つことになり、皇太子や、皇女が出ることに。
当然、クロムも同行してあれこれ画策するわけです。
リュリュという異質な手を借りてる場面があるとはいえ、クロムが優秀過ぎて怖い。
それだけに、エロ本持っているとか、抱き付かれた相手を振りほどかないとか、年相応にそっち方面に興味があるあたりで、なんか人間らしさが出てるようにも思うんですけどね。

呼んでいて思うのは、味方側。グラウスタンディア皇国は、小国だってことですよね。
けれど、戦争をたびたび行っている。そのことについて、皇太子は何か秘密を知っているようですけど。
不利な状況だからこそ、クロムたちの活躍で逆転していくのがドラマになるわけですが。
リジアの十二貴族が大分腐っていたり、今回描かれていた他国の様子からしても、骨肉の争いに発展したりとドロドロしているような状態。

だっていうのに、グラウスタンディアには、タレントが揃いすぎてませんかね。
他国からは警戒されているが、自国の秘密を知りその上で展望を持って行動している皇太子。
自分にできることをしようと行動している皇女。
そのもとで行動していた皇国七聖。クロムが幼少期世話になったラング将軍もそうですけど。
劣勢にあるのはわかっているだろうに、折れる気配がない。
地質学者な七聖は気象学者な兄と、いろいろ気になる現象を観測しているようですし。
この大陸、どこか、というかあちこちおかしいんじゃないか、って思える。
いやまぁ、フィフニス陥れようとしている下種もいるっちゃいるんですけど。このへんは、小国だからこそ、なんだろうか。

それはそれで気になるところですけど。
敵国との会談に乗り出して、のらりくらり交わされるから、証拠を突きつけた。
さぁ、有利に交渉を進められるか……と思ったら、あっさり自白して宣戦布告してくるとか。
リジアも相当頭沸いてるな。いや、あの状況では最善とは言わないまでも次善の手ではあったようですけど……せめて、もうちょっと団結できるようになってから行動起こそうよ、と思わないではない。
単純に数は力なり、でゴリ押しできる地力があるからこその、傲慢なんですかね、このあたり。
敵の動員は合わせて30万に迫ろうかという危機的状況で、クロムがどんな策を見せてくれるのか。
中々楽しめる作品だと思います。積読に埋めてて、ようやく読めた感じなんですけどね!
面白かった。


異世界迷宮の最深部を目指そう2

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いわば、それは直感。俗にいう虫の知らせ。少し大仰に言えば――運命を感じたのだ。

生誕祭の終わりに、全てが『清算』される――と、なぜだか僕は思った。


今回イラスト普通に鵜飼沙樹さんでしたね。
なんか他社で絵師交代とか続いていたように思うので、体調崩されているのかと思っていたんですが。
仕事抱えすぎでオーバーヒートしてしまったっていうオチだったりするのだろうか……

閑話休題。
1巻の最後にカナミの前に現れた、十層の守護者、アルティ。
彼女の目的は『恋を成就させたい』というもので、カナミの周りをうろつくことに。
まぁ、彼女なりに目星をつけてあちこち動いていて、カナミには協力してもらうという形に落ち着いていましたが。

問題は一つでは終わらなくて。
ダンジョンの探検をしてるある学園の生徒に付きまとわれたり。
自らが持つ『表示』の力によって、有能な奴隷を確保しようとしてカナミは失敗をしています。
心根が優しすぎるから、随分と不安定になっていたようですし。結局、1巻でもであった黒髪の少女マリアを買ってしまう。
才能がない少女を買って、それでもダンジョンに連れて行って、だらだらと過ごしていますが。
さらにラスティアラがあらわれて状況を引っ掻き回していきます。

カナミが、スキル『???』を発動させないために慎重になっているのもありますが。
それ以前に周囲によって来るのがキャラが強い女性ばっかりだから、カナミが押されがちに見えます。
あとは、マリアを買ってしまった時のように、あちこちに迷いがあって、足踏みしているようにも。
ラスティアラと行動を共にすることによって、かなりレベルの高い騎士と戦ったりする流れにもなるんですが、カナミも実力をつけてきていて、順調に勝ちまくってますね。
カナミが実力を伸ばし、騎士たちを蹴散らしている一方で、マリアが才能の無さ故に悩みを得ているのは良い対比になってるんじゃないかと思いましたけど。

ただ、最後の騎士がこぼした言葉が、次回以降波乱を起こしそうです。
カナミも何かヤバそうな予感を感じ取っているようですしね。
今回はかなりキャラが出てきて、じわじわと進んでいった感じはありましたが、結構面白くなってきた感じがあります。
次にも期待。


ネクストライフ4

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「私も恨みを捨てよう。お前も捨ててはくれないか? お互いの守るべき者の為に」


魔王陣営のイラストが見栄え良くないなぁ……P31とか。P165とか。
なんでここに挿絵指定つけたって感じが。
そして帯。女王のピンチを救えるか!?ってありますけど……アステリア、まだ王女ですから。
帯の裏では王女も……って書いてあるんだから、そこは統一しておいた方がよかったんじゃないのかなぁ。
状況からいって、どうにかして王女が女王になっていくんだろうか、っていうのが見え筋だからといってわざわざ帯でネタバレしていいとは思いませんがね。
……と言いつつ、感想記事の冒頭で之に触れているあたり自分も配慮が足りないような。

閑話休題。
マリウスが魔法使って敵を倒すだけの機械に見えて仕方ない。
もうちょっと頭使おう。
主人公だっていうのに、あまり魅力的に見えないっていうのは致命的だと思いますよ。

今回思ったのは……王女様、要ったの? というような。
キャラが増えてきていて、それぞれの見せ場が足りてない。
というか、バランスがおかしい。文章に乗り切れなかった感じがする。
これならWEB版の方が楽しかった。
デカラビアが魔王でありながら、ただ敵役ってだけではなく、魔王なりの誇りを持っているのはよかったと思いますけど。


異世界迷宮の最深部を目指そう1

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「へえ……、戦うつもりがないと? しかし、ねえ。僕たちは人間とモンスターだ。出会ったら戦いが始まるのは、この世の不文律みたいなものだろう?」
(略)
「迷宮の試練とは、相応しい者のためにある。君たちは相応しい。私はそう感じた」


小説家になろう連載作品の書籍化。
諸般の事情により主人公の名称が変更されていると後書きにあって本編を読んでみましたが・・・
なるほど、さすがにあれは変更が入るだろうなぁという感じで。
つーか、あれを偽名として使おうと思うあたりは相当ですな。違和感しかないと思うんですが。

目が覚めたら見覚えのない場所にいた、主人公相川渦波。
まるでゲームのような迷宮で魔物に襲われ、死にそうになっていたところを、ラスティアラという少女に助けられる。
どうにか帰りたい理由があるが、それと同時に、この迷宮のある世界に適合していっている自分も自覚している。
時々発動されている名称不明のスキル。一定の感情を犠牲に、冷静さを得るスキルですが。
これ結構な地雷なんじゃないだろうか。
発動ごとに蓄積されていっている混乱の値とかも不安の種にしかならないと思いますし。

一度痛い目を見たから、迷宮を離れてどうにか酒場での仕事の口を見つけて食いつないで行ったりしてますが。
剣士の少女、ティアと出会い、また迷宮に戻ることに。
二人は能力的に連携がうまくはまり、破竹の勢いで進んでいくんですが・・・
勢いがよすぎてボスまでひきつけてしまうとか。
で、大分傷つきながらも辛くも敵を打倒。しかしまぁ、腕吹き飛んだうえ治らないとか、ヒロインにやるか。
その辺の容赦なさは結構いい感じだと思いますがね。彼女は彼女で『一定の感情と引き換えに特定の感情が強化される』。
思い込むと一直線というか、これはこれでなんかヤバそうなにおいがしますが。

後書きによればコンセプトが『ヒロインと一緒に迷宮に潜ろう』らしいので、女子が少し多め。
一巻はほとんどティアしか活躍していませんが、これ以降はほかのキャラも活躍してくるそうで。
割に気に入ったんで楽しみに待ちます。
WEB版を読むかどうか。微妙に名前違うし、有名なアレだしで引っかかるんですが・・・どうしたものか。


飛べない蝶と空の鯱 ~蒼の彼方より、最果てへ~ Ⅲ

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「道標は示された。目指す先が見えているうちは、人はそれほど迷わないものだ」

シリーズで言うと6巻目。「蒼の彼方より~」の3巻目。
そして、空の門編、完結刊。
どーでもいいですけど、このタイトル表記はどうにもわかりにくいんですけどもね。
ちゃんと第三部でますよねー? 後書きで触れられていないのがなんだかなーと思いますけど。

ともあれ本編。なんか、ポールマンが凄い格好いいんですけど、どういうことなんだろうか。
変わり始めて、ようやく歩き始めたところだったろうに、あぁなってしまうのか。
それで状況が切り替わったから、安らかな顔だったんでしょうけど。
熱かった。漢だったよ、ポールマン。
一気に好感度上がった感じ。

しかし、今回は本当にポールマン回だったといいますか。
ハイリッヒから情報を得たのもそうですし、そのあと、ノイという重要人物と出会って、ザックスを辛くも撃退してますし。
「傀儡師として参る」、と啖呵切るところも格好良かったですしね。
まぁ、そのあと持ち前の力でもって少し状況かき回してましたけど、結果的にそれがいい方向に動いた部分もあるからなぁ。
ジェシカも以前の因縁は、再開した時に許していて。だけど、毎回ポールマンがふがいないから、態度があーなっていたとか言ってましたね。
これから、だっただろうに。

シュネーとヒルダが人類超越した怪獣大合戦してましたけど。
ウィルとジェシカも対人戦においては結構な実力ですし、敵陣営幹部のザックスとかビルギットも強いキャラクターです。
しかしまぁ、この二人は本気で次元が違うって言いますか。
シュネー、いくら組織の総帥だからって、レプリカ全部持っているとか、チートにもほどがある。
そのシュネーに押されながらもなんとか状況を維持できているヒルダも相当ですがね。
――次元が違い過ぎる、とウィルたちが思うのも仕方ないっていうか、事実ですしね……
おっかないにもほどがある。
ヒルダとシュネーの間に結構、気になる会話とかしていましたけどね。
七つの鍵が世界を滅ぼした話とか。
そもそも最初の方に、霧妖についての真実とかも明らかになって、世界観がどんどん明らかになってきている感じはあります。

ティエラ王によって、ウィルの父についての情報が少し出てきたりもしてましたし。
最後には、ウィルが空において、ジェシカの模倣ではなく、自分の空を飛ぼうと苦心していた姿がまたよかったですねー。
帯にもある文句が中々光っていたと思いますけど。

「飛んで、空の鯱。きっと、空の王にも届く」


やっぱり、この二人は一緒に飛ぶ姿がお似合いですよ。

それはそれとして、ウィルとジェシカのいちゃいちゃぶりが留まるところを知らないんですけど。
いいぞ、もっとやれ。
イスカとレンが別行動をするみたいですし、一歩ふい込んだ二人が、ヒルダ伴っているとはいえ、事務所に二人ってやばいんじゃないのかなー。
今回のジェシカみたいに無駄に意識して、告白する前の方が恋人のようだったという喜劇を演じそうな予感がしますけどね。 


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
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