「姫さん、俺はあんたに感謝してるんだ。俺を生き返らせ、もう一度果たしきれなかった使命をやり直させてくれたんだからな」
姫と共に戦う、かつての英雄の旅第2弾。
最終目標のヴェルカーの魔域にも到達してましたし、完結巻かなー。
姫の実家の事とか広げようとすればネタはありそうですが、ここで終わりでも綺麗だと思います。
目的地に行こうと思えば、街を蛮族が襲って。
その中に蛮王を知る者がいてエルヴィンに跪いた上に、それを街の住人に見られて。
ひと悶着起こるかと思いましたが、そうかああいうのもアリなのか。蛮族や魔神についての知識が足りんなー。
あらすじにもあるとおり、エルヴィン以外の300年前の英雄が蘇って戦場で相対する事になったりもしてましたが。
全体的にサクサク進んだ、と言いましょうか。アンデッドの軍勢とか喫緊の課題があって、それに対処しているうちにどんどん前進していくので、かなり読みやすかったです。
姫様の不器用な想いと、それを見守っている2人がなんとも言えない味わい出してて好き。
あとがきで実は2.5ルルブのワールドパートに、「その後」が少し書かれてると会って、引っ張り出してきましたけど、NPC紹介のページにしれっと居たのか……
購入した直後にざっと読んだだけだったので、気づかなかった……
あと、短編小説集「ショートストーリーズ」の新作刊行予定って書かれてましたし、楽しみです。