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「問題を解決したかったら、小手先の方法ではダメですね! 何か大きなイノベーションが必要なんです! ご先祖様が国を地下に移した時のように!」
帯やあとがきで触れられていますが、23巻出たの2020年で24巻が2025年刊行なので、実に5年ぶりの新刊だそうで……そんな空いてたんだ、と衝撃を受けましたね。時の流れがはやい。
口絵イラストの「綺麗になれる国」。心を取り出して洗える心ランドリーがある国をキノが訪問する話。心因性のストレス抱え込みやすいので実際にあったらちょっと行ってしまうかもしれないな……。
でも考えて欲しいんですけど、衣服とかなんでも、実際の洗濯でも「タンブル乾燥は使わないでください」とか「アイロン/お湯の温度」とかいろんなルールがあるわけじゃないですか。あの技術が使えるってことは、ある程度心を定型化してるっていうか……まぁ、キノが出国後にエルメスに行ったことが全てか。何事にも良いことと悪いことの両面あるよね……。
フォトが登場する「試される話」。自然保護官の訓練の様子を撮影する依頼を受けたフォトが、3日間の野外活動に同行したフォト。当人は写真に生きているので興味なさげでしたけど、その気になればフォトもレンジャーになれそうではありましたね……。あくまで外から撮影しているだけなので、穏やかで良し。
あとは複数の旅人たちが絡む「ライフルの話し」が好きですね。
最初に訪問し、とある事故に鉢合わせた師匠たちが、ライフルを託されて。その後、師匠たちが適当に手放した銃が、シズたちによって故郷に戻り……引き取られた後に、キノ達が訪れて。複数世代の絡むエピソード、何か一つ掛け違っていたらまた違う結末になっただろうなぁ……というのが分かるので好きですねぇ。