気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Bcoca

ヒロイン100人好きにして?

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「――俺のことはどうだっていいんだよ!」

弾かれたように声が出る。

「目の前で人が困ってたら助けるんだよ。無理とか言ってる場合か!」

 

空木夜光は天才でどんな問題でも解けるが……しかし、女心の分からない男だった。

そんな彼の前に現れたのが魔女ベルカ。

実はこの世界には恋する少女の心に寄生する「影魔女」と呼ばれる存在が居て……ベルカはそれに対処する「正魔女」だとか。

 

夜光はベルカによって騎士に選ばれ、『百姫夜行』という恋する少女の心に落ちた影から生まれるので、少女を恋に落としてください! というハチャメチャな出来事に巻き込まれていくことに。

『百姫夜行』が終われば、その期間の記憶は上手い感じにベルカの魔法で修正されて、闇を超えたまま少女は過ごしていくことが出来るようになる、と。

 

夜光君、過去の経験からちょっとトラウマがありつつも、困っている人は放っておけない善性の人間なので、ベルカに無茶ぶりされた始まりでも少女達と真剣に向き合ってるのは良いですね。

 

……ただそうやって少女たちの心の闇を祓った後、修正されて関係リセットされてしまうのは、なんだかなぁ……って感じでもありましたが。

まぁあくまでベルカの魔法で認識いじってる形なので、再会した少女達が夜光に何かを感じて会いに来たりとか、残るものがあるのは悪くなかったですけど。

夜光に一目惚れして裏事情に巻き込んだベルカと、夜光に傷を残した元カノとが魔女関連のエピソードの根幹に関わってそうで、その2人がそのまま2強ヒロインとして他の98人を駆逐していきそうなのは惜しい。



俺がモテるのは解釈違い~推し美少女たちに挟まれました~

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「変なところでついムキになっても、(栞さんたちなら)全部受け止められるから」

(略)

「恋花さんはそのままでいい。恋花さんのそういうところ、(栞さんたちは)好きだと思っているからさ」

 

主人公の男子高校生、成瀬壮真。

彼は百合過激派で、百合に男が挟まろうものならその相手を殺してでも排除しようというスタンスを掲げていた。

男友達相手には「女子同士で仲良くしてほしい」という妄想を口にはするものの、彼はその尊い百合を見学したいという欲求もあって。

 

女子の前では格好つけるところがあるというか、仲良い女子が喧嘩していたら仲良くなれるようにアドバイスしたり、女子同士の時間を確保できるように雑用を買って出たりと色々やっていた結果……順当に好感度高くなっていった、というね。

女子3人と連れ立って遊びに行っても「男除けとして便利だったんだよ」とか言ってるし。自分に言い聞かせようとしてる部分はあるにせよ、往生際が悪い……。

 

百合信者である彼からするとタイトル通り「俺がモテるのは解釈違い」なので、どうにか好感度調整しようと四苦八苦していましたけど。時すでに遅し。

委員会の仕事をサボってみたりしても、それまでの信頼があるために体調悪かったのかと思われて納得されちゃうし。

どうにか距離を取ろうとしても好感度高い彼女達の方から迫って来るし。

 

彼女達から距離を取ろうとしたのは「百合に挟まる男が自分だろうと許せない」という、自分自身の問題でしかないというか。

彼が崇める「百合」が存在しないと、そもそも「そこに挟まる男」にすら慣れないと表現するのもちょっとズレてそうですけど。

つまり何が言いたいのかというと、自分が許せないから距離を取ろうと思っていたとしても、彼が大切にしている女子の関係に異常を見つけたら復旧に奔走したくなる難儀な生き様なんですよね、これ……。

もう好感度下げるの、本当に路線変更してグレるくらいしかなさそうですけど、「百合は眺めたい」という思想から無理そうですね。諦めるんだ……。

四姉妹は夜をおまちかね4

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「…今 妖精の力を失うわけにはいかないんです

 四姉妹の覚醒は… もうおれだけの問題じゃないですから」

 

1621話を収録。

生徒手帳を届けに来てくれたクラスメイト、香坂はずむ。

ドタバタの中で夜明が滞在していることに気付かれてしまって……一度は誤魔化されて追い出されたものの、気になるからと忍び込むことに。無茶するなぁ。捕まっても知らんぞ。

 

夜明のイタズラによって女王の力に目覚めたことで、夜美さんが彼に執着するようになって。力に目覚めたから、当初の約束とは少し違うが彼のイタズラ衝動を消すことも出来ると提案されることに。

なぜならレプラコーンの悪戯衝動とは、性欲が全て変換されてしまったものだそうで……。1話で夜中にこっそり宿題をしたくらいで、他にはエロ系統に寄っていたのそのせいなのだろうか。

 

つまりは、その衝動を消さないことには最後の一線を越えられないから。そこまでするくらい、夜美さんは夜明に入れ込んで彼を婿として迎え入れようと画策してますが。

四姉妹との関係が始まっている以上、自分だけの問題じゃないから衝動は消さない、と彼は決断した。

 

……という流れを、妖精について何も知らなかった香坂にまるっとみられてしまったわけですが。

全部事情を説明することになって……「女王の力」に夜美が目覚めたことを大々的に周知するべきだよ! という提案とか、有益なモノでしたけどね。今回は夜美さんがやたらグイグイきて、似た味わいの話が多くなってたかなぁ……って感じはしました。

より「女王の力」を使いこなせる夜美さんのヒロインレース加入で、四姉妹の心境に変化が生じてるのは良かったか。頑張れー。

四姉妹は夜をおまちかね3

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「ありがとう ホント月ねえは月ねえで…なんかホッとした」

 

月子推しなので表紙登場は嬉しいですねー。可愛い。

巻頭には相変わらずのカラーイラストで、1枚目の四姉妹水着イラストもいいですねー。……月子、木陰でドリンク飲んでる風で他のキャラの影になっててほぼ見えないけど。

13話の扉絵の月子とか美人で好きです。

 

夜明の存在が噂となり、京都の方にあるダークエルフの集落を訪れることになって。魔力制御を早急に覚える必要のある月子も同行することに。

他の集落の人と会うことで現女王の夜美、立場が弱そうなのが透けて見えたりもしましたが。

 

現地に訪問した直後にギャルっぽい少女から、マナ干渉の能力を求められてイタズラしろ、と言われた夜明。

しかし、夜明にとってレプラコーンの悪戯は「衝動」であって制御できるものではないんですよね。そして唐突にそれを求められても、応えることはできなかった。

一方で、これまでの積み重ねがある月子に関しては、力になりたいという気持ちもあって衝動がゾクゾク刺激されることになるわけですが。

混浴するし、割と遠慮なく触るし。夜明、イタズラのレベルがどんどん上がっていってるというか。

 

後にギャルこと詠ちゃんが「イタズラとはいうけど、あれは実際ただのえっちなコトだよね!?」という主旨の指摘をしたとき、正直肯いちゃったもんな……。正論パンチ。

京都で月子にイタズラした結果、また暴走を始めて。詠ちゃんにもイタズラをすることで阻止したりして。一件落着だけどわりとマッチポンプでは。

彼の声掛けで月子が制御のきっかけを見出したので、最終的にプラスにはしてますけどね。

 

これまで四姉妹と夜明という環境で落ち着いていたところ、外部から詠という人物がやってきて。夜明のイタズラはエッチ、という共通認識が出来た上でなお、四姉妹が夜明に迫ってくるんだからもう……。

ここまでくるといっそ、まだ最後の一線超えてないのを褒めるべきなんじゃなかろうかとか思い始めますが。夜明、ヒロインたち不幸にしたら許さんぞくらいの気持ちにもなる。この後どうなっていくんですかねぇ。

四姉妹は夜をおまちかね2

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「女の子の力になりたいんだよ 男は!」

 

2巻扉絵のカラーイラスト、1枚目の月子の白スカート姿とか、2枚目の四姉妹のチャイナ服姿とか可愛くて良い感じ。

 

夜明と星音が互いの名前を呼ぶようになって。クラスメイト達に追求したりするシーンもありましたが。

5話だと、姉と夜明の距離が近づいているのを遠巻きに眺めてる今宵ちゃんが可愛かったですね。身長低いことを悩んでいる夜明より大きい今宵ちゃん相手だと、うまく衝動が働かなかったりする場面もありましたが。

 

今宵ちゃんの悩みを聞いて、いざ彼女の部屋に足を運んでみれば意気揚々とイタズラしてるんだから、何だかんだ夜明も男子というか。好きですよね……。

そうやってアピールしたことで、今宵ちゃんがまず本気になっちゃったぽいですね。

他の姉妹の血が活性化しているのを見て暁ちゃんがアピールしてきたりして、別のトラブルが起きたりもしてたのも懸念材料ではあるか。別の妖精たちとの交流が増えそうですけど、どうなるかなぁ……。

四姉妹は夜をおまちかね

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「逆に言えば 呼ばれた以上は――

 どうするかはお前次第なんだぞ!」

 

四姉妹と書いてエルフと読むラブコメ。

主人公はレプラコーンという妖精の血を引く高校生男児、榛夜明。靴屋が寝ている間に靴を修理したりする妖精ではあるものの、イタズラ小人とも呼ばれているとか。

彼は先祖返りなのか「イタズラしたい」という衝動がかなり強いタイプで、夜ごとふらついて「誰か寝ている間に宿題してくれないかな」とか言う願いをかなえて回っていた。

 

衝動が強すぎて夜出歩いているせいで、自分の宿題とかもろくに出来ないとか大分生活に支障が出てるのが大変そう。

それでも「宿題をやる」とかの願い事をかなえるだけに留めて、性的なイタズラには手を出してはいなかったそうです。

けれどある日、イタズラ衝動に駆られて街を歩いていた夜、誰からも呼んでもらえず我慢の限界が迫った時、クラスメイトの少女山指星音がやってきて。その胸に手を伸ばしてしまったわけですが。

 

彼女もまた異種族――エルフの血を引いていたのが良かったですね。そうじゃなかったら捕まってたかもしれない。

妖精の衝動に駆られた夜明に触れられることで、星音の血が活性化してエルフの身体的特徴が一時的にでも現れることとなった。

その能力は星音の姉妹にも同様に効果を発揮したため、今代の女王である彼女達の叔母から継続的に四姉妹にイタズラをすることを依頼されて。

能力に目覚めたエルフの女王が誕生すれば、夜明を悩ませているイタズラ衝動を消すことも出来るだろう、と併せて提案されたこともありそれを受諾。

 

四姉妹との交流が始まることになります。

彼女達にエッチなイタズラをしていく夜明ですけど、四姉妹にもそれぞれの思惑があって。

1巻だと夜明のクラスメイトであり彼を家に連れてきた星音が特に積極的にアピールしてくるので、彼女にイタズラするシーンが多め。

絵柄が可愛くて好みなんですけど、物語の進み方としては遅め。あと、個人的には星音より他の姉妹の方が好きなんですけど、この推し方だと最終的に彼女が選ばれそうな気がするのが惜しい。

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ちゃか

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