気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

GAノベル

砂漠の国の雨降らし姫~前世で処刑された魔法使いは農家の娘になりました~

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「人との関わり方を知らないまま大人になって、恋もせずひたすら隠れて生きろと? それ、幸せな人生かしら。偉い人に閉じ込められて利用されるのと、たいして変わらないわ」

「そうだな……そうだった。お前の言う通りだなイルダ。自分を守るために誰とも関わらずに生きろと言うのは、残酷だな」

「ねえ、あなた。これからはもっと先を見てアレシアを育てましょうよ」

 

砂漠の国において最強の水魔法使いとして畏怖されたアウーラ。

しかし彼女は隣国との内通の疑いをかけられて処刑されてしまった。

……そんなアウーラの生まれ変わりである少女、アレシアが主人公の物語。

彼女は生まれた時から特殊な力を持っていた。それが「自分が寝ている間、一定範囲に雨を降らせる」能力。

 

砂漠において水はあまりにも貴重なため、その力が権力者に知られたらどうなるかわからない。

そう考えた両親がアレシアを守ろうと工夫を凝らしてくれたのが、本当に良かった。前世で大変な目にあった彼女ですから、良い両親のもとに生まれたのは救いですよ。

 

寝るときに雨を降らせる、という魔法としか思えない力。

けれど、魔法使いとしての記憶を取り戻しても制御することはできず……アレシアが成長するにつれて雨の降る範囲も拡大していった。

初期は街から離れた場所に隠れ住み、成長してからは街に拠点を設けて人に紛れることにした。アレシアの世界が少しずつ広がっていくのが良かったですね。

 

アウーラを処刑した王家は後にクーデター起こされた、今は新しい王家が立っているみたいだし。アウーラが起こしたとされる大洪水はあくまで自然災害に過ぎないと隣国では伝えられてるみたいですけど。

アレシアの転生までまだ三十年程度しか過ぎておらず、実際に大洪水の被害を受けた人が生き残っているのもあって、この国ではアウーラを責める声がまだ多いみたいで……図書室で怪しい集いが催されたりして、心配材料は多いなぁ……。

 

あと地味に改行が多いレイアウトなのが気になったなぁ……。地の文が短いシーンとかだと特に空白が目についたというか。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~12

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「第二学園の加工技術はどんどん進歩しているから、新しいものを調べてみてくれ。『魔法自動馬車』を見た限り、今の技術ならこれくらいは作れるぞ」

「しょ……承知いたしました。まさかたった半年で状況が変わるとは……第二学園と言うのは、本当に恐ろしいところなのですね……」

 

領地をもらったマティアスが、近場のダンジョンを調査に行ったわけですが。

対処できず封じられている間に、ダンジョン内に魔物が飽和して……マティアスが身に来たタイミングで爆発してくれたのは、いっそありがたい。

迷宮20層はおろか、40層・50層クラスの魔物まで出てくる異常事態になったわけですし。マティアス関係者以外の到達階層、23とかだったはずなので本当にもう……。

今回はマティアス単独ではなく、パーティーと協力して対処してましたし、スペック向上しすぎて笑う。

 

迷宮の入り口が封鎖されたことで、魔物のレベルも上がっていましたが。

そこから得られる素材もまた向上していたことで、恩恵も大きかったのは良し。

……ガイウスの生きた時代でも危険性が高いため、狙ってこれを行うのは禁止されていたみたいですけどね。

 

マティアスが見つけた希少なコデサライトは神話の金属と言われてるみたいだが、名脇役的な便利金属の名前は伝わっていなかったり。

彼がこの時代にいることは本当に影響が大きいなぁ、と思う。グレヴィルもまた壊星の影響で蘇ってはいましたけど、彼が教師の座に収まってるのもマティアスの行動の結果ですからね。そうなると底上げできる人材がいなくて、どこかで詰んでいたでしょう。

 

マティアスの教えを受けた第二学園の生徒たちが、魔法で動く馬車を作ったりしてましたし。ブレーキが機能しなかったとき結界で無理やり止めたりしてるし。

どんどん第二学園が常識を破壊していってますね。教科書渡したりしてるとは言え、そんなに学園にいないマティアスに毒されまくってて笑う。



失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~11

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『……もちろん、やってもらって大丈夫だ。だが……マティアスが作る教育施設と、生産設備だよな? 国家を大きく変えるレベルの話になりそうなきがするのは……気のせいか?』

『恐らく、気のせいではないかと……』

 

新たに蘇った「混沌の魔族」に対処するため、人食らう刃を求めたマティアス。

魔族の妨害工作もあったものの、しっかり撃退して目的を達成してるのが実に彼らしい。

今回の敵はザドギルギアス。かつてマティアスが撃退した魔族であり……彼と同じように、転生して現代にやってきた魔人。

 

これまでの魔族は技術方面に秀でたマティアスが優位をとって対応できたが……今回の敵は、戦闘技術においても、マティアスに迫るそうで。

並みの魔族に対処できた古の時代に生きた部隊を撃退した実績すらあるそうで、厄介極まりない。

 

ただし、魂に傷がある不完全な部分のある転生だとマティアスに気付かれたのが運のツキ。

これだけの面倒事が立て続けに起こることに、流石にマティアスもそろそろ疑問を持ち始めたようで。裏側になにか「本当の原因」があるのかもしれないと疑いをもっていたので、いつか答えが出るのを待ちたい。

 

イリスの協力を得たことで、街の建造物に被害が出てはいましたが。

事前に避難を促していたこと。王国からの応援があったことなどもあり、人的被害が出ていないのはお見事というほかない。

ただ、例によって魔族が領主になりかわった上、重税を課していたため、領地は荒れた上に責任を取る人物がいない。まるまる領地が宙に浮いた状態になっていたわけですが。

 

ダンジョンが近くにある事などから、マティアスが興味を示して、これまでの貢献に報いるという意味も込めてついに正式に貴族に任じられることになって。

あちこち飛び回りたいマティアスをトップに据えても、対処できるチームを結成してたあたり国王も準備がいい。

引き受けた以上はマティアスもある程度は真面目に仕事するつもりありそうですけどね。……彼が欲しい設備を作る、という名目があるにせよ。



失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~10

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「はい! 危険な依頼を避けたり、お金のことを気にしたり……とにかく普通なんです! 第二学園校長から『マティアスを名乗る常識人が現れたら、そいつは偽物だ』って通達が出ています!」

 

死者を蘇らせる壊星。それに対処するために、自分の魂を使って前世のガイウスを呼び起こし、その力を振るうことにしたマティアス。

6秒間という制限がついては居ましたが、その短時間で壊星を宇宙に送り返し、周囲一帯の危険な魔獣を排除した上で、時間が余るって言うんだから恐ろしい。

 

それだけのことをやっておきながら「ガイウスの紋章は栄光紋だから、魔力が重いわー」とか思ってるんだから、常識外れにもほどがある。

おまけに余った時間で、あちこちで活動している下級魔族の排除までやってのけるんだから本当に恐ろしい。

6秒だけの復活で、ただのマティアスになった今ではできなくなったようですが、それにしたって……。

 

マティアスがあちこちで成果をあげたことで彼の名前が広がり、それを騙る人物も現れはじめたみたいですが。

『常識持ってたら偽物』なんて通達が出てるのも、正直納得するほかない。

絶対、マティアスの前世のガイウスが、今の時代に伝わる魔法の神になっているだろうに、当人はそれに気付いてる様子ないですしね……。なんで名前が同じなんだ、とか思ってるし。

 

壊星問題が解決したかと思えば、マティアスが近隣の下級魔人を証拠隠滅の暇もなく滅ぼしたことで、いくつかの文書が確保できて……新しい問題に直面することに。

それでも対処方法の心当たりがすぐに出てくるあたりは、流石マティアス。

世に災厄の種は尽きまじと言ったところか。ここまで問題が頻発するってことは、どこかに壊星みたいな厄ネタが埋まってそうな気がします。

マティアスがいないと対処できない問題ばっかり、というのも恣意的と言うか。むしろ転生したマティアスが何か問題の種引っ張ってきたのでは疑惑が自分の中に浮上してきた。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~9

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「対策って、こうやって立てるんだね……」

「ワタシ、マティアスさんは派手な魔法の撃ち合いで戦ってるイメージだったんですけど……こんな準備もしてたんですね!」

 

マティアスが前世滅ぼしたはずの魔族が活動していたこと。

古代王族であるグレヴィルが蘇り暗躍していたこと。それらの裏側には、『壊星』と呼ばれる宇宙の魔物の欠片の影響だという話で。

ガイアスがなんで宇宙の魔物の強大さ知ってるのかと思ったら、そういうところから情報得てたのか。他にも望遠鏡的な何かで観測したりしてても驚きませんけどね。

 

グレヴィル曰く、その壊星は様々な死者をよみがえらせるという、通常の魔法の理から外れた結果を生み出したとかで。

滅ぼしたはずの種族が活動していたりしたの、その影響だったみたいですね。

魔族が蘇っているように、壊星が蘇らせるものには正邪の区別がなく……「戦技を極めし者」という、強さを追求する過程においては人を殺すことも厭わない犯罪者集団まで活動している、と聞かされて。

 

グレヴィルは古代王族としての制約で対処できないため、現代を生きる人々の底上げを図ろうとしていたとか。

その結果、マティアスが片付けに動くことになったんだから、なんだかんだ当たりクジ引き当ててる感はある。

というか、鳴り物入りで出てきた「戦技を極めし者」10人もいたらしいのに、サクッと片付けられてたのには笑っちゃいました。まぁ実際のところ、彼らの裏側で利用している輩までいてそっちが本命だったわけですが。

障害を蹴散らしつつ、なんかマティアスがヤバそうな知識をゲットした上での引きがすごく気になるな……。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~8

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「……強くなったな」

「やった! ワタシ、ガイ……マティアスさんに認められる時がくるとは思ってませんでした!」

 

帝国で暗躍していた魔族を撃退し、問題解決に寄与したマティアス達。

その首謀者としてマティアス相手に名乗りを上げたのは、古代時代の王族グレヴィルだった。賢王と称えられたはずの彼が、どうしてそんなことをしているのか。

3か月後に、人類を滅ぼす」という物騒な宣言には、どんな意味が込められていたのか。宣言直後からしてマティアス達に他意があることは察されてましたけど。

 

対策は必要だ、ということでマティアス達はギャンブル迷宮と呼ばれる迷宮都市イーリアスを訪れることに。

自動昇降機で臨んだ階層に行けるが利用料が高く、狩の成果があがればもうかるけれど失敗すれば大損というところからそんな異名がついたそうですが。

……マティアスとその教えを受けたパーティーからすれば、まぁ問題ないんですよねぇ。あっさり最高踏破階層更新してますし。

 

これまでの戦果が23層までだったところ、第二学園の生徒たちが24層まで更新……したところで、サクッと27層まで行っちゃうんだからもう。

今回はモンスターハウスを求めてそこまでにしただけで、マティアスだけならもっといけるでしょうけどね……。

いろんな知識が失われているせいで、状態異常を使ってくる魔物がでる9階層とか、低階層ながら恐れられていたりもしましたし、よくもまぁ本当に人類生き延びてましたね、という情報ばっかり出てくる。

ギャンブル迷宮の要である昇降機も、古代文明の遺物をそのまま使っていてメンテナンスもままならなかったみたいですし。それをルリイが単独で直せるようになっているんだから、彼女も成長著しいですねぇ。

 

駆け足のレベルアップを追えて、グレヴィルが宣言した期日よりも早く攻め込むことにしたマティアス。

グレヴィルにも目的があって。大結界を破壊できるだけの備えをしていたりしたのは厄介でしたが。まぁ、マティアスが真意に気付いたことで、平穏な決着を迎えられたのは良かった。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~7

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「……マティアスは強い。だから帝国に潜入するのは止めないが……全員、必ず生きて帰ってきてくれ。絶対に油断するなよ」

 

生命力を動力源に動く人形によって国境侵犯された王国。

マティアスの父や兄も参戦し、一陣の撃退には成功していたみたいですが。

人形の解析やら敵への対処やらでマティアス達の力が頼りにされることに。

そしてこの機会に、緊急事態に与えられる爵位がマティアスに送られることにもなって。なんだかんだ頼り頼られの関係ではありましたけど、そこに爵位っていうお墨付きも出たのはありがたい。

 

兄レイクに後継者が正式に決まったというのに、相変わらず馬鹿やっているビフゲルみたいな馬鹿もいますからね……。

マティアスの噂、領地にまで届いているっていうのに。その上でなんどもボコボコにされている筈なのに、懲りずにあの態度取れるのはいっそ凄いですよ。

……臨時爵位もらった事なんかも加味すると、マティアスに今まで通り噛みつくの、良くはないんですが。小物過ぎるからなぁ……。

 

帝国において魔族が動いているのは確かみたいですが、人形遣い自体は利用されただけの人間だったり、敵も一応バレたときようの罠も仕込んでいたみたいですけど。

それでもマティアスをだましきる事は出来ませんでしたねぇ。

帝国は水道施設が充実しているみたいでしたけど、それもマティアスが前世において開発に協力した設備で。古代文明崩壊時に多くは崩壊したみたいですけど、その中でも震源から遠く無事だったものが流用されていたみたいですね。

……そのおかげでマティアスが裏口知ってて、時短できたのは楽でしたが。

これまでの積み重ねを見てきたルリイが「この水道網は古代文明の遺産か、マティアス君が関わっている」とほぼ核心ついてたの笑っちゃった。



失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~6

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「この異常事態が分からんか! 空にドラゴンが現れて、見たこともない大きさの炎が燃えているんだぞ! こんな状況で手続きがどうとか言っている奴に、国王は務まらん!」

 

目的地フォルキアについたら、群れを作る珍しい亜種の魔族がうごめいていて。

人でないと扱えない鉱石の加工のために、魔法で操られつつも住人の多くが無事だったのは何よりでした。

あと、Sランクのギルアスもやってきていて、事態収拾に助力してくれたのも地味にありがたかったですね。

 

メルキア辺りから暗躍していた魔族ザリディアス。

永く封印されていたがそれが溶けかけており……他の魔族に指示を出したりしていた模様。

マティアスが装置の下にたどり着いて探知した時点で、封印が溶けるまで残り半日というかなり差し迫った状況だったのには焦りましたが。

大量狩りからのジャンプアップとかで、かなりショートカットしていたのにギリギリだったのは恐ろしい。

 

実力的には今のマティアスよりも格上になる敵。最悪は逃げて、不老の魔術をかけた上で特訓し撃退する、という案まで出てましたが。

マティアスが前世に作り喘げた武装なども駆使して、勝利をつかみ取ったのはお見事。

これまでの積み重ねがあってこそ、ですけど。必要なものが王国の宝物子にあるだろうとわかった時、国王がルリイ達を手続きすっ飛ばして通してくれたのは格好良かった。
決着ついてひと段落かと思いきや、またあらたな騒動がやってくるんだから話題が尽きませんなぁ。

失格紋の最強賢者~世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました~5

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「このパーティー、バケモノしかいねえ……」

 

メルキアで暗躍していた魔族を撃退したマティアス。

戦闘中に察していましたが、それはあくまで兵隊に過ぎず遠方から作戦を授けている厄介な魔族がいたわけです。

……そこで転んでもただでは起きないのがマティアスなんですが。遠方にいるとは言え通信魔術で繋がっていた以上、本体の魔力も存在する、と。

その情報を確保し、前世で作った大規模探査装置を使って居場所を探る事を決意。

 

面倒なのが王国とあまり繋がりのない隣国の領地に、その装置があったことでしょうか。

一応国王に話を通して、諸々の書類をもらったことで出国などはスムーズに済みましたけど。

隣国のギルドで改めて活動しランクアップして、それをもって装置のある危険地帯への侵入許可をもらおうとした、と。

討伐依頼の数をこなせばランク上げてくれる、という仕組みのある場所で良かったですねぇ。

 

それはマティアス達も目的達成のためにショートカットできた、と言う意味でもそうですし……。

昇格試験の対象となったエリアに、マティアス達でもなければ対処できないだろう爆弾が存在した、と言う意味で隣国側からしても正直ありがたい展開だったことでしょう。

本当に爆発してしまったせいで素材があまり確保できず、Sランク冒険者との戦闘、というややこしい一幕を挟む必要が生じたりもしてましたが。

前評判のわりにギルアス、戦闘には真面目というか。実力はしっかり認めてくれたから、マティアスとしてはそこまで手までもなさそうでしたけどね。

 

……いざ目的地付近に近づいたら、またしても魔族の暗躍を察知する当たり、マティアス達どういう引きしてるんだ。それだけ魔族が浸透作戦をあちこちでやってる、という表れなのかもしれませんが。よく人類生き延びてるな……。

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「なんて言われていたんだ?」

「間違っても、マティアス様を敵に回すなと」

 

鍛錬の為に学校を辞し、ダンジョンに挑む事を決めたマティアス。

ルリイ達に聞いてみたところ、この時代の頼りない戦力でダンジョンの近くに街を作ったという話で……。

マティアスじゃないですけど、この国よく今まで滅びてなかったなってちょっと思ってしまった。

層の数がマティアス目線だと「せいぜい三桁」ってことですけど、今の時代の最新到達層、もう忘れたかい……? 

 

平原の魔物を盛大に狩ったマティアス達。

第二学園の激変に対応するべく準備したギルドもお手上げの素材を並べることになってしまって……マティアスの教えによって、成長著しい第二学園の方に話を持っていくことに。

第二学園の校長は、マティアスのパーティー3人にも彼と同じ『特殊特待生』という「在籍はしてるけど、出席義務はない」という特別扱いにすることを提案して。

ルリイが迷わず手を挙げたの、良かったですね。まぁマティアスの傍の方が成長できる、というのも間違いないですけど。

 

マティアスの教えを間近で受けて、この世界の常識からするととびぬけた実力者になっているルリイ達ですが。

それでもここ最近の激動の中での変化なのは間違いなく。今までの常識が抜けきってないんですよねぇ。

迷宮都市メルキアに向かうにあたって、直線で突っ切ればマティアス達の足で一日でつけるけれど、危険な魔物が住む森があって迂回するから時間がかかると言い出してたの、なんか笑えましたね。

 

その話聞いて逆にマティアス乗り気になったし。入ってみたら魔力抑えられないイリスを恐れて小物が近づいてこなかったり。この4人の旅路は、本当に話題に事欠きませんねぇ。

森を踏破して足を踏み入れたメルキアでも、陰謀が張り巡らされていましたからね……。ただ、並大抵の魔族なら的じゃないし。権力的な意味でもマティアスは国王と連絡が取れるしで、障害が障害にならないのが流石としか言えない。


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 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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