気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

GA文庫

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件7

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「ふふ。ですので、安心してください」

「それ、安心していいのかなあ。……真昼、俺がする事基本的に嫌がらないだろ」

「あらバレましたか。でも、周くんが私に合わせてくれているお陰ですよ? 自分の事を優先できないですもんね、周くん」

 

1冊丸ごと文化祭編、みたいな感じですね。

周と真昼は相変わらず自然体でイチャイチャしていて、それぞれがクラスメイトの男女に惚気るので、周は女子から真昼は男子から生暖かい目を向けられているのは、微笑ましさがありますね。

真昼がいることもあって周のクラスはメイド喫茶に決定してしまって。周は、準備してしまえば当日満喫できる展示を提案して、一部には刺さってたみたいですが……男子票の多くが流れたのは痛い。

 

彼氏としては面白くないけれど、決定したことに対していつまでも文句を言うのもなぁ、と言葉を飲みこめる周くんは大人です。

真昼の要望もあって、メイド姿を初めて周が見ることになったり。シフトは周と一緒で、他のクラスメイト達も真昼をフォローしに行ってくれる形になっていたのは良かったですね。

 

そして周自身は自覚がなさそうですが、真昼に相応しく在ろうと振る舞う彼の姿勢は女子たちから高評価を受けていて。

女子トークの中でそれを聞いている真昼は真昼で面白くなさそう。でも、彼女も文化祭の間は我慢して……。終わった後に、2人きりで告白してるのが良いですね。

樹の父との会話があったり、彼氏持ち筋肉フェチの木戸さんとの交流が増えたりで、周辺の描写も増えて来てますね。周と真昼の糖度高いイチャイチャも好きですけど、2人だけで閉じてるわけではない関係が好きなので、今後もこんな感じで続いてほしいものですね。

 

ちなみに7巻はドラマCD付の特装版が刊行されていますが、ドラマCDでも真昼が可愛くて耳が幸せでした。オススメ!



BOOK☆WALKERでも、ドラマCD音源付特装版の販売がされる予定のようですが、2023年1月14日~3月31日までの期間限定販売らしいので注意。

天才王子の赤字国家再生術11~そうだ、売国しよう~

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「幸福とは納得の上に生じるものだ。たとえ国民から愛すべき皇女として扱われ、優雅な生活を送れても、そこに納得がなければ人生には暗い影が付き纏う。あるいはその影との日々を受け入れるのも一つの方法だが……公女は、そうしなかった。与えられる幸福の未来に納得せず、あえて試練の道に飛び込んだのだ」

 

ついに帝国の帝位争いに決着がつくことになる11巻。

ウェインの学友であるロワ、ストラング、マンフレッドは別陣営に所属し、ウェインは同盟国の王太子であるが故、完全に無関係ではいられない。

陣営が分かれてしまったのは派閥争いとか、主義主張の違いなんかもあったようですけれど……学友だった時から、それぞれの実力を認めていたからこそ、挑戦せずにはいられなかった部分もあったようですね。

いやはやこの戦乱の時代において、我を通そうとするとはなんとも熱い。

 

西側の工作と理解しながら手を組んだり、東レべティア教の動きや他陣営の仕掛けた暗殺計画を利用したり。

権謀術数張り巡らせつつ、戦場になってもそれぞれのやり方を貫いていく姿はお見事でした。

一時的とはいえウェインの動きを封じた勢力が居たのも見事ではありますが……だからこそそのままじゃ面白くないって干渉を招いたのは、あまりにもウェインらしくて笑えた。

 

しかし、またナトラに火種がまかれたと言いますか。

ウェインの活躍によって浮上しつつあるのは確かだけれど、彼の独断専行は目に余ると国内での権力争いなんかも生じつつあるようですし。

フラム人の方にも何かがありそう、と言うか。帝位争いのなかで、ウェインの心臓であるニニムを焚き付けた御仁が居たからなぁ。あれ、結構クリティカルと言うか何がしかが起きそうな予感はしますな……。

東がいったん落ち着きそうなのであれば、次はまた西でしょうか。

ジェノサイド・リアリティー2 異世界迷宮を最強チートで勝ち抜く

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「自分が悪いと自覚できたんならそれでいいんだよ。人なんか関係ない。お前も俺も七海も、みんな個人だ。人間はな、自分の責任で自分なりにやりたいことを頑張ればいいんだ。それが、生きてるってことだろ」

 

ウッサーを引き連れて、街へと帰還したワタル。

ゴロツキとかした学生に絡まれたりもしましたが、ウッサーが一蹴。イケメン男子こと七海がどうにかまとめようと奮闘してはいるようですけど、外でハッスルしてる生徒がいたり、彼の眼の届かないところで彼の幼馴染がいじめられていたり、なんというかどんどん転がり落ちていってる感はあります。

……いやまぁ突然異世界に放り込まれて、ここまでの段階でも既に大勢死者が出ているって状況だと思えば、まだ踏みとどまって居る方か。

 

速攻で順応してソロ攻略を満喫してるワタルの方が特殊なんだよなぁ……。

まぁ七海グループもかなりギクシャクしてますし、どっちがマシかって言われたらワタル達の方になりますが。

街に居てワタル寄りのスタンスになっている面々も、久美子はワタルを追いかけてソロ攻略できるようになってるし、瀬木は「ゲームに似た世界だというけど、本当にそうだろうか」と疑問を持って出来る範囲で調べ事をしてるし、前向きなんですよね。

 

七海グループは、怪しい参謀がいたり彼に気に入られたい女子の勢力争いがあったり、内輪で揉めてるからな……。

ワタルも有用な効果を持つアクセサリーだからって指輪を配り歩いてたり、周囲の女性陣がバチバチやってるから、あんまりとやかく言えない部分はある。

 

竜胆和葉が困窮してるのを見て、自分が彼女の足を治してしまったのも一因だろうと手助けするあたり、なんというかお人好しではありますよね。敵には容赦しないので、猫を拾う不良理論というか、ギャップが光ってるとも言いますが。

そうやって甘い顔するから依存されるんやで……。キャラデザ的には和葉好きですよ。ただ、爆弾みたいな気質を感じるので遠くから眺めてたいなぁ、と思う次第。実際、彼女の書いた手紙がトドメになって騒動もおきますし。

 

ゲーム時代ではあり得なかった異質な『侵攻』が起きて、それの対処でダンジョンに挑める戦力がさらに削られてしまったりと、道のりは険しいですがさてどれだけ生き残れるものでしょうか。

刊行止まってるので、打ち切りかなぁ……みたいな気になってしまいますが、そもそもこの2巻も1巻から3年後くらいに出てるので、期待しすぎない程度に待ちたい。WEB読み返しても良いな。
ちなみに私は積読消化したんですが、今だと来年3月末くらいまでBOOK☆WALKER読み放題の対象にもなってるので気になってる方はそちらを入り口にするのもアリですよー。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件6

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「ちょっとわがままになったな、真昼も」

「わがままな私は嫌ですか?」

「まさか。もっとわがまま言ってくれていいぐらいだよ」

 

夏休み編後編。

周の実家で温かく見守ってくれる父母と、愛しい人が隣に要る幸せに真昼がいい感じに溶けてて微笑ましかったですねぇ。

添い寝したり、からかってくる両親への対策として明け透けに好意を示してくる周君の言動も影響してはいますけど。本当にイチャイチャしてて、糖度高め。

 

WEBの帰省編だと、周のトラウマとなった相手との決別を描いていたのが印象的でしたが。周を孤立させる流れに加担はしなかったが、距離を取った友人との邂逅が加筆されてましたね。

嫌ってはないけど、積極的に交流しようとは思わない。周は既に生活の軸を大切な人が居る今住んでる場所に移していて、故郷には帰省ぐらいしかしないだろうから、これからも生活のパターンが重ならない相手。そんな微妙な距離の、かつての友人とも落ち着いて会話をして、線を引けたのは良かったんじゃないでしょうか。

 

本当に過去に区切りをつけられた感じがしますし。周君自身も「憂いがなくなった」と言っています。

一方で前を向いて状況を変えていく彼氏を見てる真昼は、「本当は私も向き合わないといけないのですけどね」と零していたリ、ままならない想いも在りそうです。

 

6巻終盤では今更な行動をとり始めた御仁も居ますし、真昼の心の傷にも焦点が当たっていく形になるんですかね。

付き合い初めて過去を振り切った周君は、本当に真昼を大切にして。夏祭りでデートしてるときも、自然にいちゃついてるので、まわりからすると目の毒な感じもしますが。

真昼の心はまだ不安定な部分もありますし、そうやって大量の愛を注いであげる彼の在り方は尊いと思います。

 

千歳・樹カップルの方も、樹の父親が息子の恋人を認められなかったり、2人の関係は好調だけど、その周囲には問題があるカップルばっかりなんですよねぇ。

メタなこと言うと、だからこそ物語的にメリハリが効いてくるんですが。後書きでも千歳達の事も本編で引き続き触れていってくれるそうだし、今後に期待。


『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで2

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「大丈夫。おれはずっと一緒にいるから」

(略)

「ん。ずっとずっと、一緒にいてね」

 

もうこの作品の感想は「早く付き合わねぇかなぁ」のひと言で纏めてしまっても良いような気がしてきた。

お互いに相手を好いているけれど、状況を変えようと踏み込むことで、今の関係が壊れてしまう事を恐れているために、最後の一線を超えられない。

そんなもどかしさを楽しむラブコメではありますけど。早く友達じゃなくて恋人になって。

 

生まれつきの白髪がコンプレックスであり、引きこもっていたという過去からゆいが臆病になってしまうのは、まぁ分からないでもない。

そんな彼女が、優真と出会い交流して惹かれていくのも無理はない。彼が同じ学校に通うと知って、勇気を出したわけですが。

……うっかり別のクラスになってしまうなんて躓きがなかったのも良かったし、クラスに優真の友人が居た事もあって、ゆいが上手くクラスに受け入れられたのも良かった。

受け容れられた背景には、優真が好きなのが速攻でクラスの女子にバレて、微笑ましいものを見る目になった部分もあると思いますけど。

 

あと、優真との関係をゆいのご両親……特に母親の方が後押しする気満々なのも笑えたポイントと言いますか。

外堀は完全に埋まってるので、あとはもう本当に当人同士の気の持ちようねんですが。そこで、関係変化を怖がったゆいが「ずっと友達で居てね」とか宣言しちゃうんですよねぇ……。

でも、それを聞いた友人が今のままで居られると思ってる? としっかり覚悟を決めさせていたのは良かった。

 

後書きからしてもこの後の3巻が、タイトル回収回というか「友達じゃなくなる」瞬間を描く区切りのエピソードになる予定だったそうですが。
打ち切りになった後、重版されて。状況が動くかどうか……みたいなツイートしてる所までは観測したんですが、どうなるのやら。
追記:4月28日に、3巻の発売が決定されたとツイートがあったようです。12月発売予定と先にはなりますが、刊行決まったのはめでたいですね。

奇世界トラバース~救助屋ユーリの迷界手帳~

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「あんたは勘違いしてたみたいだけどさ、死ぬ覚悟なんてそもそもいらねーんだよ。つか、俺だってできてねえし。どうせ死ぬときは死ぬんだ、覚悟とか関係なくな」

などと、少年はあっさり笑い飛ばす。

「だから……必要なのは“死ぬまで生きる覚悟”だ。そしてあんたは、あの状況で歩いた。生きることを選んだんだ。そいつは結構すごいことなんだぜ?」

 

迷界。それは、ゲートによって繋がるこの世ならざる世界。

それぞれの世界に独自の生態系が築かれており、上手くすれば利益を得られるけれど、その道のりは危険で溢れ探索者の死が珍しくない。

なにせ危機に遭遇したとき、せめて苦しまずに死ぬための自殺用の武装が必需品になってるくらいですしね……。

 

冒頭も仲間が体調を崩したため帰還しようとしたら、獣に追われ死を覚悟したチームの話ですし。

ただし、彼らの前に主人公のユーリが現れたことで、辛くもその危地を脱する事に成功したわけですが。ユーリは「救助屋」という、遭難者を助けるのを生業としていたが、法外な対価をぼったくる「棺売り」なんて悪名が広まってる有様で。

実際振る舞いはその通りというか、口というか言葉選びが悪いんですよね……。情報をしっかり集め、問題への対処もしっかりできる、プロフェッショナルではあるんですけど。

 

そんな彼のところに、新しい客人が来訪。

危険な迷界へと向かってしまった友人を追いかけたいから、手を貸してほしいという依頼で……。危ないからと同行を最初は断ろうとしたものの、押し切られる辺りユーリもお人好しというか。

迷界の危険を知ってるからってのは大きいでしょうけど、入る前にしっかり準備して正しい歩き方を教えたりしてて面倒見が良い。

 

そして2人は迷界に入りましたが……最初からトラブル発生して予定通りにはいかない旅路になります。それでもユーリの持っている知識を活用して、時には祈りを捧げつつ乗り切っていって。

危ないばかりではなく、綺麗な場所もあったりして見ている分には楽しかったですね。自分ではあんな寿命がガンガン削れていきそうな世界には踏み込みたくないですが。

ユーリが棺売りになる前何をしていたのか。その断片的な情報が出たりしてますし、シリーズが続くとその辺りも掘り下げ入っていくんですかね。

先述の通り、自分ではいきたくないですが。ユーリがまた乗り込んでいくというのなら、見守りたくはなりますね。結構気に入りました。

お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件5.5 SS冊子付き特装版

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「……俺は、ちゃんと真昼を見てるし、真昼のところに帰ってくるよ」

(略)

(――だから、私はこの人を好きになったのだろう)

 

ついに刊行された天使様の短編集! 全編描き下ろしかな。

これまでの店舗特典SSをまとめた小冊子付の特装版も刊行されております。私が買ったのはこっちですね。網羅できてなかったので、こうやってまとめてもらえるのは正直嬉しい。

5.5巻やSS冊子の方で特徴的なのは、やはり他のキャラクター視点のエピソードも盛り込まれているところでしょう。真昼がどれだけ周くんのことが好きなのかが明かされることに……っていやまぁ、本編だけでも既に明らかではあったんですけど。

 

彼女の心理描写があるっていうのが大事なんですよ。

「幼い頃の不安と、今の安堵」はまさしくタイトル通りの短編で、周の部屋でひとり彼を待つ真昼が眠ってしまった時にみたのは、両親に見て欲しかったのにそれが叶わなかった過去の悪夢。でも、起きたら隣に周がいて、うなされていた彼女に寄り添って心の穴を埋めるような言葉をかけてあげてたのはとても偉い。

 

千歳視点とかもあったのは新鮮でしたね。「友達の恋模様を見守るのも大変です」は、見ててもどかしいの本当にわかるわーってなった。

真昼と周が夜に通話する「その声は反則です」は両方に刺さってて良き。あとイラストも素敵でしたねー。イラストで言うと口絵のゲームしてる奴も好き。

 

特典SS小冊子の方は、やっぱり持ってないヤツの方が新鮮で嬉しかったですけど、こうやってまとめて読めるのはありがたい。1SSみたいな感じで時期で纏めてくれてましたし。こっちの方にも挿絵あったのはラッキーというか、かなり凝ってる印象。

真昼視点のものも結構あって、どれも可愛かったですねー。5SSの「真昼の幸せな夢」が本当に幸せそうで良かった。

 

ちなみに特装版、電子書籍でも刊行されてるんですが……BOOKWALKERで商品ページを見ると、販売期間が314日までみたいです。

閲覧の方に期限はないので、電子で揃えてる派の人は早めの購入がオススメ。……まぁ、気にする人は既に買われてることかと思いますが。

 


『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで

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「ここは甲斐性の見せどころよ? ゆーくんがゆいちゃんをメロメロにしちゃえばどっちも幸せな文句なしのハッピーエンドなんだから。ほらほら頑張れ男の子」

 

オンラインゲームで知り合い、最高の相棒として交流してきたユーマとシュヴァルツ。

高校入学式が近づく春休みのタイミングにチャットをしていたら、二人とも同じ学校に進学し、おまけに実は近くに住んでいることが発覚。

見た目が違うからと昔いじめられていたというシュヴァルツが、人と話す練習がしたいとユーマとリアルで対面する事になったわけですが。

 

実はシュヴァルツこと上城ゆいは美少女で……おまけに既にゲームで親しくなった後ということもあって、無防備な姿を見せることも。

それに困惑しながらも、しっかり彼女と向き合ってるユーマは良い子ですね。

無理していきなり全部をリアルで片付けるのではなく、ゲームのチャットを織り交ぜて会話するなど彼女に合わせてあげる心配りも出来ますし。

 

まぁまだ若いので、うっかりで彼女の地雷を踏んじゃう場面もありましたけど、お互いに失敗したと思って謝って和解して。

そうやってぶつかったから、自分では手が届かない部分に姉の助力を超えるようにもなったし良い経験になったのでは。

 

ユーマとゆいの交流がメインで他のキャラの介入が少ないため、二人の関係の変化に文字数割けてるのがとても良かったですね。

「ユーマがすきなら付き合ってあげたら喜んでくれるかな」なんて考えるような娘だったゆいが、しっかりと恋心を育んで自覚したりする場面は本当に可愛かったです。

処刑少女の生きる道6 塩の柩

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「これから、どんな『時』だって」

(略)

「私は、アカリの友達だから」

 

塩の大地で戦いを続けるメノウ・アカリコンビと導師「陽炎」。

アカリと導力接続して、導力量という欠点を埋めたメノウでしたが……戦闘を優位に進め続けることは出来ず。

ここに来るのにつかった門に爆弾仕込んだ、とかいって二人を分断しにかかってくるし、色々仕込んでいる辺り本当油断ならない人ですね……。

 

アーシュナが盟主とエクスぺリオンから聞いた【使徒】についての情報。

第一身分トップでもある【主】の正体と、その目的。色々な真実が明らかになって行った巻でありました。

メノウがアカリの友達だと言って、彼女を救おうとするのが良かったですね。

とは言えそれもすぐにどうにかなったわけじゃなく、とりあえず停止状態にしたぐらいの塩梅ではありますけど。

                                                                                                

悪だくみするのは【使徒】の専売特許でもなく、「陽炎」の方でも行動を起こして状況を動かしてくれたのは正直ありがたかったですねぇ。

それでメノウも逃げおおせた部分ありますし。……万魔殿の介入があってこそ、でもありますが。色々な思惑が入り混じって、誰もが目的を達成しそこなった感。

遺された呪いが今後どう作用するのか。目標は明確になりましたけど、手段がさっぱりですからね。またしても旅の仲間が入れ替わって、他所からやってきた怪しい存在まで居て、どう転ぶか分からない状態ですけど頑張ってほしいものです。

天才王子の赤字国家再生術~そうだ、売国しよう~10

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「私も以前は自らの力のなさを嘆き、もどかしく思っていました。そしてそれを解消するには、自らの意志で踏み出し、力を付ける他にないのです」

 

ウェインが他国の人間の養子になったことは、やはり家臣団から苦言を呈されて。

彼の実績によってナトラの名前が広まったこともあって、やる気に満ちている家臣たちが王太子に任せ過ぎず仕事をいくらか引き受けるようになったのは、良かったですが……つかの間の休暇中に即座に呼び出されてしまうあたり、対応力がまだまだ低いみたいですねぇ。

 

今後の課題、として受け取ると。それすらもウェインの策謀なのではないか、と思ってしまうんですよねぇ。ウェインはニニムという心臓が居ればいいし、帝国の第一王子に協力したときや、西側の選聖侯会議に参加したときみたいに、手駒が少なく敵地にあろうとも乗り越える力がウェインにはありますが。

そんな兄を見て、王族としての経験を積んでいるフラーニャは、自分一人で対処していくのではなくて、今回シリジスをより強く引き込んだように、有能な家臣の力を借りつつゴールにたどり着くタイプに思えるんですよね。

 

エピローグで、ウェインが父に放った不穏な言葉と言い、フラーニャに国を任せて、ウェインはかつてグリュエール王に告げた彼自身の目的について邁進するんじゃないか、みたいな気がする。

 

今回はウェインが無茶をしすぎたから、ナトラに残ったままデルーニオで行われる式典にフラーニャを向かわせて。

そこでトルチェイラ王女の策謀に巻き込まれたりしてましたが……だ、カルドメリアがその交渉に関係して厄介な資料ゲットしてたのは痛い。トルチェイラの策略に巻き込まれたことで、フラーニャがより成長できたみたいなのは良かったですね。

シリジスが獅子身中の虫っぽかったのが、真の忠臣になったみたいですし。ただ、忠誠を誓ったからこそなお、提言した内容がどう影響して来るかが肝かなぁ。

ロウェルミナもいよいよ帝位争いに決着をつけようとしてますし、結構色々動きだしそう。


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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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