気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Genyaky

最後の英雄に捧ぐ花嫁学園 時を超えし魔法使い、次代の姫と絆を結びハーレムを築く

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「魔法使いの終わりとは、何だと思う?」

(略)

「終わり? 成長が止まること、かしら」

「いいや、違う。己に満足することだ」

 

主人公のアレクは世界に終焉を齎すと予言されたいくつもの災厄を打ち破った大英雄。

彼が徹底的に災いの芽を摘んだことで、後の世では英雄を必要とするような出来事は発生せず……それゆえに、歴史家から「最後の英雄」と称えられることになった。

最もアレク自身にはそこまで崇高な目的もなく……ただ強くなることを望んでいた彼にとって、予言に謳われるような災厄は敵として丁度良かっただけみたいですが。

 

予言の災厄全てを打倒したアレクの敵は、いなくなってしまった。

彼の仲間であったエルフのエステルとかは、彼に色恋に興味を持ってもらいあわよくば自分に目を向けて欲しい願望があったみたいですけども。

アレクはそのあたりの感情に疎く、上手く会話が噛み合ってはいませんでしたが……そんな会話でも気付きはあって。

エステルの薦めもあって、アレクは魔法によって未来にわたり、そこで自分と並び立つ相手と出会えることに賭けたわけです。

長命のエルフであるエステルは彼の封印された地を護りつつ、彼の花嫁候補として相応しい強さを持った生徒を育てる女学院を作って待つことに。

 

そして彼は三百年先の未来で目覚めて。エステルが生存し、彼女目線で美化されたアレクの話を聞いているとはいえ、今の学園に通う少女達にとってアレクって言うのは歴史上の偉人なわけで。未来で目覚めるため特別な眠りについた、という話も信じている人は少なかった。

エステルを筆頭に長年生きているアレクの仲間たちが認めようと、飲み込みがたい気持ちになる者がいたり。逆にあれだけ慕ってる仲間に認められているんだから本物だと認める子もいたり、受け取り方は様々ですが。

 

それでもアレクの実力は認めざるを得なかった。アレクからしても、未熟なところは有れど「オリジナルの魔法を創造する」領域までに至った子はいるし。アレクの相手に相応しい生徒を育てるための学園であるため、アレクからしても学びの多い場所にはなっていたようで……色々と周囲を騒がせても居ましたけど。

英雄というのは伊達ではなくて、良い影響も相応に与えていたのは良かったですね。

ダンジョンマスター班目2 普通にやっても無理そうだからカジノ作ることにした

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「ダイちゃん、私達は賭けに出るのが遅すぎたんだよ」

(略)

「ダイちゃん、やろう!」

 

1巻で、異世界に連れてこられダンジョンマスターをやる羽目になり、カジノを設置し人に危害を加えないことで特殊な立ち位置を確立したものの……既得権益であるグランドエイトに目を付けられた班目。

綱渡りな場面もありつつも賭けに勝ち、ダンジョンマスターのランキングトップに躍り出たわけですが……まだダンジョンマスターになった1年ちょっとなのもあって、地盤は全く整ってなくて。

 

元グランドエイトのうち4人が死んだとは言え、元1位のシルヴァーナとその派閥は健在だし。班目は上位8人だった元グランドエイトに対抗するために、燻っていた9位・10位の力を借りていたわけですが……ロンデミオ・ガルガンチュは班目との協力関係はもうないものとして扱っていて。

 

そんな中で班目は、下位でくすぶっているダンジョンマスターたちに「ダンジョン経営」についてのアイデアを提供することで、味方に引き込もうと考えた。

ポイントの強制取り立てによるダンジョン縮小からのリビルド。これが実際に行えるとわかったのは、割と大きそう。……いやまぁ、以前のダンジョンエイト政権下だと騙し合い上等だから、信用をもとにしたダンジョン縮小プランは運用し辛かったとは思いますし。

班目のアドバイスは的確で、それによって底上げを図るプランは効果を発揮していましたが、効果的すぎて支援プランを練ってる班目が仕事に追われる羽目になってましたし。

班目、まだまだ陣営が整っていないので手が届かないところが多すぎるんだよなぁ……と思いました。

 

最下位だったダンジョンマスター・カレンのダンジョン。

辺鄙な場所に誕生してしまい、ほとんど冒険者も来ないので攻略こそされなかったけれど、ダンジョン経営は傾いていた。そこで班目が、「辺鄙なところってことは流通にも難があるってことだから、有益なものを生み出して人が進んでくるようにしよう」とプランを立てたのは、カジノダンジョン作った彼ならではで面白かったですけど。

カレンが班目のダンジョン再生案にのるのも、一つのギャンブルではありましたけど。

 

今回はカジノダンジョンのカジノ要素より、班目のダンジョンマスターとしての要素に深掘りしていくエピソードになっていましたねぇ。

グランドエイトのダンジョンを攻略した四英雄がカジノダンジョンに乗り込んできたり。班目と因縁のある相手が勇者としてこの世界に召喚され、カジノダンジョンに攻め込んできたり。グランドエイトとしてのバチバチのほかに、カジノダンジョンそのものも安寧ではなく慌ただしかったわけですが。

最後に班目が出した告知が、実に彼らしくて笑いました。


ダンジョンマスター班目~普通にやっても無理そうだからカジノ作ることにした~

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「全くお前らは考えが浅い。そんなことだから、お前らはそのざまなんだよ」

 

ギャンブルに目がない主人公の班目隆。

スリルがあると燃える性質で、ヤクザとも繋がりがあるとされる金貸し相手に無謀な勝負を挑み、なんと大勝。負債を与えた金貸しに恨みを勝っているから、殺されてもおかしくない……とは思っていたみたいです。

 

そんな彼は気が付いたら、不思議な空間に隔離されていた。

出口もない土の中、青白く光る球体が存在しており……最初にそこに表示されたのは「ようこそ、ダンジョンマスター様」というメッセージだった。

逃げ場もないしとりあえず出来ることを確認しようと、ダンジョンクリエイト用の機能をいじくりまわして、サポート役の魔物・ケラマを生み出したりもして。

 

ケラマはダンジョンの根幹に関わるような情報についての知識などは与えられていなかったけれど、ダンジョン運営に関する情報だったり、異世界の知識、周辺地理とかの必要な情報については把握していて……。

ダンジョンの維持・拡張に必要なポイントを得る方法として、人間をダンジョン内部に滞在させることや、人を殺すことが必要であること。ダンジョンに挑む冒険者と言う存在や、近くに交易で成り立っている街が存在するといった話。

それらを聞いた斑目は、「ダンジョン」と聞いて想像するような、迷宮の中に罠と魔物が配置されて、最奥でボスが待ち受けているようなタイプのものを作っても即座に攻略されてしまうだろうと判断したわけです。

 

実際、たまたま近くに居た冒険者がダンジョンが生まれる気配を察知して、討伐の為のダンジョン出現待ちをしていたわけですからね。

シンプルなダンジョンを作っていたら、そのまま攻略されていたことでしょう。

班目は異世界知識を使ったり、ダンジョンマスターの権能についての穴を探したりして、カジノとしての機能を持ち、人を長く滞在させることでマナを獲得する方法を考えたわけです。

 

ダンジョン作成にはルールがあって、謎解きを作るのは良いけど「絶対に解けない暗号」なんかはあってはいけない。むしろ「絶対に解法は用意されていないといけない」。「鍵と対になる扉は同じフロアになければならない」とか色々と制限はかかっているみたいですが。

ルールに反するものはそもそも製作が出来ないそうで、上手く抜け道をついてカジノダンジョンを成立させたのはお見事。

 

ダンジョンの機能でアイテムを作成できるんですが、石油素材由来の衣服とか「いま異世界に存在しないオーパーツじみた存在」は高コストだけど、「輸送費がかさんだり、職人の巧みな技で作れはするけど量産は出来ない」類のアイテムは現地価格で買えたり量産可能という抜け道を見つけて、珍しい景品をコスパよく確保していたりと抜け目がない。

 

……ただ、班目は上手くやりすぎたというか。異世界に来てダンジョンマスター生活1年を乗り越えて、ダンジョンマスターの互助会のようなダンジョンソサエティへの参加権を得たわけですが。

同時に八大ダンジョンと呼ばれる、ソサエティのトップから査問会を開くと招集されてしまうことになるわけです。

ソサエティの存在、一年を生き延びれないマスターが居たり、新人を食い物にするマスターもいるから一年生き延びないと教えないそうですが。一年過ぎた瞬間食い物にされるのを回避する手段がないの、なんというかダンジョンルールと同じ穴を感じると言いますか。

一年生き延びた時点で一人前だから後は自力で何とかしろってことなんでしょうけど、その方針とソサエティへの参加権ってバランスとれてないんじゃないかな……。

 

班目はカジノに人を招くために、人を傷つける要素を徹底的に排除して一年間誰も殺していない稀有なダンジョンマスターになったわけですが。

その姿勢を軟弱だと八大ダンジョンのマスターは追及して。……ただ、八大ダンジョンのマスターは八大ダンジョンのマスターで驕っていたというか、停滞していたというか。班目みたいな特殊事例を認められないと彼を破滅させようとして……逆に反撃にあったんだから、永く生きてもあんなものか、と言いますか。

班目の策略は八大ダンジョンの攻略を加速させましたけど、あくまで勢いを増しただけであって、いずれ攻略されていただろうな感はあります。

竜人のマスタードゴスガラは自分のダンジョンに挑んでいた剣士の存在を察知していたけど、その力量を見誤っていたみたいですし。
その「いずれ」を自分が耐えられる期間ギリギリまで引き寄せたのは、班目のツキと策略の賜物でしょうけど。

物語に一切関係ないタイプの強キャラに転生しました

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「貴様はこの世界で、何を成すつもりだ?」

(略)

「のんびり幸せに生きていける世界を作るんだよっ」

 

科学技術も発展しつつ魔法も存在するファンタジー世界を舞台にした『ネオンライト』というゲームにハマっていた主人公。

【十三階段】という、ゲームの舞台となっているネオンシティを支配している裏組織が存在して。ゲーム主人公たちはそれに対抗する反抗勢力に所属しているとか。

 

タイトル通りその作品世界に転生した主人公でしたが……彼のポジションは、ゲームに関係しないモブキャラだった。それどころかブラック企業で働く社畜だった。

上司に連絡を取ろうとしたもののどこかで油を売ってて連絡が取れず、個人の判断で仕事の話をまとめて終わらせたら、説教されている場面から転生先……ルクスの物語が始まるの、世知辛すぎる。

 

原作知識はあるけれど、モブキャラである自覚もあるから下手に介入してストーリー改変がされてしまうかもしれない。そして生きていくにはお金が必要で、だから普通には垂らしている。

……と言いつつも、ブラック労働は過酷だから備えるためにこっそり副業とかもしてるわけですが。

裏組織と主人公たちの対立を知っていながら、副業で警備のアルバイトをして「というか警備が必要ってことは、襲撃を警戒しているのでは?」とか言うの、一手も二手も遅い。

 

実際襲撃起きてましたし。認識できるものなら全て斬れる魔法剣を使い、距離や時間すらも切って戦闘を危なげなく片付けてはいましたが。

その結果、隠されていた秘密……本来なら命を失うはずだった少女タナトスを助けることになって、そこから少女の姉である、主人公に倒されるはずだった章ボスである悪竜リヴィアとも縁が出来ることになって。

 

タナトスは本来なら殺されるはずだったから、自分がここで助けても良いか……と自分を誤魔化そうとしていたの往生際が悪いというか。

ゲームラスボスは、自分の想定したシナリオを壊すゲーム主人公を変数として興味深く観察していたところ、自分も知らない転生者とか言う未知数の存在に計算を狂わされまくってお疲れ様ですというほかない。

ルクス的はまだ言い訳できる範囲と思い込もうとしてますが、主人公が章ボスのリヴィア倒す経験を積めなかったり、対抗勢力も想定が崩されて不満が溜まってたり、シナリオはかなり早い段階で崩壊してる感が強い。

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