気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Giise

千剣の魔術師と呼ばれた剣士4 無双の傭兵は千剣の魔剣を手に入れる

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「持って帰った自分の命。ただそこにあるだけで十分誇って良い。なにひとつ代わるもののない世界にひとつだけの、自分だけの勲章だ」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

アルディスたちは、ひとまずセレス達を同行者に加えて共和国へ。

通常ならトリアに立ち寄るところ、アルディスたちが喧嘩を買った関係で素通りして、次の街にまで来たようです。

しかしまぁこの国、見ていて不愉快だなぁ。アルディス達も同様に不快に感じてたり、街中からもそれを変えようとする動きが見られたのは良かったですけど。

 

双子と言うだけで忌み嫌われる世界。髪色で迫害を受ける皇女。男尊女卑が激しすぎる国。

……この大陸、面倒な風習が多すぎるので誰かしらが破壊してくれないだろうか、と思ってしまうな。大体は意味のないモノですしね。

セレスの髪色に関していえば、「暴走」という実害が生じるので何とも言い難い部分はある。

 

女性を下に見る風習が強く根付いた国において、市長が女性を兵士として雇用する計画を提案して。

新人研修を行うことになって、護衛として傭兵を雇うことになったりして。それを潰そうとする輩までいて、面倒臭い状況にはなっておりました。

だからといって封印されていた魔獣を解き放つっていうのは、手段を選ばな過ぎでしょう。

 

他の勢力の思惑もあって、アルディスが有用な武器を獲得して、それでなんとか乗り切ってましたけど。

ネーレがその武器のことを知ってて、アルディスに向いてるといいつつ情報を伏せたのはなぁ。初手から使えてたら、もう少し被害が減ったかもと思わなくはない。

ただ、アルディス一人に負担がかかりすぎるのも良くないと思うので難しいし……新人は守り抜いたんだから、仕事を全うしてるのはお見事。

そして活躍によってアルディスにタイトルの「千剣の魔術師」という称号が与えられることになって。これから名前が広まっていく準備が、着々と進んでいるなーと言う感じです。

 

千剣の魔術師と呼ばれた剣士3 壮烈の傭兵は秘匿の皇女と森を駆ける

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「断言してやる。有り金全部賭けてもいい。それじゃカレンは幸せになれない」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

森の中で拠点を確保し、双子たちと和気あいあいと過ごしていたアルディスたち。

しかし、何の因果か厄介事が向こうからやって来て。何者かに追われている集団が、近くで戦闘を行っており、止む無く介入。

事情を聴いてみると、暗殺者の集団とそれに追われた二人、そしてアルディスたちの様にたまたま居合わせて巻き込まれた行商と傭兵の集団だったとかで。

 

追われていた二人から依頼を受けた事もあり、森の外を目指して一旦協力する事に。

若い傭兵が双子に対して思う所あるようでしたけど。多くは態度を変えずに接してくれたのも良かったですね。

双子を忌む考えは宗教的なものだそうですが。その教えを広めている教会が、治癒魔法を使える人材のほとんどを抱え込んでいるのもあって、表立って指摘する者が少ないそうで。

どうしても主人公たち寄りの目線になってしまうのもありますが、ネーレの物言いとかを考えると、教会怪しくない? って思ってしまうな……。

 

森の中で魔物や暗殺者集団の襲撃もありましたが、概ね危なげなく撃退。

アルディスに護衛依頼を出した二人の抱えていた事情を知る羽目になって、流血沙汰になる場面もありましたが。

ピンチとは特に感じなかったかなぁ。アルディスのスペック高くて、大体の事片付けられるのが大きい。

WEBは未読ですが、書籍とはまた違ったルートを辿っているそうで。今回登場のオリジナルキャラクターがヒロインらしいヒロインと称されていて、ネーレ、ヒロイン枠じゃないのか……って思いましたが。実際、頼りになる相棒みたいな存在だもんな……。

 
サブタイトルでバレてるので触れますが、双子に加えて、秘匿された狙われている皇女なんて存在を傍において、アルディスもお人よしが過ぎるというか。
まぁ、主人公に好感が持てるのは良い事ですけど。世界観設定が不条理で、打破する見通しも立たず旅を続けるって流れになると、物語の起伏がなくなって大変そうですがどうなるのやら。

千剣の魔術師と呼ばれた剣士2 無敵の傭兵は安息の森で強魔を討つ

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『無様なほどに足掻け。そして生き延びろ』

 
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで5月31日まで。

一領地の軍相手に夢想したアルディスたち。

ひとまず街を離れて、森の中に居を構えて。ネーレに双子を任せて、アルディスは一人王都に踏み込んで情報を集める事に。

最悪の場合は、国を捨てる事も考えている辺りは、根無し草の傭兵らしいと言いますか。不便が有ろうとも、双子を庇護してくれるのにはホッとしますね。

 

領軍が事情を隠匿しようとしたのもあって、指名手配されて逃亡生活とはなりませんでしたが。耳聡い人間はアルディスを確保して売り飛ばそうとする輩も居ましたが……相手が悪かったね、としか。

周辺で名前が知れ渡っていて、懸賞金がかかっているような魔物を討伐して、「敵対しても良い事無いぞ」と知らしめる作戦は中々効果的だったんではないでしょうか。

 

三大強魔と呼ばれている内、存在がハッキリしていた2体を討伐して懸賞金を貰って。

残りは判然としない噂だけで進んで手をだすつもりもなかったみたいですけど。その所在が、アルディスたちが居を構えた森の中となれば、向こうからやってくるのはある意味で当然だったというか。

その辺りも了承した上で撃退しきってるんだからお見事です。途中危ない場面もありましたけど、生き延びたから良し。父親の喪失を思い出して、危険でもアルディスの傍に遺体と願う双子が健気で良かったです。

千剣の魔術師と呼ばれた剣士1 最強の傭兵は禁忌の双子と過去を追う

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「こっちが頼んだわけじゃないが、そんなに売りたいってんなら買ってやろうじゃないか」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

「剣魔術」と呼ばれる特殊な術を扱う傭兵、アルディス。彼の自認としては、あくまで剣士と言う事のようですが。

その技術を群で教えて欲しいとかの要請を蹴り続けた結果、恨まれて襲撃されることもしばしばあるようで。

 

そんな彼は仕事の帰りに、この世界では忌み子とされる双子の少女を見つけてしまって。見捨てるのも忍びない、と保護する事に。

かなりその間上げは浸透しているようで、宿からは追い出されるし周囲の目も厳しくなるしで散々ですね。

それでもアルディスが双子を見捨てず、段々と仲良くなっていくのは良かったです。傭兵仲間も彼の事を理解して、離れて行ったりしなかったのも良し。

 

ただ、それ以外はあちこち甘いというか。1巻だからまぁ、情報明かされていくのはこれからなわけですけど。

サブタイトルが「過去を追う」ってなってる割に、アルディスが妙に常識に疎い部分とかはハッキリしないし。双子を忌む風習は宗教的なものらしいですけど、女神の存在を否定するアルディスとネーレの特殊さは際立っても、事情はさっぱり。

 

あと、信仰が絡んでいて根が深いと分かってるんだったら、自分かネーレかは双子についてるべきだったと思うし、好奇心旺盛な子供にもよく言い含めておくべきだったのでは……みたいな気持ちになってしまってよくない。

領軍が荒っぽい手段を取ってきたとき、双子を助ける為に迷わず行動してくれた部分が評価できますけど、なんか全体的にもどかしいんですよね。

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