「いやいや、スライムが武器を使う時点で凄いからね?」
「リョウマ君、一度テイマーギルドで初心者向けの講習を受けてはどうかの? 常識がわかるぞ」
「むしろリョウマ君に講習を頼むべきでは……?」
竜馬が気付き対処したことで未然に防げましたが、疫病が発生するかもしれなかったレベルの問題だった、ということで報酬は結構もらえた模様。
スカベンジャースライムがいるから、この街にいる間だったら協力もできますよ、と言えるのが強い。
その後、今後について問われたときに、今いる街近くの森の奥地にでも住み着くかもなぁとか言って「いや近くにいるならこの街に住めよ」ってツッコミもらってるところが地味に笑えて好き。
お世話になっている貴族家で魔法を教わったり、廃坑の調査活動に同行したりもしてますが。
従魔術について詳しいはずの人々からしても、竜馬の従魔であるスライムは特殊で。
表紙イラストにもちょっと映ってますけど、武器をもって戦うことまでできるとか、多様なだけじゃなくて多芸なんだよなぁ……。
スライムの出す分泌物を使った防水布を作ったりしていて、それが認められて商品化したりもするし。汎用性が高いし、これは確かに竜馬がスライム研究にはまっていたのもわからないではない。
活動実績がないから冒険者ランクは低いですけど、実力的にはDランクがパーティーで狩るブラックベアーをソロ討伐出来たり、スペック高いんだよなぁ竜馬。
個人の戦闘技能が高いだけじゃなくて、ヒールスライムとかを連れてるからサポートもできるので、万能型つよい。
竜馬自身の人柄とか能力的なものが影響して、いろんな人がフォローしてくれるわけですが。その環境に甘えすぎるのも良くない、と自立を目指そうとする竜馬は真面目。
すぐにスライムを活用した洗濯屋っていう新業態を思いついて、その実現に向けて動き出してますしね。
それまでの積み重ねと将来性を買われて支援してくれる人もいて、順調に準備が進んでるのは良し。