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『――君は目的を果たせるといいですねェ、カルツくん』
六大公爵家のうち2つに対して大打撃を与え、実質的に掌握したカルツ。
他の公爵家も当然、2家が行動を制限されていることは分かっていますが……それでも、裏で暗躍しているカルツまでは到達していない状況。
疑おうと思えば疑えるけど「偶然で片付く範疇でもある」と公爵家側に思われているのはお見事。
ただサンクトゥス公爵家の問題で帝国内部に不安が広まっているのが良くない。……だから、より大きな不安で塗りつぶしてやろうと『呪い』を広げる計画の実行を早めることにしたのが厄介ではありますけど。
……カルツはしっかり、敵がそうやって動くだろうことも予測していて。
アルテシアを救うための手札や自分の味方を増やしつつ、公爵家の邪魔もしっかりしているのが良い黒幕ムーブしてますよねぇ。
今回カルツが救ったのは、アイゼンフッドの五代目当主レイスと同じ「魔力過敏症」を患ったサティス・プロファンド。
その症状から公爵家の「世界樹の呪詛」の実験体にもされていて、本来の歴史では命を落としてしまったそうですが。
……救われた結果、トンデモない戦力が爆誕していたのは笑っちゃった。まだ戦い慣れていないから、敵であっても切り捨てて命を奪うのを最初の選択肢として取れない場面もありましたが。
頼もしい相棒が居ますし、まだまだ磨く余地ありまくりの原石ですから、ここからさらに強くなっていくの怖すぎ。カルツ陣営の戦力、個で言えば結構なものですよね。
六大公爵家という組織を正面から相手取れるかっていうと別で、カルツがやっているみたいに少しずつ削っていくのが正着なんでしょうけど。
彼の描く未来に少しずつ近づいてはいるけれど、まだ障害が多いわけですから、頑張って欲しいものですね。