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「――わたしはそんなこと気にしないで、胸を張って生きていけばいいと思うけど」

 

つい場面ごとに「偽りの自分」を演じてしまう矢野。

彼は、たまたま出会った転校生水瀬秋玻に恋をして。

けれど、彼女の中にはもう一人「春珂」という少女がいて。

 

多重人格であるという秘密を知った矢野は、彼女の手助けをすることに。

一緒に居られる時間が増えるという打算もなくはなかったけど、放っておけないと思ったのも本当だ、と。

春珂にちゃんと言ってるのは好印象。

 

記憶は共有されないという都合もあるし、春珂がシチュエーションに憧れていたという事もあって交換日記とかも行ってましたが。

多重人格という要素を加えて上手く青春モノに纏めてるなぁ、という感じがしました。

終盤の挿絵もいい感じでしたし、続きが楽しみですねー。

いや、感想書くのが遅れに遅れただけで、発売日に買って読んでたんですよ?