気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

LINE文庫エッジ

勇者の君ともう一度ここから

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「セラ、またやり直そう、ここから」

 

命と引き換えに、狂神を討伐した勇者セラフィルナ。

その知らせは、片田舎で後悔に苛まれながら日々を過ごしていた青年ジャンの下にも届いた。

かつて剣神と呼ばれ、彼女の旅に同行していたものの、片腕を失い挫折し田舎に戻った。

そんな彼の下に「実は勇者は生きている」。「彼女を救いたければともに来てほしい」と王都から使者がやって来て。

 

一度、間違えて、後悔していた彼は。今度こそ、間違えないと協力する事を決めた。

死ぬかもしれない術式に身を預け、失った腕の代わりを得て、少女の下へと急いだ。

彼女を目覚めさせることは出来たが、不完全な状態で。

取り戻す為に、賢者の助けを得てまた新しい無茶をする。

 

その果てに、彼は愛しい彼女を取り戻した。

かつての自分が届かなかった敵にすら、刃を届かせた。意地を見せた。

王道の展開ですが、それだけに引き込まれました。

いやまぁ、過去のジャンの強さを失ってしまった場面の、捨て鉢な言動にはちょい思う所ありますけどね。それによって、少女の弱さを捨てさせてしまったわけですし。

 

とは言っても、セラフィルナは彼の不器用な気遣いに気づいて、彼の事を思い続けていたわけで。

セラの幸せのためには、ジャンが必要。
自分の行いの結果を知った彼は、今度は間違えないと信じたいところです。




ウィッチクラフト・アカデミア ティノと箒と魔女たちの学院

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「ウィッチクラフトって……もっと自由でいいんじゃないですか」

 

逢空万太先生の作品は初ですねー。

読みやすい筆致だったので、他の作品も気になるところですが……刊行点数が多い作家さんでもあるので、手を出すにしてもちょっとペースはゆっくりになるかと

 

で、今作の話に入りますが。

ウィッチクラフト。箒で空を飛ぶ魔女たちの競技。

「箒で空を飛ぶ魔法使い」。王道ですけど、ラノベでは余り見ないような。……いや、最近だと『七つの魔剣が支配する』であったか。

 

この作品の主人公、ティノ・アレッタは男子ながら、魔女養成学院に進学。

かつてみたレースで魅了されて、自分も飛びたいと思った。

しかし、ブルームを使った飛翔術は、不便な点も多くて。おまけに男子の適性は基本的に皆無。幸運にもティノはブルームを飛ばせるものの、成果を上げられずにいて。

 

早々に退学の危機が訪れる事に。

学院側が特例で2か月遅れの入学を許可はしたが、冷遇も優遇もしないという判断で、容赦なくていっそ笑った。いや、才能がない生徒の道が狭まらないように、早い段階で宣告するという優しさでもあるんですけどね。

空を飛びたいという、純粋な願いを持った少年が、現実を突き付けられて、それでも飛び続ける道を選ぶ話。

迷いながらも進み始めるまでの序章って感じなので、これから盛り上げていってほしい所です。ルームメイトのウルスラ周りとか、掘り下げられるネタはまだまだありそうですし。


LINE文庫/LINE文庫エッジ 感想 一覧

LINE文庫とLINE文庫エッジの感想まとめ。
作者名アイウエオ順です。続きを読む

デュアル・クリード

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「もはや、潮時だな……」

 

異世界に召喚された英傑たち。

召喚に使うアイテムは各国に配られていて、しかし協定によって封じられていた。

一国が協定を破り、異邦人を召喚。

その力を畏れた周辺諸国は続けて召喚を行った、と。

 

戦力比とか定石を吹き飛ばす英雄達の活躍は凄まじいですけど。

召喚した異邦人に国を乗っ取られたり、呑み込まれたりして、全く持って御しきれてないんですよね。

亮も召喚される時に女神さまに会ってましたが……「基本的に神は地上に不干渉であるべき」という割に、「わかりました以外の返事は求めていません」と地上に放り込もうとするあたり、信用ならないんだよなぁ。

 

とりあえずクロノス王国では軍師の亮と、研究者の皐月という人材を招き入れ困難を乗り越えてます。

老将の反発とかもありましたが、上手いことあしらって成果を上げてますし。

プロローグを想えば、この後も仲間を増やして活躍していくことでしょう。

英雄達の戦いというテーマとしては概ね満足。ただ、異邦人たちがキャラ濃すぎて、召喚した国の人々を割と喰ってる感じで、この辺のバランスは難しいですよねぇ。

クロノス王国の陛下とか、亮に任せてくれるシーンとか好きなんですが、同時に君らの国だろ、もっと奮起しろよと思ったり思わなかったり。
魔法士隊は最初こそネタ度高かったですけど、現場で奔走してたのは好感が持てる。


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