気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

MFコミックスアライブ

魔術師クノンは見えている3

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「僕は水属性が最高だと思っています

 本当は最高であり最強であることを唱えたいけど

師匠に勝てなかったからまだ最高なんです」

 

魔術学園に向かう途中、グリオン侯爵家の領地に立ち寄ったクノン。

孫可愛がりする領地を預かってるおじいちゃん、短い登場シーンで孫大好きぶりをアピールしてって笑えました。

クノンがここに立ち寄ったのは、祖父への挨拶だけではなく……。

実は結婚適齢期を少し過ぎてしまっているイコが、クノンから離れることになったので引継ぎを行うためでもあって。

 

イコの紹介もあって、新たに侍女になることになったのがイコの妹であるリンコ。姉がこれから相手探しなのに対して、リンコの方は婚約者が既にいて、出張手当とかが付くからクノンについていって、将来の貯蓄にするためという目的なのが格差よ……という感じ。

まぁイコはイコで幼少期からクノンの傍についていて、なかなかそういう出会いとかに割ける時間もなかったでしょうしね。

2巻でクノンの父から相手の紹介をしてもらえそうではありましたし、結婚できないってことは無いでしょうけど。……いや、リコの理想次第では長引くかもな……。

 

止む無く離れることにはなったけれど、イコはイコでクノンの事を大事にしていて、リンコに「悪い遊びを教えるな」とか言ってましたが。……君がちょっと間違った紳士像にクノン育てたから勘違いされやすくなってるんだが……? とは思いました。

魔術学園に入って、実技試験のシーンとか画が付くとより分かりやすくなって良かったですね。クノンの赤い霧とか、雰囲気出てました。

魔術師クノンは見えている2

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「誰に何を言われようと 人や物を傷つけると思えば拒否しなさい」

「魔術は力だ 力を振るう以上何をするにも責任は常に付きまとうんだ」

「これから本格的に魔術を学ぶなら 無責任な子供でいることも卒業しなさい」

 

水を生み出し操作する「水球」の魔術。

クノンはそれにアレンジを重ねることで、本物の猫と見紛うほどの水人形を創り出したりもできるようになったわけですが。

実は水を生み出さなくても、その場にある水に使っても操ることはできるようです。

そして魔術師団の人々と対面したことで、その「そこにある水」は「水の魔術師が生み出した水」も対象にすることができる、という新しい知見を得て。

 

クノンが色々と新しい知識を得ている傍ら、魔術師団の人々もクノンの生み出した超軟体水球を堪能したり、「人型の水球」を動かしてみたり、より早く動くための方法を模索したり。

いやぁ、実に魔術師だなぁというか。好奇心に駆られた結果、叱られが発生しているのちょっと笑えた。

その後クノン父にも怒られることになっていましたが、まぁ順当。怒られといてもらって……。

まぁテスト自体には問題なく合格して、師匠の紹介をしてくれることになったのは良かったですけども。

 

王宮魔術師の中でも名の知れているゼオンリーが、課題を通じてクノンを認めて弟子と認定。そうなると、クノンの元々の才覚もあってどんどん羽ばたいていくだろうけど、クノンの婚約者としてぼんやりしていられるのか、という発言は厳しいけど正しいんですよねぇ。

ミリカの方も覚悟を決める切っ掛けとなったので、早い段階で師に出会えてよかった。

実際目的であった「眼を作る」魔術も、ゼオンリーの教えを受けた末に、問題点を抱えてはいるものの形になったわけですし。

課題は多いけれど、飛躍の為に魔術学園に通うことが決まってますし、今後の改良に期待。

魔術師クノンは見えている1

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「必ず魔術で目を作るんだ」

 

勇者の子孫に現れる「英雄の傷跡」という、何かを失って生まれる特徴。

片腕や片足といった肉体的なモノだったり、感情や味覚といった感覚的なモノだったりするわけですが。

グリオン侯爵家に生まれたクノンもまた「傷跡」持ちの少年であり……彼は、生まれつき目が見えなかった。

 

「英雄の傷跡」と言われる通り、それは歴史の功績を感じるものであるため周囲からの評価は高かったけれど……クノン本人からすれば、どれだけ祝福冴え領都も、両親や優しい兄の顔すら見れないソレは呪いのようなものだった。

百年ぶりの「傷跡」持ちということで、王位継承権が低いながらも王女との婚約まで決まったみたいですけれど。

生まれつき目が見えず鬱屈したクノンとの時間は、婚約者であるミリカ王女からしても退屈な時間であり……定期的に会うことになっているが、時に逃げ出してしまうこともあったとか。

 

そんなある日、クノンは魔術の才能に目覚めて。

講師が口にしたとあるひと言から、魔術で外に「眼」を作ろうという発想に目覚めたわけです。そうやって希望を見出したことで彼の世界は輝きはじめて。

明るくふるまえるようになったのは良かったですけど、侍女が悪乗りした結果、間違った紳士像を叩きこまれてナンパな言動をするようになってしまったのはちょっとアレですけども。

……まぁ言動はナンパでも婚約者大事にしているし、目標である魔術には真剣だしの良い子なんですけどね……。

インフィニット・デンドログラム クロウ・レコード4

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「もう! 考えてもわからないものはわかりませんわ!

 何かしてくる前にブッ倒せばよろしいのですわ!」

 

シリーズ完結巻。というか打ち切りっぽいですが。

やってきました水着回、ということでジュリエットたちの水着カラーが収録されたたのはうれしい。可愛い。

密度濃かったガイリュウ事件の翌日、ジュリエット達は疲れが残っている中で、紫音だけピンピンしてるのは笑った。日中寝てたからね……。

 

ここで紫音のクランが、リアル使用人を巻き込んだある種の家族経営なことが発覚。

「屋敷の中同様お嬢様を支える分、給料も出ている」とのことで。紫音の実家がちゃんと通常業務外のゲームにおいてもリテラシー発揮してくれてるのはいいんですが。

それリアルマネーでクラン構成員買ってることにならんの? デンドロの規約とかしらんけど大丈夫……? みたいな気持ちにはなった。

……あの管理AI達なら、エンブリオ進化させてくれればどうでもいいというかもしれませんが。

 

ギデオンに闘技場が多いからこそ、それを生かしたイベントを見せてくれるのはうれしい。

水上戦イベントだからってゲームなんだから別に水着にならなくてもよいのに、水着必須とつけた運営は偉い。

突発イベントのわりに観客も多い当たり、この町の人々ノリがいいなぁ。今回ジュリエット達は女性限定水上戦でしたが、この分なら翌日の男子限定もそこそこ来たのかもしれない。

紫音が報酬の卵につられた結果ではありましたけど、参加グッジョブ。

 

巻末のSSは『リアル・ガールズ』。

紫音、マックス、チェルシー、ジュリエット達のリアル風景を切り取った微笑ましい日常のエピソードでした。


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