「僕は水属性が最高だと思っています
本当は最高であり最強であることを唱えたいけど
師匠に勝てなかったからまだ最高なんです」
魔術学園に向かう途中、グリオン侯爵家の領地に立ち寄ったクノン。
孫可愛がりする領地を預かってるおじいちゃん、短い登場シーンで孫大好きぶりをアピールしてって笑えました。
クノンがここに立ち寄ったのは、祖父への挨拶だけではなく……。
実は結婚適齢期を少し過ぎてしまっているイコが、クノンから離れることになったので引継ぎを行うためでもあって。
イコの紹介もあって、新たに侍女になることになったのがイコの妹であるリンコ。姉がこれから相手探しなのに対して、リンコの方は婚約者が既にいて、出張手当とかが付くからクノンについていって、将来の貯蓄にするためという目的なのが格差よ……という感じ。
まぁイコはイコで幼少期からクノンの傍についていて、なかなかそういう出会いとかに割ける時間もなかったでしょうしね。
2巻でクノンの父から相手の紹介をしてもらえそうではありましたし、結婚できないってことは無いでしょうけど。……いや、リコの理想次第では長引くかもな……。
止む無く離れることにはなったけれど、イコはイコでクノンの事を大事にしていて、リンコに「悪い遊びを教えるな」とか言ってましたが。……君がちょっと間違った紳士像にクノン育てたから勘違いされやすくなってるんだが……? とは思いました。
魔術学園に入って、実技試験のシーンとか画が付くとより分かりやすくなって良かったですね。クノンの赤い霧とか、雰囲気出てました。