気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Mikura

占い師には花騎士の恋心が見えています3

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「貴方がいてくれたら安心できます」

 

13話~19話と描き下ろし、書き下ろし小説「世話焼き親父の愛娘」を収録「。

ついに好意を自覚したエクトル。

そしてそれがシルルの能力で直ぐにバレてるんだから、どうなるかなぁ……って感じではありましたけど。

薬師と客ではなく、友人になったのは一歩進展してるようにも見えますけど。どっちも能力や立場からあまり親しい人が居なかったので、微妙にかみ合ってるようで噛み合ってない時があるの、見てる分には面白い。

 

エクトルと珍しい花の群生地に向かって……発見には成功したものの、エクトルが怪我を負う事態になってしまって。

彼に治癒の魔法使いとしての能力を披露することになったりもしてましたが。

エクトルが秘密を守ると約束してくれたのは良かった。……シルルの能力で、独占欲みたいなのも見えて、「恋心を拗らせるタイプ」と分析されてたのはアレでしたが。

 

感情の発露が下手なだけで誠実であろうとしているし、シルルを尊重してくれるし。

シルルに対してアプローチしてくる変人が連続して登場してくるのを見ると、エクトルは優良物件ですからね……。

シルルもなんだかんだで絆されていましたし、幸せになってもらいたいものです。

占い師には花騎士の恋心が見えています2

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「……私は…できるならこのまま薬屋として生きたいと思っております」

 

712話と描きおろし、書き下ろし『やんごとなき男の鋭い勘が働く日』を収録。

『花騎士』と呼ばれ、女性からモテモテなエクトル。

事件を予知したシルルに興味を持って近づいてきて、怪我の治療のために交流を続けていく中で、彼女に恋心を抱くようになって。

 

頭上に見える線で感情の芽生えも見えるシルルが、色がハッキリしていないから「これは初恋!?」って先に気付いているの面白い。

エクトルは初恋なのもあって自覚してないし、シルルも女性に対して忌避感のある彼がついに恋を……! って変に感慨深くなってましたけど。数年変化の無かったエクトルの、直近の変化と言えばシルルとの交流が増えた事なんだよなぁ……という。どっちも気付いてないあたり鈍い。

 

シルル、本当に人が好いな……というエピソードもありましたね。

彼女をして初めて見る、不幸を知らせる黒の予想線がいくつも伸びている「不幸の見本市みたい」な人物と遭遇。

貴族がお忍びでレストランに来てるっぽいな……ってのを察して離れようとしたのに、貴族の連れが毒を盛られそうなのに気付いて、助けに入っちゃうあたりが本当にもう。

たまたまその人がエクトルの友人で、シルルの事情も汲んでくれたから助かってましたけども。

薬屋であり続けたいなら人助けはほどほどに、と言われても退かない姿勢を見せたシルルが選べる選択肢を一つ増やしてくれたのはありがたかった。

占い師には花騎士の恋心が見えています1

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「痛いなら痛そうな顔をしてください 分かりにくい」

 

16話と描き下ろし、書き下ろし小説「花騎士のほころぶ日」を収録。

治癒の魔法使いの血筋に生まれた主人公シルル

彼女は魔法が使える上、稀に生まれるという「特別なものが見える目」を持っていた。

シルルには人の頭上にカラフルな線が伸びているのが見え、驚いたら薄黄色、悲しんでいたら青色というように色味が変わり、線の長さでその感情の長さだったり、可能性の高さだったりを読み解くことができるとか。

 

見えている線からおおよその未来を読み解けるようになったのはシルル自身の鍛錬の賜物らしいので、お見事。

シルル自身も腕の良い街の薬師をやってるみたいですが……ちょっとしたアドバイスをしていたら、主に恋に迷う女性陣に占い師として知られるようになったのは、思う所が無いわけではない模様。

評判を落とすために敢えて間違った解釈を伝えればよいのは分かっているけど、期待されると応えちゃうあたり人が良い。

 

まぁ本当にシルルが隠したいのは治癒魔法が使えることで、それが国にバレようものなら飼い殺しにされるだろうと予想が経っているので、貴族に通じる騎士とは距離を取っていたようですけど。

……それでも死に近づく黒の線を見た時に呼び止めたり。興味を持たれてやってきた騎士が未だ痛む古傷を抱えている事に気付いて治療を申し出たり、本当に人が好い……。

彼女の秘密を知って支えてくれる人も街には居るみたいですけど、側で守ってくれる人が必要そう、という実利で言うと騎士と縁が出来たのは悪くはないか……?


魔物ってバレたら討伐ですか? 花の魔女はひっそり平穏に暮らしたい

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「魔女さまってすごいなぁ……みんな元気になったよ」

「当たり前だろ、魔女さまなんだから」

 

タイトルの「魔物」は「マンドラゴラ」と読みます。

使節育ちで親の顔を知らず、務めた会社はハラスメント三昧な上、解雇される始末。

どこかで聞いた「山に登れば人生が変わる」という言葉を胸に、心境を変えようと山に登ったら滑落し……散々な人生を閉じた花園美咲。

名前負けした人生だったから、来世ではもっと綺麗な花にでも……と思いながら命を落とした彼女は……異世界でマンドラゴラとして生まれ変わることになるわけです。

 

薬の原料になる植物型の魔物マンドラゴラ。引き抜かれた際に呪いがこもった声を発し、呪いへの抵抗力が低いと聞いただけで死んでしまう危険な存在でもある。

ただ材料としては有用なので養殖までされていたり、叫びを防ぐための専用の耳栓があったりするそうですから、本当に魔物っていうよりは薬の原料としての側面が強く人の世界では見られているようです。

 

主人公は養殖された人の世界ではなく、普通に辺境にある魔物住まう森で生まれて。

一応、とある宮廷魔導士が実験のために竜の死骸があった場所に植えたマンドラゴラではあったみたいですけどね。

なぜか人の意識をもって生まれた彼女は、魔物の身体が望んだ方向へ進化出来る事に気付き、マンドラゴラそのままだったら討伐されてしまうかもしれない。

人に近い姿を獲得すれば、文明の中に混ざって平和に暮らせるのでは……という希望のため彼女は行動し、実際に人に近い姿を装えるようになったわけです。

 

マンドラゴラの呪いの声がとっさに出ないように工夫もして、準備万端になった彼女は人の世界へと歩み出して。

植物を自在に操ったり生み出したり出来る彼女は、その力を使って困った人を助けたりして。

そうやってとある村に拠点を得られるようにはなったんですが……その際に彼女は花の魔女として受け入れられることになって。

この世界では魔族の女性を魔女さま、男性を魔法使いさまと呼んでいたそうです。

500年前にたった1人を残して滅びてしまったという種族だそうですねぇ。マンドラゴラとバレるよりは良いけれど、身分詐称には変わりないのでずっとヒヤヒヤしてるんですよねぇ……。最後、たった1人の生き残りと対峙する場面で終わってるのがスリリング。

現状、相手が上手い感じで受け取ってくれて受け入れてくれているので、上手くかみ合うと良いんですけどね。

占い師には花騎士の恋心が見えています

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「……蝶じゃないなら、君は何なんだろうね」

(略)

「私は薬でしょう。貴方の傷を治すんですから」

 

両親を亡くし一人で薬屋ディベートを営んでいる少女、シルル。

彼女は魔法使いの一族の末裔で治癒魔法が扱える他、他人の頭の上に感情を示す線を見ることが出来て……。それを基に助言をしていたら、腕利きの占い師として人気を獲得することに。

 

この世界における魔法使いの魔法は血族にしか遺伝せず、それも絶対ではない。さらに、その力を求めた権力者に囲われた過去があるために、どんどん秘匿されるようになり廃れていったそうですが。

そんな環境の中でシルルはもうちょっと警戒してもいいんじゃないかなぁとは思いました。治癒の力は伏せてますが、死に近づく線が見えると放っておけなくてアドバイスしちゃう彼女の性格は好きですけど、危うさもあるので……。

 

一方の花騎士はその容姿から街の女性に人気の人物。

当人は外見しか見ない女性に迫られ続けた経験から、筋金入りの女性嫌いではあるみたいですけど。甘い顔をして近づけば情報を得られるからそれを活用していたとか。

そんな彼が、自身に迫っていた死の危機を回避する助言をくれたことや、街に迫る海賊について予言した存在がいるらしい、と噂を聞きつけてシルルに接触してきたわけですが。

 

花騎士に興味を持たず、彼が隠していた傷の治療の方に意識を裂くシルルは、彼にとっても珍しい存在だったようですね。

そうして交流をしていく中で、互いの距離が近づいていくラブコメ。シルル視点から物語が始まるのもあって、彼女の隠していることを探ろうと近づいてくる花騎士にあまり良い印象はないんですが。

……まぁ、彼の立場であれば調査しないといけないのも分かりはするんですけどね。

序盤の接触の仕方とかは苦手ですが、中盤以降の微笑ましい交流は好きです。



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ちゃか

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