気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

REXコミックス

Fate/Grand Order-Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園セイレム 異端なるセイレムⅠ

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「物は試しに彼女たちの芝居を一度見て…その上で決めればいいじゃない」

「よそ者っていうだけでチャンスを与えないのはフェアじゃないわ」

 

FGO1.5部、亜種特異点Ⅳであるセイレムのコミカライズ。こちらの主人公はぐだ子ですねー。

序盤のカルデアの日常編、結構好きです。厨房に入ったドロボウを捕まえようと力こぶ作ってるマシュかわいいし。ぐだ子がマシュとあったとき「今日もふわっふわだね」ってハート飛ばしてるのも微笑ましい。

……隣で喧嘩仕掛けてたサーヴァントが居たりしますが、それこそカルデアの日常ってやつでしょう。飲み会してた人達もいるみたいだし。

 

でもその空気を壊すように第三種警戒態勢を告げるアラームが鳴るんだからなぁ。もうちょっと日常で居てくれても良かったのよ。

北米地方で異常が起きて。逃亡した魔神柱の仕業と睨んだカルデアは、魔術による特殊な環境であることを利用した同時代へのレイシフトを行う事に。

 

これが最後の魔神柱と予想されるため、最後のレイシフトに成る事も同時に決定しており、制限付きな状態で問題解決に赴くわけですが。

それでも本当に行ってから現地で情報収集する所から始めていた特異点解決に比べれば、事前情報ある方だしな……。

メディアが入れ替わっていたり、現地のセイレムは魔女狩りの時代のため配慮しないといけなかったりで課題が多くて。現地住人との衝突があり、劇団を装って潜入したため実際に劇を演じる事になったり、他の特異点とはまた違う攻略法になってますよねー。劇パート好きです。


現代魔女図鑑5 

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「私のものなんて一つもないよ 当摩も 当摩にいる全員のものだよ」

「マリ 考えてね…」

「みんなの当摩がこれからどう変わっていくのか みんなで」

 

当摩の街に、魔女の技を悪用する組織が手を出そうとして来て。

大魔女様の弟子とか、当摩の魔女たちがそれぞれに出来る事をして、それを撃退する話がありました。

当摩は魔女の街、と呼ばれて花火とかで親しまれていますが……この世界、薬に魔法をかけて~とかいわゆる魔女っぽい魔女いたんだな……

いやまぁ、悪魔とか色々出てきて何を今さらって感じではありますけど。

                                                                                                           

当摩の街が出来るまで。

大魔女様が当摩を救っていないという言葉の意味。

これまでに描かれた、多くの魔女の力で、彼女は自分の成すべきをなした。

自分のものなんて何もない、と大魔女様は言っていましたが。

単に先払いだっただけで、これまで積み重ねてきたものが、ちゃんとあるじゃないか。

 

大魔女様の背負っている物を描く、という意味で、今回は一貫していた気がします。

これはこれで結構好きですけど、やっぱり一巻の予言の魔女みたいなエピソードが好きだったので、その色が薄れてしまったのは少し残念だったかな。

でも、きっとまた読みます。いいシリーズでした。

 

現代魔女図鑑4

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「わ 私はうれしい」

「こんなにたくさんの人がいるのに 自分を選んで必要としてくれる人がいるってこと」

 

今回の最初は河野と増田、二人で一人前の魔女になる彼らの魔女部の話。

御神木を復活させたり、活動してはいるわけですが。

学内での知名度は高くなく、学際での出し物の抽選も落ち。

 

かっとなった河野がゲリラ的に宣伝を打ったりしてましたねぇ。……行き当たりばったりなところは変わらんか。

まぁ、それで依頼主を見つけて、四苦八苦の末解決してみせたあたりチームワークも向上してきてる感じはしますね。

……生徒会に目をつけられて、説教コースなのは、うん。もうちょっと頑張りましょう、ってところで。

 

一方で大魔女様の弟子と魔族の話なんかもありました。

意外とこっちに出てきている魔族って多いんだろうか。自分たちの楽しさの為に生きている感じはありますが。

……なんて阿呆な契約を考えるんだ。

後は、暴食の魔女と契約した貧乏学生の話。空腹で頭廻ってない状態で契約とかするなよ……

 

でもネタキャラかと思った、暴食の魔女さん、大魔女とも知り合いっぽくて意外と重要そうな役回りで。

大魔女様の気になる秘密なんかも出てきてましたが、その真実と「大魔女様のたった一つの願い」。さて、いったい何をするつもりなのやら。



現代魔女図鑑3

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「自由って言うのはね自分で『これがいい』っていう道を進むことさ」
「『私はこうならなくてはいけない』『こうしなくてはいけない』と思ってしまったらそれはもう自由ではない」
「逆に誰かから与えられて物でも『これがいい』って思えたらそれは自分で選んだ自由ってことだな」

現代に生きる魔女たちの話、第三巻。
相変わらずのオムニバス形式で進行中。
ちらほらとこれまでのキャラクターも描かれていていい感じです。

最初は、幼馴染の少女が魔女ではないかと疑う少年の話。
周囲にはそれを信じてもらえず、相手が気になっているのは恋じゃないかと指摘されて知恵熱だしてましたが。
たった一人の魔女でいたい、という彼女の願いが伝わるのはいつになるのやら。
魔女であることを公にしている人ばかりではないんですなぁ。

魔女部を作った河野さんと増田くんの話もありました。
雰囲気作りで夜中に侵入して、儀式してみたら予想外の結果がでて。
一人は胃を痛めてそうですが、もう片方がポジティブすぎて笑う。

今回収録の中では、2話構成の、「或る魔女と家族」が好きですね。
今巻の表紙になっている三人の話。
コンビニの前で猫を拾って途方に暮れていた女と、そこで働いていた男が出会い。
結婚して、子どもも生まれたけれど、女は死んでしまって。
魔女として生きてこなかった彼女が死に際に発動した魔法で、彼女は幽霊となって夫の傍に現れた。
そして、子どもが成長してなお、彼女は現世にとどまっていた。
何にも触れる事は出来ず、見れるのも会話できるのも夫だけという、不完全な術ではあったけれど。
最後は消えてしまったけれど。あの魔術があったおかげで得られたものもあるはずだから、アレはアレで幸せだったんじゃないでしょうか。

最後は大魔女さまとその弟子の話。
同時に、死んだ人間とそれに縛られることを選んだ使い魔の話。
彼の語った自由についての意見は、中々いいものだと思いました。
誰かに言われたことではあったけれど、彼は自分でそれを選び取ったんだ、と。
……オチの四コマでどこぞの巫女に絡まれていましたが。おい、猫にたかるな……


現代魔女図鑑2

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「…………オレは恵まれてんだろうな」
「夢中になれるものもあって」
「未来を夢見ることのできる程度の才能があって」
「一緒に頑張ってくれる仲間もいる」
「……こんなオレが ユーリに何かできることなんてあんのか…?」


魔女という存在が日常に溶け込んだ世界。
今回も当摩市が舞台となるわけですけど。
前の巻に比べると、救いがあるというか悲痛なエピソード減っていたかなぁ。
その分「日常に溶け込んだ」っていうのがよくわかる雰囲気が漂っていました。

例えば、魔女の料理教室で「意中の相手を落とす」料理の勉強をした少女たちの話。
普通だったら怪しさ満タンなコレに近づかないところですけど。
魔女の存在がしれているからこういう看板に意味があるわけで。
ま、一つ所に長いしない騒動引き起こす類の流浪の魔女でしたが。

魔法ロケットという、魔法陣と箒をつかった「どれだけ高く飛べるか」を競う競技なんかもあるみたいですし。
本当に魔法があるのが当たり前で受け入れられてるんだなぁ、という感じ。
部活をやっている彼らはかなり青春している雰囲気が出ててまぶしかった。
一人すごく中二病がいたけど、まぁ、友人がいるんだから大丈夫か……

魔女のいる神社の話は……
あれ、魔力だまりができやすい土地柄必要な設備なんだから、破損したら都市から支援あるべきなんじゃないだろうか。
支援を吹き飛ばす勢いで彼女が壊しているっていう説もあります。
鳥居の魔女は大魔女の血縁みたいですけど「あの日」っていうのが少し気になりますねー。


現代魔女図鑑1

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「私たち魔女がこの世に及ぼすことのできる力は限られています」
「ですが 魔術は人の営みに寄り添う力でありたい そう思っています」
「これからも当摩の魔女を よろしく……」

図鑑とあるように、現代に存在する魔女たちを描くオムニバス。
最初の2編は世界観紹介もあってか温かい感じがするものでしたが。
残り2編は切なさも感じたなぁ。

魔女の能力。他とは異なる力。
それを持つことは決して幸せなことではないのだ、と。
幸せなだけではいられないのだ、という方が正確だろうか。

お守りの魔女もしんみりする部分ありましたが。
…あれは「パパ」の方が器大きくて、受け入れてもらえててよかった。
予言の魔女は…いい話だけど、やっぱりどこか悲しいよなぁ、と思いました。

「忘れてね」「知らない」
「忘れてね」「そんな契約なんて知らない」

これは、忘れられないよなぁ・・・。
各話終わった後に、それぞれの後日談みたいなネタ四コマが乗っているんですが。
予言の魔女の四コマが・・・あれはひどい(褒めてる)。
どんまいける。


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ちゃか

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