気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

TRPG

ダブルクロスThe 3rd Edition スーパーシナリオサポートVol.3 フェイス・ザ・フィア―

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「じゃあ、決着をつけようか」

 

すべて消費経験点が150点以上のPCを前提とした、高経験値シナリオを掲載したシナリオサポート。

 

オーヴァードの軍事利用を考える大企業を相手に回すシナリオ1『ザ・パーフェクトミッション』。

N市内に現れた謎のヒーローが絡んだ事件に挑むシナリオ2『マイベストヒーロー』。

太平洋上に存在する孤島に眠るとされる遺産を巡り各勢力が動き出すシナリオ3『シークレットアイランド』。

学生としての顔もある有力なUGNチルドレンが狙われることになるシナリオ4『スクールトリップ・スクランブル』の4本を収録。

 

シナリオ34は、基本23人用で組まれているけれど「人数が多い場合」の対応についても描かれていましたね。汎用のハンドアウトで対応しやすく作られてるみたいです。

シナリオ4のチルドレンが修学旅行に行く、という日常を守ろうとするのが良かったですね。有力チルドレンのPC1FHにまだ学生としての顔がバレていなかった……けど、襲撃が予想されるということは、疑念が持たれているということだから、変に参加を中止したら疑いが確信になってしまうっていうテストプレイ時のレポートの説明は分かりやすくて良かった。

遺産を巡るシナリオ3とかも面白そうなので、プレイしてみたいなぁと思いました。最近TRPGしてないなぁ……。

銀剣のステラナイツ 星屑のリヴラガーデン

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騎士であるならば剣をとれ

黄昏を打ち払うのはあなたたちだ

 

ステラナイツの、これまでに出たすべての『色』、『本質の花』を調整したうえで新スキルを追加。さらに新規の『色』としての2種(薄青・硝子)と『本質の花』6種(ユリ・キキョウ・アルストロメリア・ゼラニウム・フリージア・ヤドリギ)を追加したサプリメント。

他には、第3の遊び方として監督1人と俳優1人の2人で遊ぶデュエット形式や、IFの世界のワールドセッティングなども追加されていますね。

 

ほぼサプリ読み込みしかしてない勢なので、調整されたデータの中身とかははっきりとはわかりませんが。

これまでのデータまとめて見られるのはやっぱりありがたいですよねー。

相変わらずスキル名と情景描写がカッコイイなぁって読んでて思いました。

ユリの『百合ゆれる舷窓(トリップ・トゥ・ナウヒア)』とか、アルストロメリアの『先へ、まだ先へ、歩みを止めず(ファーアウト)』とかヤドリギの『私はここにいつ(ラクト・コンカラー)』とかの情景描写が好き。

 

ワールドセッティングとしては、ロアテラの封印が解け新たな戦いが始まったIFの世界を描く『墜星のナヴィガトリア』、同人サプリとして刊行されていた『紫弾のオルトリヴート』の再録、未だロアテラと邂逅していない異世界を描く『灰壁のフォートヴラッド』の3つが収録されています。

ナヴィガトリアもフォートヴラッドも、設定からしてこれまでのアーセルトレイとは違う味わいのある世界なのでどれも面白かったです。



ダブルクロスThe 3rd Edition アイテムアーカイブ

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「よし仕様もバッチリ把握した!」

「さぁ、任務開始だ」

 

タイトル通り、これまでに出てきた基本ステージで使用できるアイテムのデータを集約し、調整した上で再掲載しているサプリメント。新規のアイテムデータもあるよ!

巻頭のコミックが表紙にいる3人の話で、電子機器の補助付のなにかを纏った少年と、狙撃中を装備した女性に……着ぐるみ着ることになってる女性がいて。

本当にこれ着ないとダメ……?ってなってるのが微笑ましかったですねぇ。

 

アイテム関連の扱いについても、このサプリ適用下では色々と変動がありますよ~って書かれていましたね。

コネ系アイテムの扱いだとか、同一アイテムの内、複数所持でも効果を発揮すると明記されていないものの効果が重複するかどうか問題とか。

あとは「アイテムの破壊」だったり、「アイテムを隠匿する」判定の難易度設定とかもありました。

 

ダブルクロスのサプリは多分全部持ってるんですが、使ったことないアイテムのデータは流石に把握できてないのでさすがにどれだけ変わったかはあまり把握できませんでしたね……。あ、でもさすがに着ぐるみが高騰したのには気付きました。

芸術系のダイスを増やせるステージ衣装だとか、知識系ボーナス付の研究服とかは経験点状況次第で使ってみたくはある。

他には経験点を払ってアイテムをアップデートする「カスタマイズ」ルール。無料(0点)でフレーバーを増やせるアイテムなんかもあって、これは面白そうだった。

 

以前使ったことがあるので言うと、リーサルシャインはイラスト例があったのですが。「発現すると感染者の体には陽光のような波紋が浮かぶ」とあって、体表に紋章が浮かぶのかなぁと思っていたんですが――同系統のサイドリールは「感染者の周囲に~」って書かれてますし――なんか予想以上に後光背負ってて笑っちゃった。

あれ強化版の「インフィニティコロナ」だったりしません? いやでも王冠ではないか……。

 

その他だとエンブレムデータが、エンブレムアイテムとして再定義されてました。

コアアイテムっていう特別な奴も追加されてましたし、エフェクトで作る装備品もアイテムデータ表記になってまとめられてるページがあったので、割と便利かも。

サプリマシマシのセッションとか、やりたいなぁ。


アンサング・デュエット

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あなたが諦めたのなら、あなたの大切な人は、確実に異界に奪われてしまいます。

 

――決して、諦めないように。

 

私達が生きる現実世界と重なり合うように、異界と呼ばれる異なるルールが適用された無数の世界が存在している、という設定のTRPGシステムのルールブック。

増殖し現実を飲みこもうとする異界の事を、ほとんどの人は認識できないが……フェイズシフターと呼ばれる人々だけは、異界の存在を見ることが出来た。

 

ただ出来るのはあくまで「見る」ことだけ。異界は自身を認識できるシフターを取り込もうと蠢くし、通常であれば無力なシフターはそれに抗うことはできない。

そのシフターを繋ぎ止めて、現実に連れ戻す楔となるのがバインダーと呼ばれるプレイヤーキャラクターである、と。

 

『アンサング・デュエット』が特徴的なのは「ふたり用のTRPG」ってところですかね。

GMが進行とシフターを担当して、プレイヤーはバインダーを作成する。

一応、GMが進行だけを担当して、シフター役とバインダー役のプレイヤーを招いての3人プレイしたっていいんですよ、とは書かれてましたね。TRPG、基本は楽しんだものが勝ちですからね。楽しむために何しても良いわけではないですけど。

 

異界に巻き込まれた2人が困難を判定とロールプレイで乗り越えていく、という感じ。

いくつか掲載されていたシナリオの構成も、異界に迷い込んで、2人がその異界から脱出するために力を合わせる、というシチュエーションと対処法の描写に終始してましたし。

他のシステムだとNPCの台詞とかで状況説明入ることもありますけど、あくまで「シフターとバインダーの物語」にするために、RPの部分はプレイヤーにゆだねられている感じ。

このあたり、人数を削った『銀剣のステラナイツ』味を感じる。デザイナーさんがRP大好きなんだろうなぁ。

 

シフターとバインダーの絆だけで困難を乗り切れるならばそれも良し。

それでも叶わぬのならば、自身を構成する記憶や身体のいずれかを失うことで、目の前の絶望を超えることも出来るかもしれない。……致命的に変異してしまうことが、救いになるかは別として。

いいRP生み出せそうな設定のシステムだなぁ、と思いました。

ダブルクロスThe 3rd Edition スーパーシナリオサポートVol.2 ブランニューデイズ

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「なんて、ちょっと贅沢か」

 

1弾が好評だったため発売できることになった、SSS2弾。

奥付だと1弾が231月で、2弾が5月なので割と順調に予定通り刊行されたものかと思ってましたが。あとがきによれば、1弾発売時には本当に2弾の目途立っていなかったとかで、続刊でてホッとしましたねー。

あとレイアウトが変更になって、1Pにトレーラー、レギュレーション、ハンドアウトがまとめて収録されてるの見やすくて結構好き。

 

今回も基本ステージN市がメインとなるシナリオを4本収録。

桜咲く季節、死んだはずの人が蘇るという異変が起きたN市を駆ける「サクラ・デイドリーム」。

梅雨の中、N高旧校舎に閉じ込められることになる「ゴースト・イン・メイレイン」。

真夏日のはずなのにN市に冬が訪れ雪が降る怪現象に遭遇する「ウィンター・イン・オーガスト」。

秋のある日に、N市近郊にある館でFHと戦うことになる「ハウス・オブ・ザ・ビースト」。

 

1弾ではN市以外のシナリオもありましたが今回は、かなり軸がN市に寄ってきたのと、季節を感じる設定が盛り込まれていて、シナリオごとの味わいが変わっていたのが良かったですね。

単品で遊ぶもヨシ、季節を追うようにキャンペーンシナリオとして楽しむもヨシという構成のようですね。第3弾も出るならまた違った要素加えてくるんでしょうか。ちょっと楽しみ。

 

『ゴースト・イン・メイレイン』のプレイレポートで、「N高に旧校舎なんてあったのか」って疑問が提示されて、あったけどこれまで描写されてなかっただけ、とGMが回答した事例があったようですが。無から生えてきた旧校舎と考えると面白いな……。TRPGって自由だ。

あとはSSSタイトルとなっている「ブランニューデイズ」というタイトルのシナリオがないのも興味深かった。裏表紙の謳い文句にもあるのと、とある収録シナリオの見せ場シーンで出てくる台詞に入っていましたねー。あの描写も良かった。



ダブルクロスThe 3rd Edition スーパーシナリオサポートVol.1 インビジブル・ファクトリー

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「それじゃあ、また本番で会おうか」

 

基本ルルブ12、上級ルルブと『インフィニティコード』・『エフェクトアーカイブ』・『リンケージマインド』の使用を前提に、基本ステージである東京都近郊N市を主な舞台としたシナリオを4本収録している作品。

必要サプリは多いですけど、ルルブ12だけを使用して遊ぶ場合のカスタム方法についてのコラムも随所に載っているので、それらとこのスーパーシナリオサポートだけで遊ぶことも出来るようになっています。

 

せっかくならPCの持っている『Dロイス:賢者の石』を狙って、敵が作戦行動をしている~みたいな原型のシナリオを遊んで欲しいものですが。

……複数サプリ集めるの大変ですからね。ハードルが低いルートもあるのは大事だとも思います。シナリオにアレンジ入れて遊ぶのも楽しいですしね……。

 

収録シナリオは表題作でもあるN市で発生した狂暴化元凶の解決を図る『インビジブル・ファクトリー』、N市の全寮制高校・聖苑学園が舞台となる『フラワーガーデン』、首都圏の臨海地区にある施設を巡る事件に巻き込まれる『シャドウリベリオン』、洋上に作られたテーマパークが舞台の『ダイナソーハザード』の4つ。

『シャドウリベリオン』の軸となるNPCが結構好きですね。アーティストらしさがあって良かったというか。

テレーズ・ブルムが登場するシナリオもあったりして、いつか遊びたいなぁって気持ちになりましたね。最近ダブルクロスも出来てないしな……。

CALL of CTHULHU 新クトゥルフ神話TRPG

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「浮き上がりしものが沈むこともあらば、沈めるものが浮き上がることもあり……

クトゥルフはいまだ生き続ける」

――H.P.ラヴクラフト

 

最新版となるCoC7版。

紙質が変わったのか6版と同じくらいの厚さなのに、比較的軽い感じがしました。

構成的にも個人的にはこちらの方が見やすくキャラ作成とかしやすそうかなぁ、とも思いましたねー。

 

旧版から神話生物の独立/奉仕という分類だったり上級/下級の区別だったりを廃止したり、戦闘以外ではあるもののプッシュロールといういわゆる「振り直し」のルールが出来たり、あちこち変更点はあるようです。

あとはサンプルキャラクターことハーヴェイ君の活躍を見ることになる、ロールプレイ例のページもかなり増えてた印象。ルールあちこち変わってるからこそ、具体例増やしたのかな。

 

あとは第7章で「チェイス」の詳細な設定がされていたのが新鮮ではありましたねー。

旧版も基本ルルブしかもってなかったので、もしかしたらサプリで追加されたデータが7版で纏められたのかもしれませんが。その辺り詳しくないんですよねぇ……。

 

ルルブ後半の章では魔道書、魔術、神話生物の情報がそれぞれ解説されてて、6版の時より見やすくまとめられていたように思います。

情報量が多いんですけど、まぁ一度に全部を理解しないといけないわけじゃないですからね。正気度なくなってしまう。

巻末のシナリオパートは未読。『古き木々のただ中で』と『紅文字』の2編が収録されているようです。



CALL of CTHULHU クトゥルフ神話TRPG

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ルルイエの館にて死せるクトゥルー夢見るままに待ちいたり

 

こちらは第6版、つまりは旧版の感想になるのでご注意。

友人たちとプレイする時は良くこっち使ってるんですが、感想記事書いてなかったので。

雰囲気のある重厚なつくりと言いますか、難解な1冊ではありますね。私にクトゥルフ知識がないのもありますが。

 

TRPGのルルブを読むつもりで開いたら最初に『クトゥル―の呼び声』っていう小説が載っているんですから驚きです。

主人公が亡くなった大叔父の遺産の整理をする中で邪教の記録を発見し、それについての調査をはじめ……深淵の一端を垣間見てしまう話。

ルルブ内のコラムでも何か所か、理解度を高める為にラヴクラフトの作品読んでるといいよ、みたいな事書いてますし。その理念に忠実な構成してるんですよね。

 

クトゥルフ神話というものはラヴクラフトに始まり、影響を受けた人々がドンドン広めていった共通認識と言うかテーマであって。

TRPG化するにあたって、いろんな要素を拾い上げたり、雰囲気にそぐわない設定は取り込まなかったりしてくみ上げたのがコチラのルールブックのようです。

 

TRPGを楽しむにあたって必要なデータ以外にもそもクトゥルフ神話とはなんぞやとか、ラヴクラフトの来歴とかも載っていますからね。クトゥルフ世界への入り口としては良いのかもしれない。

ワールドパートに関する記述の多いルールブック、という感じでしょうか。半分くらい参考セクションですし。

 

クトゥルフのクリーチャーや神々に関してもデータだけではなく、「こういう設定だから、こう動くよ」みたいな指針が載っているので、シナリオに膨らませられそうなネタが盛りだくさんで、読んでいると面白い1冊。

文量に圧倒されそうなので、今だったらプレイ動画とか見てから入るのもアリですし、肩ひじ張らずに手に取ってほしい……いやそもそも今入る人は7版買うか!

 

基本プレイヤー参加なので、巻末に4本収録されているシナリオセクションは未読。「悪霊の家」、「屋根裏部屋の怪物」、「ストラフトン山の火」、「死者のストンプ」。名前は聞いたことあるかな……いつかやりたい気持ちはある。

クトゥルフ神話 TRPG (ログインテーブルトークRPGシリーズ)
リン ウィリス
KADOKAWA/エンターブレイン
2004-09-10

ダブルクロスThe 3rd Edition クロウリングケイオス ネームレスシティ

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そう、世界は滅ぶ

「だが今日ではない! 断じて今日ではない!」

 

ダブルクロス+クトゥルフステージである「クロウリングケイオス」の追加サプリ。

ステージ用のDロイスだったり、エンブレムデータなどが収録されています。アイテム/ユニークアイテムとか基本ステージで使える汎用データもありましたね。

モルフェウスの「贋作王の秘本」とかは、別途経験点必要だとはいえなんか悪い事できそう。他のサプリもちょっと読み返そうかな。

 

このステージにおいてUGNの本部が置かれた「無名都市」関連の設定開示もありましたが。UGNも中々に闇が深いな……いやまぁ邪神の影響が蔓延る世界だから、どこもかしこも似たようなものなんでしょうけど!

リンケージマインド追加のDロイス「遺産継承者」が使えない代わりに、ステージ専用Dロイスとして「呪物汚染者」が掲載されていたのも良かった。「遺産継承者」好きなんですよねー。

……いやまぁ邪神世界で呪物に手を出すの、怖くて仕方ないですけども。

 

IFのステージということもあって、パーソナリティにも差異が出てるのが面白かったですね。

基本ステージではFH側の“カーネイジ”がUGN側になっていたり。逆に薬王寺結希の眼から光が消えることになっていたりしますし。

神城グループのトップが北条建彦だったのはびっくり。無印ダブルクロスこと1版のキャラじゃん。2版では既に3版と同様の神城皐月嬢になっていたので、知ってる人少ないだろうキャラですね……。

ランカスターグループのトップも別のキャラになってたし、見落としてるだけでこういう「気付くと面白い要素」他にもあるんだろうなぁ。IFの世界を描くサプリならではで、差異を探すの結構好きです。

ダブルクロスThe 3rd Edition クロウリングケイオス

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「私は不滅だ。いや……死ねないと言うべきだな……」

 

ダブルクロスにクトゥルフを混ぜちゃいました! というIFの世界を描いた追加ステージデータ集です。

このステージでは、全てのオーヴァードは邪神の因子を持った存在であり、いずれ発狂する運命にある。

UGNは設立され初期は政府とも協力関係を築いていたようですが……ある日、UGN幹部に邪神の化身が入り込んでいたことが明らかになり、蜜月も終了。

 

テロ組織として地下に潜伏するほかなくなったUGNでしたが、それでも生き残った人々は足掻き続けているようです。

邪神に対抗するためにUGNは(ほとんどが邪神由来ながら)超技術を発展させ、それを担保にした取引によって、組織を存続している状況。

オーヴァードである以上ジャーム化から逃れる事は出来ない上、邪神に関わる事で発狂の確立が上がっていくとなれば、距離を置きたくなるのも分からないではない。

 

実際、ある程度であれば対処できる戦力を各国の軍と警察は整えているようですし。オーヴァードでしか踏み込めないエリアも存在するので、PC達が全く何も出来ないなんてことは当然ないんですが。

 

このステージでは、PCの能力がどの邪神由来か決めるチャートがあったりするんですが、そこで同じ邪神でも同じ形で能力が出なくても良い、そんな権能まであったのかと恐れおののくのみだ的なコラムが書かれていたのが地味にツボというか。

そこ以外でも邪神のことなんてほとんど分からないから、伝聞調の部分があったり、意図的にぼかしている部分があったりで、ホラー感の演出だなぁと思いながら読むなどしました。

クトゥルフもホラーもあまり知識がある方ではないんですが、なかなか工夫のし甲斐がありそうなステージだと思いました。

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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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