気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

TRPG

アマデウスリプレイ 神候補たちと冥王の剣2

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せれな「あれが古代エジプト野球奥義……すごい」

(略)

GM:(前略)「なんて美しい……。50点」だそうです。

せれな:芸術点ですね。

 

第三話ミスカトニックの鹿、第四話冥府の獣たちの二話収録。

帯にもありますが、第三の試練はまさかの野球。

神の子VSクトゥルフ系神様が行った「古代野球」。

流石に神様はスペック高くて、バントですら即座にホームに帰ってきて1点とか色々とおかしい。

 

その後も、1回表で100点取ったり、PCがお返しとばかりに一度に50点取ったりと野球とは何なのか……と哲学的思考に入りそうになりました。

神様がやる古代野球だから、畳みかけられて飲み込んでしまった。

これはひどい(褒めてる)。特殊な進行になるから野球ルールとかあるのかと思ったら力技で振り切られましたからね。笑うわ。

そして最終的には乱闘になるという。神様、それでいいのか……

 

第四話では、1巻で倒されたギルマンが持っていた剣が重要なアイテムだと発覚したため、冥府に取りに行くことに。

条件を満たすと新しい予言が下される形で進行していったので、ちょっと面白みが足りなかったかなぁ。

一か所進んで、一人予言をもらって。次に進んでまた予言をもらって、という同じ作業の繰り返しだったので。いや、ちゃんと合間では他のイベントも挟まっていたんですが、雰囲気的に。

……その分最後で大波乱の展開を呼び込んでくれたので、次がどうなるのか今から戦々恐々としていますが。

 

 

神話創世RPGアマデウス

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伯爵:「いい子だねぇ。……でもその『守りたい』って想いに殉じる覚悟はあるかな?」おじさん、急に真顔になるぞ。

 

古の災厄が現代に蘇る「神話災害」と呼ばれる事象が起こるようになった世界。

災害をもたらすものが神話に由来するならば。災害を鎮め、問題を解決するのは神々の領分。

プレイヤーは神の力を宿した人間「アマデウス」となり、そうした災害に立ち向かっていく……というのが大枠。

 

本の内容としては最初にリプレイが掲載されていて、その後にデータ部分が乗っている感じです。

リプレイも、ルルブ掲載の簡易なもので、どうやって遊ぶのかの解説編みたいな構成。そういう意味では少し物足りなさがありました。

戦闘絡みのデータとかは自分が冒険企画局のシステムをあまり使わないこともあって、途中いくつか飲みこむのに時間かかる部分も。

……そもそも最近セッションも出来てないんですがね。

 

神話ごとに対立しているとかではなく、それぞれの神話に起源を持つ親神より力をもらった神子として、協力しあうという流れになるのは面白いかな。

特にクトゥルフ神話ですら協力しているというのは、中々愉快です。通常だとクトゥルフ系は敵側に回されそうなものですが。

まぁ、そうするとありきたりになってしまいますし。そもそもクトゥルフTRPGありますしね……

このごった煮加減は嫌いじゃないです。

神話創世RPG アマデウス
河嶋陶一朗
KADOKAWA/富士見書房
2015-12-19


グランクレスト・リプレイ かけだし君主の魔王修行2

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ジェイド:(頭を抱えて)……やっぱり無茶なことを言い出した……。

ナギ:危険すぎるぞ、マイロード!

ニャンスロット:ははは、やはり愉快だな、我ら王は!

エルザ:とにかく、話してみないと!

 

「初心者らしい自由な発想を」という事で起用された、藤井ゆきよさん。

そのPCエルザが考え付く作戦が、また奇策ぞろいというか。ジェイドやGMが振り回されまくって大変だなぁ、という感じですが。

混沌と戦乱にまみれた大陸だからこそ、彼女の目指す道はいばらの道ではありますが。

現状に絶望し、希望を抱くものすらいなくなるよりはいいんじゃないですかねぇ。

 

前回シロにサーカスを見せる為に、門を無理に通ったエルザたち。

それは「魔物の国」からの侵攻ととられ、伯爵領から騎士団が派遣されることに。

しかもその背後にはパンドラの暗躍があって、状況がこんがらがっていますが。

それでも、エルザがぶれずに話し合おうとしているのはいいですねぇ。彼女は危ういけれど、まぶしくもありますね。

 

「通りすがりの魔王です」からの「なぜ通したァ!?」の流れには笑った。

敵をおもてなしするって言う考えや、王都にいく方法についてもエルザの発想には驚かされてばかりでした。

そしてそんなエルザに影響を受けた「魔物の国」の住人たちが、彼女の理想の為に行動してくれたって言うのは、良い演出だと思いました。

中々楽しいリプレイでしたねー。今後が大変そうですが、まぁ、エルザなら持ち前の明るさを以てどうにかしてしまいそうではあります。

 

バディアクションRPG ガーデンオーダー

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最上:これまで6連続で外した攻撃はいわば布石――――。

一同:ウソだ――――っ!(笑)

最上:これ以上、我が雷光が的を外すことは……なしっ!(ダイスを振る)

一同:もうだめだ―――――っ!?

 

破壊と殺戮を招く人類の敵ネフィリム。

戦争末期に現れ、既存の兵器が通じない異形の登場に、世界の国々は団結を余儀なくされて。

その後、ネフィリムに対抗できる超能力や魔法としか言えない特殊能力を振るう人々、後に「オーダー」と呼ばれることになる能力者達が生まれ、対抗する力は得て。

一方で、ネフィリムを崇める宗教結社とかも出てきてるようです。

……と、そんな世界を舞台にしたTRPGのシステムですね。

 

現代が舞台で、異能を持っていると聞くと、一番自分が親しんでいるダブルクロスを想像しますが。

これは、異能を持った「オーダー」の存在が公になっているという点で違いがありますね。

ネフィリムに対抗できる数少ない存在という事で、オーダーは国連の関連機関「ガーデン」に管理されているようですし。

判定方法は、クトゥルフみたいな感じか。それぞれの判定用の技能があって、初期20%とかなのを、作成時にポイント割り振って個性を出す、というような形。

 

つくりとしては、前三分の一くらいがリプレイで、残りがデータという形。

リプレイの方は、本当に世界観説明ぐらいな感じで、簡潔でわかりやすかったです。

クライマックス戦闘での最上さんの出目が笑えた。あれはひどい。

何連続で攻撃外すんだ……いや、最後それまでのひどさを取り戻す大ダメージ与えてたから、とりあえず収集はついてるんですが。

ガーデンオーダー
久保田悠羅/F.E.A.R.
KADOKAWA/富士見書房
2015-09-19


ダブルクロスThe 3rd Editionデータ集 ヒューマンリレーション

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「煩わしいこともある」
「でも、しがらみも 思い出になるものさ」
「そういうものでしょうか」
「キミには遠い未来の話かな」


オーヴァードが紡ぐキズナをテーマにしたサプリメント。
これまでにダブルクロスに登場してきた、15人の代表的なNPCに焦点を当てて、より深く紹介するリレーションデータ。
それ以外にも追加で、新たなエフェクトやDロイスなどが収録されています。
紹介されているNPCは簡単な経歴と、代表的な一日の過ごし方。
彼らの日常について記したSSと、他のNPCからの雑感。
NPCとの絆を示すユニークアイテムなどが掲載されています。

15人のNPCは、リヴァイアサンやプランナー、コードウェル博士といった各組織のトップ。
玉野椿や、薬王寺結希。墓守や青峰ミユキなど、これまでのリプレイでPCを務めたキャラなども掲載されています。
組織の幹部との関係はどうあればいいのか。
他にも、玉野椿はチルドレン出身のエージェントで今はチルドレンの指導教官を務めているNPC。
これは、引退したPCを再登場させるときの参考になる、だとか運用についても色々書かれています。

一番気になっているのは、フィン・ブースロイドの奥さんについて何ですけど。
いや、あの年齢なら、結婚していれば孫までいるでしょう。
それはいいんですけど、プランナーが恋のキューピッドになるような存在と付き合っていたっておいおい。
なんかSSでも愉快なネタがばら撒かれていて、1冊の本にでもなりそうなんですけど。
一体どんな青年期を過ごしたんだフィン……


ダブルクロスThe 3rd Edition リプレイ 春日恭二の事件簿

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墓守:いい夢だったか、旦那。
恭二:ああ、とても心地がいい夢だったよ。
墓守:そうか
恭二:そうだ、良い悪夢だった――――。


サプリメント、ヒューマンリレーションが出たので合わせて登場のリプレイ。
サプリも買っているので詳細はそっちで触れますが。
ざっくり言うと、これまで登場した名物キャラとの絆をデータ化したものですね。
そうなると当然、春日恭二もその中に入っているわけで。
改めて春日恭二が登場するリプレイを、という企画です。

まさか彼がPCとして登場することになろうとは。
その他のPCはメビウスにも登場した墓守、FHの始末屋アリサ。
そしてUGNの〝謎の女”鈴木和美。
これまでのリプレイなどに登場してきたキャラのみで構成された、豪華な婦人。
正直、鈴木和美っていったい誰だったかと疑問符は浮かびましたが。
旧版のリプレイに登場していたキャラですね、紹介見ても靄がかかった感じだったんですが、読んでて「確かにこういうキャラいたなぁ」と思い出しました。

第一話「春日恭二抹殺司令」と第二話「春日恭二殺人事件」の二話から構成されています。
タイトルからして酷い。おまけにダブルハンドアウトルールを採用しているので、腹の探り合いになっていて中々楽しかったです。
1話は、戦いにつかれた春日がFHエージェントとして活動を止め、まさかのラーメン屋の店員になっている話。
誇りを失ったなら殺すべし、と抹殺指令を受けた三人が春日の前に立つわけですが。
まさかディアボロスが子供にいろいろ教えている場面がみられるとは。微笑ましい夢のような景色でしたね。
悪魔が道を諭すとか、悪夢のようなものですが。
やっぱり春日恭二は、悪役として、得難いキャラですよねぇ。

第2話は……1話以上に酷い。
春日恭二がゲシュタルト崩壊しそうになるシナリオって何だ。
いや、面白かったですよ。途中墓守がポンコツだったことも含めて。
締めるところは締めてくれるから安心して読めました。
笑える場面も多かったですけど、それだけに格好いいシーンが光った感じ。
良いリプレイでした。


ダブルクロス・リプレイ・ジェネシス 4 創世のメモリアル

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あやめ:コウ君は無価値なんかじゃないよ!
GM:「ほう?」
あやめ:だって、だって……あたしが必要としているもの!

エピソード7「残酷な運命~Cruel Destiny~」とエピソード8「始まりの日~The Beginning Day~」を収録したジェネシス最終話。

前回追い払われたものの、ドクターは10年来の計画を実現させようと動いているわけで。
一度や二度の失敗では諦めません。
しつこいけれど、まぁ、それでこそFHって感じがしますな。
ただ、ドクターは自分の研究しか目に入ってないから、失敗した子供へのあたりが分かりやすく厳しくなっていて、歪さが光ってました。

コウが過去のトラウマを刺激されて、大分へこたれてました。
最終話まで引きずってましたけど、そこまでへこんでた分、吹っ切ってからの行動は中々よかったんじゃないでしょうか。
霧谷との会話で、自分を追い込んでいくロールプレイとかはすごかった。
あやめもヒロインしていたというか、ぎすぎすしていたコウに踏み込んでいけるのはいいですねー。
神月と瞳があまり見ないコウの姿に動じていたのに。

しかし、ドクターは本当に話が通じないな……嫌がらせとか強引な手段については一級品なんですけど。
戦闘になった時のスタイルには驚きました。てっきり神月先生と同じ幻覚系統だと思ってましたよ…

そして、最終話はこれまで引っ張ってきたカインの起こした騒動を止める流れ。
市内全域にわたる事件は、規模の大きさもさることながら、ワーディングが使えないこともあり、かなり大変なことになってました。
隔絶されて応援も届きませんでしたし。というか、UGNの部隊は、全滅しすぎじゃないだろうか。敵の強大さアピールするのにはいいですが、その内壊滅しそうで怖い。
吹っ切ったコウの覚悟。カインとは違う道を選んだって事が分かりやすくていい最終回だったと思います。

ダブルクロス・リプレイ・ジェネシス 3 断罪のジャスティス

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コウ:俺からはあまりいうことが無い。ただ、待っている人達はお前の日常なのだろう?
あやめ:うん、大切な日常だよ。
コウ:待っているのに、日常へ帰らないのか。
あやめ:……あたしは、帰りたい。

エピソード5「追憶の交差点~Recollection Crossroads~」とエピソード6「恐るべき子供たち~Enfants Terribles~」の2話収録。

コウとあやめ、そしてカイン。
三人が出合っていた、という過去の記憶。
物語を進めるためには情報を集めていきたいところ、とGMは考えたようで。
神月を主人公として、PCと因縁を持っている記者を登場させる展開になってます。

彼女を狙うエージェントが現れたりもしてましたが。
変なあだ名がついてしまったせいで、すっかり雑魚枠に。
一応シナリオのボスだったんですけどねぇ、彼。
でもなんか、からかわれているほうがお似合いに見えてくるから不思議です。

あやめは両親を交通事故で無くした過去があるわけですが。
そのあたりを含めて、掘り下げていくことに。
神月さんの初期作成の固定ロイスが活用されたりと、その辺の深いネタ出来るのはキャンペーンの利点ですよねぇ。

神月さんはただひたすらに正義と言っている人というイメージが強かったんですが。
今回のシナリオを通して、ちゃんと自分の誇りがあり、UGNの支部長を任されるだけのことはあるんだなぁ、と思いました。

そしてエピソード6で登場したのは、あやめたちと過去接点があった、「ドクター」という存在。
それが表に出てきて引っ掻き回してくれましたが。いやぁ、アレは不気味。中々いい敵キャラですな。

ダブルクロス・リプレイ・ジェネシス 2 日常のボーダーライン

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あやめ:目に涙を溜めて、怒りに声を震わせながら叫ぶ。……どうしてそんなこと言うの? 日常がくだらないだなんてっ……!
GM:……。
あやめ:みんなの笑顔とか、とりとめもないおしゃべりとか、お兄ちゃんの作ったお弁当とか……。そういう何気ないことが……一番大切なのにっ!

エピソード3「忍び寄る影~Creeping Shadow~」とエピソード4「閉ざされる世界~Enclosed World~」の二話収録。

3話は、覚醒したばかりのあやめがUGNの検査を受けるために施設を訪れる話。
まぁ、PCが行動を起こして何も事件に巻き込まれないはずもなく。
その研究所がFHに襲撃を受けて、かなりあわただしい展開に。
一時分断されたりもしていましたしね。
安心安定の春日もいたような気もしますが。もう、春日が出てくるだけで笑えて仕方がない。

事件が多発している現状を鑑みて、綾間市にも支部が設立される運びとなりそうで。
PCたちの年齢や立場を考えると、イリーガルだった神月先生に話が通されてました。
Dロイスの導入があって、キャラクターの掘り下げなんかもさらに進んでいきます。
瞳に意外な設定が生えてきてびっくりしましたが。

4話で、カインの正体がPCたちに明らかになり、状況もいろいろ動き出します。
コウに追及されても、実力に自信があるからこそのあの余裕がにくい演出になっていると思います。
良いですよね、まっとうに強い演出される敵キャラ。
たまにネタに堕ちてしまうキャラもいるわけで。どこぞのヤギトラとか。
あやめの過去が重要なキーワードになっていきそうで、一般人からの覚醒という展開でのお約束でもあるかなぁ。
カインの思惑とかもありますし、中々面白い運びになりそう。

ダブルクロス・リプレイ・ジェネシス 1 放課後のアルテミス

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GM:「ああ見えて彼も甘いよね。力は振るう場所があって初めて意味がある。目の前に脅威があり、それを退ける力を持っているのにつかわないのは、愚かなことだと思わないかい?」
あやめ:そ、それは……
GM:「それとも、キミは力を振るう事もなく、ただ流されていくのかな? もったいないな。キミは、キミの大切な人を守れる力を持っているのに」

エピソード1「炎の出会い~Blaze Encount~」とエピソード2「悪魔の霧~Devil’s Mist~」の2話収録。

コウがPC1のはずなのに、ジャスティスの迫力といったらない。
連続爆殺事件という中々見ない字面の事件が起きている綾間市。
ここは、これまで大きな事件が起きていなかったため、UGNの支部が設置されず、エージェントとチルドレンが見回りをしているくらいの街だった。
けれど、前述の派手な事件が起き、イリーガルである弁護士の力を借りたりして調査をしていきます。

ダブルクロスがThe 3rd Editionになってから初めてのリプレイという事で、「シナリオ中で覚醒する一般人」が登場します。
敷島あやめ。平凡だったけれど、事件に巻き込まれ、オーヴァードとして目覚めた少女。
チルドレンである陸原コウは、関わらずに済むならそれでいいと遠ざけようとします。
まぁ、不器用ではあるけれど、彼なりのやさしさでもあるんですよね、コレ。
プレイヤーとして、作家の師走トオルも参加して、イリーガルの弁護士、神月正義をそれはもう楽しそうにロールしてました。
残りのPCは陸原瞳。UGNエージェントで、猫を操り自由に行動するオルクスシンドロームのキャラ。

コウとあやめの関係は、第一弾のリプレイとしては、すごく分かりやすいですね。
一般人と、訓練を受けていたチルドレンという温度差。
事件に対して向き合う姿勢の違い。これについては、2話から登場したNPCであるカインにも指摘されていますけど。
正義の信奉者である神月先生も含めてキャラクターの個性が光っていて、王道で、安心して読めるリプレイでした。
プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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