気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

TYPE-MOON

Fate/Grand Order -turas realta-4

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「“竜の魔女” 私は」

「哀れみを以て 貴女を倒します!!」

 

第一特異点、決着となる巻。

バーサーカーと戦うジャンヌが、竜の魔女と対峙したときにどうするか、ここに至って迷っているのが彼女らしい。

かつて共に戦いこの特異点を生きる人間ジルの率いる戦力の応援だったり、エリザベートとの会話を経て覚悟が決まったのは良し。

 

藤丸はジークフリートと一緒に邪竜と相対し、ジャンヌは竜の魔女を倒しに行く。

それぞれの因縁のぶつかり合うシチュエーションが熱くて好き。

その前の邪竜がブレスを放とうとした時、止めるために駆けつけてきたジャンヌへ無言で行くべき報告を指した藤丸とかもよかったですけどね。

ジークフリートが恐怖に震えていてもしっかり選択できる藤丸を「勇敢だな」とか言ってくれてましたし。

 

藤丸、痛みや恐怖を抱えながらも「それがどうした――!!!」って前に進めるのが本当に強い。

まぁまだ未熟な部分もあって、兵士たちを救いに戻りたいと言ったりする場面もありますけど。そういう一般人寄りの感性がありつつ、肝心なところは外さないから主人公なんだよなぁ。

 

黒幕が動き出したとき、ロマンが提案した解決法が完全に力押しで笑った。

エリザベートと清姫がコントじみたやり取りしてたのもあって、なお笑えた。

最後ジャンヌが締めてくれたおかげで特異点を乗り越えることができて、藤丸たちが生還できたのはなによりでした。

しかし次巻予告でびっくりしたんですが、もうオケアノス行くんですね。連載追いかけてないので知らなかった。

Fate/Grand Order -turas realta-3

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「俺は俺自身の願いとしてこのフランスを救いたい」

「君はどうなんだ? 藤丸立香」

 

マルタより授けられた竜殺しのサーヴァントの情報をもとにリヨンにたどり着いた藤丸たち。

しかしすでにそこに彼らの痕跡はなく……2手に分かれて行動することになったのはいいんですが。

「ここをキャンプ地とします!」じゃないのよ!! 笑っちゃったけどさ!!

 

藤丸がジャンヌと契約した関係で、まだ身体の麻痺が残ってるとかで。

慣れればもっといけるけど、現状ではあと1騎までだろうとのこと。……ほかのスピンオフとかで、激戦を超えた藤丸立香を知ってると新鮮でいいなぁ。

ダ・ヴィンチちゃんによる特異点講座も懐かしい。

 

一方裏で恋バナしてる女性陣は自由すぎるなぁ。

マリーとアマデウスの2人の間で通じる独特の距離感が好きです。アマデウス、最初に発する言葉は強く聞こえますけど、真意を聞くと彼なりの考えがしっかりあって良い。

理由次第で燃やしますといった清姫を下がらせたあたりとか、結構好きですよ。

 

分散行動したことで、ジークフリートを発見することはできたものの彼は呪いを受けていて本領を発揮できる状態ではなかった。

さらにそこで竜の魔女が手を緩めず攻め込んでくるっていうんだから容赦がないですよね……。

サーヴァントとして生き抜いたマリーが、とても格好良かった。

 

最終決戦もコミカライズ流になってて、見栄えもしたし結構楽しかったですね。

分断されて、アマデウスなりに戦っていて。……彼から良い教えを受けたマシュが救いに行きたいというところとかも良いですよねー。

Fate/Grand Order -turas realta-2

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「それでも嫌です…こんな結末は嫌だ…!!」

「だから俺は…俺は背負います…!!」

「それが自分にできることなら!」

 

特異点Fこと冬木から帰還した藤丸達が、第一特異点へと挑むことになる2巻。

戻った直後に昏倒した主人公が故郷の自室と、世界が焼ける夢を見て……それでも、呼ばれて直ぐに管制室へと赴けるのが強い。

最初の困難は乗り切ったけどカルデア職員7割が死んで、藤丸以外のマスター候補も命だけは繋いでいるけど再起不能状態とか、かなりボロボロですけど。

 

Dr.ロマンも「だからこそ死んでいった彼女達に代わって 人類を守る」と言ってくれるシーンは熱くて好き。

彼から事情を聴いた藤丸も、全てが理解できたわけではないけれど、結末を受け入れられないと奮起するのが実に主人公してます。

藤丸君、ダ・ヴィンチと遭遇して「なんだまた変な人が増えただけか」と思考停止して流したり、レイシフト後に焼かれている村を見て「きっと立ち止まってる場合じゃない」とか色々と切り替えできるの偉い。

 

第一特異点の舞台はフランス。

死んだはずのジャンヌ・ダルクが蘇り、竜を使役して暴れ回っている特異点だった。

街に入り情報収集しピンチの人々を助けたり、聖杯に呼ばれたサーヴァントに助けられたり。少しずつ少しずつ前に進んで行くのが、頼もしくて良い。

Fate/Grand Order -turas realta-1

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「……坊主も頑張ったな お前はマスターとしてまだまだ新米だが――」

「航海者に一番必要なものが備わっている 運命を掴む天運と それを前にした時の決断力だ」

 

アプリゲーム『Fate/Grand Order』のコミカライズ。

他にもいくつかありますが、あれは1.5部と亜種特異点っていうしばらく進んだ時点のエピソードに焦点を当てたもので、これはFGO本編の最初から描いていく感じですね。

 

人理継続保証機関カルデアに招かれた48人目のマスター候補の少年、藤丸立香。

ここは魔術師たちのテリトリーで、頭につく文言の通り人理を継続するために奮闘する場所なわけですが。

藤丸は魔術の存在も知らない一般人で、たまたま献血に行った時に適性を見込まれ連れ込まれただけだった。

マシュが「紛うことない拉致です! 裁判になれば間違いなく負けます!」って言ってるのがコミカルで好き。

その後、所長からの説明回がありましたが……眠気に襲われて藤丸はダウン。追い出されてしまう事になって。

 

自室に行ったら隠れ家的に使ってた医者、ロマンと遭遇。

そのタイミングでトラブルが発生し……危険を察知しつつ、逃げろと言ってくれるロマンが好き。それでもなお踏み込んでいくのが藤丸で、とても主人公してる。

手を握るシーン見開きが本当に良かったですね……。過去の特異点へ移動するレイシフトに巻き込まれ、訳が分からないけれど「頑張らないといけないってことですよね」と前向きな姿勢を示す彼が好きです。


Fate/Grand Order-Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅳ 禁忌降臨庭園セイレム 異端なるセイレムⅠ

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「物は試しに彼女たちの芝居を一度見て…その上で決めればいいじゃない」

「よそ者っていうだけでチャンスを与えないのはフェアじゃないわ」

 

FGO1.5部、亜種特異点Ⅳであるセイレムのコミカライズ。こちらの主人公はぐだ子ですねー。

序盤のカルデアの日常編、結構好きです。厨房に入ったドロボウを捕まえようと力こぶ作ってるマシュかわいいし。ぐだ子がマシュとあったとき「今日もふわっふわだね」ってハート飛ばしてるのも微笑ましい。

……隣で喧嘩仕掛けてたサーヴァントが居たりしますが、それこそカルデアの日常ってやつでしょう。飲み会してた人達もいるみたいだし。

 

でもその空気を壊すように第三種警戒態勢を告げるアラームが鳴るんだからなぁ。もうちょっと日常で居てくれても良かったのよ。

北米地方で異常が起きて。逃亡した魔神柱の仕業と睨んだカルデアは、魔術による特殊な環境であることを利用した同時代へのレイシフトを行う事に。

 

これが最後の魔神柱と予想されるため、最後のレイシフトに成る事も同時に決定しており、制限付きな状態で問題解決に赴くわけですが。

それでも本当に行ってから現地で情報収集する所から始めていた特異点解決に比べれば、事前情報ある方だしな……。

メディアが入れ替わっていたり、現地のセイレムは魔女狩りの時代のため配慮しないといけなかったりで課題が多くて。現地住人との衝突があり、劇団を装って潜入したため実際に劇を演じる事になったり、他の特異点とはまた違う攻略法になってますよねー。劇パート好きです。


Fate/Grand Order-Epic of Remnant- 亜種特異点Ⅰ悪性隔絶魔境新宿 新宿幻霊事件1

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「罪が蔓延り罰が掻き消えたこの邪悪な世界で 君は一体何を見せてくれる!?」

「カルデアのマスター!!」

 

タイトル通り、FGO1.5部こと亜種特異点のコミカライズですねー。

人理焼却を防いだけれど課題も多い。マシュの魔術回路がオンに出来ない状態になっていたり。偉業を成したけれど、本来レイシフトは大仰な申請をしたうえで実行するものなので、勝手に何度もやったことで沙汰を待つ側になっている。

 

そのため、マスターとして活躍した藤丸のことも、報告では過小評価する事にするとか。処理しないといけない事が多い状況で。大勢にアピールできなくても、マシュが知ってると微笑むコマが好き。

そうやって日常に帰っていく準備を進めていたところ、1999年の新宿に特異点が観測され、またレイシフトを行う事に。

 

同行させたサーヴァントを弾いて、マスターを高高度にレイシフトさせるとか、対策バッチリされてるんですよねぇ。

そんな彼を助けたのが、新宿のアーチャー。「胡散くさいヒゲのおじさんなのでしたー」のウィンク姿がなるほど胡散くさくも、茶目っ気あって結構好き。

まだ分からないことだらけでも助けてくれたアーチャーを信じたい、と言う藤丸くんも好きです。

 

赤ん坊を模した爆弾を置いたり、敢えて即死させずいたぶる事で助けを呼ばせ、上のある人間を呼び寄せようとするなど。タイトルと通り悪性に満ちた世界ですが、それでも足掻く藤丸君は本当に主人公してるわ……。

英霊剣豪七番勝負4

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「小太郎…やるよ…!!」

「“姫様を守って敵を倒す”ため 一か八か…!! この一手に賭けるしかない!!」

 

パライソに手傷を負わせることには成功したカルデア一行。

姫様を守るマスターと小太郎、パライソを追う武蔵ちゃん。両方でパライソの猛威が発揮されるんだから、なんとも厄介な状況ですが。

それでも守るために戦うのだと抗う覚悟を示すマスターの在り方が好き。

 

影鯖の見せ方がやっぱりうまいよなぁ、と思います。

キャスニキの宝具で敵の目を奪い、武蔵ちゃんが大蛇にとどめを刺すコンビネーションはお見事でした。

下総は巻き込まれたマスターの物語であると同時に、武蔵ちゃんの在り様を示す話だと思っているので、どっちもしっかりと描いてくれるのが好きです。

 

一件落着した後の「間に合っ   てはないかな!!!」の流れが笑えて好きです。この

惨劇の中で、コミカルな画を見せてくるのは凄い。

まぁ武士の左近とかは、敵の力が人知を超えている事も、対応のために藤丸達が適任なことを理解した上でなお甚大な被害に震えていて……江戸からの援軍が来ることに喜んでいる素振りがありましたが。あっさりと蹴散らされていて、サーヴァント相手に人間は無無力だというのを実感しましたね……。

Fate/Grand Order-Epic of Remnant- 亜種特異点EX 深海電脳楽土SE.RA.PH4

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「この私が藤丸をエスコートしてあげる さぁ手を取り身を委ねなさい?」

 

パッションリップ・イシュタルとの戦闘。

毒を流し込んでイシュタルを叩き落して「ふふっ無様ね 私の勝ちよ!」してるメルトリリスの顔が好きです。

ガウェインが騎士としてリップの前に立ってるのも良いし、キャットが呼びかけてるのも雰囲気あったりしましたし。良いコミカライズになってるなぁ。

パッションリップと戦うガウェインのところに、槍ヴラドが応援に駆け付けたのも熱かったし、藤丸たちが戻ってくるまで生き延びた説得力が増してる。

 

セラフィックス所長の回想シーンが挟まったりしてますが……知らないキャラがなんかポツポツいるなぁ。

カズラドロップの能力行使まであるし、FGOのイベントをかなりボリュームアップしてる感じがして楽しい。カズラドロップ、実装されないかなぁ。

 

パッションリップと相対するために表側に戻った藤丸達。

デミヤだけは隔離されBBから仕事を振られることになり、イシュタルが接触してきたりもしてました。

そして乙女コースター回でエスコートしてあげる、というメルトリリスがマスターから「必要だ」と言われた後の嬉しそうな顔とか、良いなぁ。

ロード・エルメロイⅡ世の事件簿6

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「エルメロイの君主として誓う」

「私の持つ聖遺物を 今の約束に賭けよう」

 

イゼルマの森で起きた魔術戦。

アトラム・ガリアスタとエルメロイ教室のみならず、蒼崎橙子まで乱入してくる混沌とした状況に。

さらには、ロード・バリュエレータは帰ろうとするし、白銀姫は彼の尾を告発するしで思惑が入り乱れてる感じがして楽しいですねー。……見ている分には。

 

探偵役として解決に奔走しているⅡ世は本当にお疲れ様です。

推理を聞かせてくれるんだろ、って問いに「推測です なにしろ理はない」と自分の意見を主張してる所とか。自分の大切なモノを賭けのテーブルに乗せてくる胆力とか。

後は巻頭、カラーで描かれていたグレイと交わした過去の会話。「人は成長できるのか」の持論だとか、エルメロイⅡ世の、不器用ながらそれでも前に進もうとする心意気が細部から感じられて好き。

 

解決編のパート、聖遺物の話が出た後、「とある英霊」の話がバッサリ切られていたり、テンポを少しでも良くしようと苦慮したように感じた。

……ここまで読んでればみんな知ってるよね、という信頼なのかもしれませんが。

Ⅱ世が謎を解き明かし、犯人の一人が仕込みを発動した所で終了。冠位人形師の罠にかかるんですが、その対処については次回。


英霊剣豪七番勝負3

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「死ぬ気で生き残って見せるから ね」

 

アーチャー・インフェルノ、アフター。

武蔵ちゃんと立香織がボロボロで、本当に辛くも勝ちを拾った、というのが伝わってくる。

次の話の最初のページ、戦いでバイタルが乱れたらしく、カルデア側が大慌てしていたのが伝わってきて好き。

周囲のサーヴァントとスタッフの方が魂でそうじゃないですか……心配で空気が澱んでる。

 

遊郭に帰還した後の、日常風景も愛おしいんだよなぁ。

とは言え、やすらぎの時間は長くは続かず、次なる英霊剣豪が動き出す。

アサシン・パライソ。

「剣豪」と言いつつ忍者で、手口は口寄せと割となんでもありですよね。まぁ衆合地獄とか鬼ですしね。今更か。

 

忍と相対するにあたって、忍者のサーヴァントである小太郎が合流できていたのは心強いですね。

手勢を付けて相手の存在を見つけ、真名看破にも一役買っていますし。頼りになることこの上ない。

 

裏で蠢いている敵の拠点に、単身踏み込んだアヴェンジャーの見開きとか迫力あって好きですねー。

8話裏のカルデアのエピソードも良いですよねー。下総の清姫が暴走するところこそあれど、貴き身として抑えるところを抑えているのに対して、カルデアの清姫は相変わらず暴走してるギャップが笑える。


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