気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

TYPE-MOON

衛宮さんちの今日のごはん

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「…私にサプライズなんて いい度胸してるわよね」

「…ううん でも こういうのも悪くないかなって」

 

Fateの亜流、幸せなIFの世界。

サーヴァントたちが普通に生活の中に溶け込んでいて、それぞれの場所で幸せに過ごしている。

そんな世界で食べる、美味しいご飯のお話です。

どの料理もおいしそうですし、それを食べるキャラクターたちが楽しそうで、見ていて和みます。

 

一番好きな話は、「第3話 春のちらし寿司」でしょうか。

イリヤを招いて、ひな祭りを祝う士郎達。

着飾ったイリヤがかわいらしいし、本当平和で穏やかな一幕です。

 

幼少期の士郎が料理をして、切継が食べるシーンとか、良いですよねぇ。

魚屋のランサーが完全に馴染んでて笑う。アーチャーの出番があまりないですけど、プールで士郎の顔を狙ってボール打ち込んできたり、巻末でレシピアレンジしていたりと、彼は彼で変わらずというか……



 

Fate strange Fake2

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「弁明の代わりに約束しよう!」

(略)

「この歌劇場の破壊は俺の名誉にかけて 必ず贖うと!」

 

戦闘シーンの迫力は今一つかなぁ。

会話の場面や、ファルデウスがありえない詠唱をして招いた新たな英霊と対峙する場面みたいに、動きが少ない所はいい感じだと思うんですが。

 

状況が分からぬまま、ギルガメッシュがエルキドゥと戦闘を開始。

友の登場に久しぶりに本気になった英雄王ですが、本気出すと本当災害だなこの人……

油断と慢心に満ちててくれた方が、魔術師たちも安心なんじゃないだろうか。

 

小説版もコミックの方も刊行ペースが緩やかなので、読み返して流れを整理できるのはいいですねぇ。

個人的に今回の見どころは「警察に捕まった英霊」という前代未聞の珍事です。

フランチェスカじゃありませんが、最初に見た時には目を疑ったもので……

 

偽りの聖杯に招かれたキャスターは、前線に立つ魔術師タイプではないようですが。

部隊を作れる程度に、宝具を仕立て上げたり、今回所長相手に情報を使ってプレッシャーを賭けたりと、一筋縄ではいかなそう。

聖杯に招かれる英雄たちは、誰もかれも容易く御せる存在ではないですがねぇ。

初戦として二騎がぶつかっただけで、まだまだ「戦争」と呼べるような本格的な戦闘には入りませんね。

それだけ暗躍している面子が多いって事でもありますが。IFだからこそ、小説の方がやりたい放題やっているので、これからどう転がっていくのかが今から楽しみです。

Fate/strange Fake vol.2 (TYPE-MOON BOOKS)
森井しづき
KADOKAWA/角川書店
2016-01-14
 

Fate strange Fake 1

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これが偽りの聖杯戦争であると知りながら――彼らはそれでも、台座の上で踊り続ける。
真偽などは彼岸の彼方。
聖杯ではなく――他でもない、彼ら自身の信念を通すために。


アメリカ西部、スノーフィールド。
そこで聖杯戦争が行われようとしていた。
とはいえ、冬木のものを模した、偽物の聖杯戦争でしかないわけですが。
外典ではなく、偽典。
ただ偽物ではあるものの、サーヴァントを召喚できたりと、それらしい能力は秘めているようで。
偽物であるがゆえに、なんかサーヴァントたちにも不具合というか、大分おかしな状況が構築されてる感じもありますが。

ライダーとかその最たる例じゃないのかなぁ。
……他の陣営、まともなサーヴァントとマスターいませんが。これ、他の聖杯戦争で会ったようにマスターとサーヴァントとして、絆を深めて何かを得る結末を迎えられるのがどれだけいるか。
他の戦争での不遇枠ランサーのような、マスターと信頼を結べず、ほころびていきそうな予感が。
特にアサシンあたりとか。狂信者の暗殺者とか誰得だよ……
今回はランサーが不遇枠にならないことを祈ります。まぁ、アーチャーに殺されない力量あるし、マスターが裏切るとかもなさそうですけど……油断できないのが聖杯戦争だからなぁ。

偽りであるため、セイバーのクラスが召喚されない、六騎のサーヴァントの争いになる、という話ですが。
最後怪しい動きが見えていて、なんか今から引っ掻き回されそうな予感が。
まぁ、今回は、各陣営の状況やら出会いやらを描く、序章も序章なんですけどね。
ただ、序章ではあるものの決してつまらなくはない。
偽りであると知りながらも、聖杯戦争に参加するそれぞれの理由。

召喚された英霊たちもまた魅力的なキャラたちですしね。
表紙にいる金ぴか英雄王が相変わらず暴君で、いっそ安心した。
コイツがいると、コイツの圧勝で終わらないかなぁ、と思いましたが、そんな単純な展開を許すわけもなく。
同じような例外が召喚されていて、エアの一撃も易々しのいでいるような感じ。
ロード・エルメロイⅡ世が登場していて、嬉しかった。自分の階位は低くとも、君主として恥じない実績を残しているとか、格好いいじゃないですか。やっぱり彼好きですよ。
Fateというかタイプムーン世界というかきのこワールドは雄大なのでさっぱり追いきれてないんですが、こういう楽しさがあるから、他のも手を出していきたいとは思っているんですよ、常々。
懐と時間に余裕がないので中々かなってないんですが。
さておき、序章と初戦で十分盛り上げてくれましたし、この調子で偽りのこの争いを盛り上げていってほしいものです。今から楽しみ。

Fate/strange Fake (1) (電撃文庫)
成田良悟
KADOKAWA/アスキー・メディアワークス
2015-01-10

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