気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

U35

週に一度、クラスメイトを買う話~ふたりの時間、言い訳の五千円~

ico_grade6_3h

たぶん、宮城は私を必要としている。

私も、この場所を提供してくれる宮城を必要としている。

 

女子高生の宮城さんと仙台さんには秘密があった。

週に一度、三時間程度の時間を宮城さんが仙台さんから五千円で買っているのだ。

その付き合いは周囲には秘密なので、場所は基本的には宮城さんの家で……レンタル中に起きたことは外で触れないこと、宮城さんからの命令には従うこと、などのルールが敷かれていた。

何度か秘密の会合をしてきたなかで、キスするとか触れるとかの一線を超えそうな命令をするようなことはなく、「本棚に近いから漫画を取って」とか「宿題をして」とかの軽い命令が多かったようですけど……。

 

ある時、宮城さんはソックスを脱がさせて舐めて、という命令をして……。

その上でなぜか仙台さんはそれに従った。とはいえ命令外である足の指を噛む行動をとったりしてるので、完全に従っている状態でもないんですよね。

本当にこの2人の関係は独特で、なんとも言い難い味わいがある。

章の合間にキャラ紹介があるんですが、実は寂しがり屋って宮城が書かれていたの好きですね。

 

宮城は父子家庭で父は仕事で家に寄り付かなくて1人が多く、仙台さんも姉と比べられることで居場所がない。

そんな2人だからこそ、妙に居心地の良い関係を築けたんじゃないでしょうか。

……まぁ、お金払って命令してという歪な縁で結ばれているんですけど。仙台さん、預かった5千円は使わず溜め続けているあたりは真面目というかなんというか。

「噛む」という一線を越えたことや、物語冒頭では同じクラスながら進級で別々のクラスになったことなどで、関係が変わっていくのが面白かったですねぇ。

途中すれ違いながらも、1巻最後のシーンで大きく進展した感じもあるので2巻も追々読みたいですね。

リセット彼女がラブコメを思い出すまで

 ico_grade6_4

「付き合って、もらえるってこと……?」

「……はい、わたしからも、お願いしたいです」

 

中学の頃告白して失敗し、恋に臆病になっていた主人公の安藤海斗。

しかし進学した高校で西地野詩乃という少女に一目ぼれして。

彼女は、亡くなった母がこの学校で初の女性生徒会長に就任し、楽しい時間を過ごしたと言う事を聞かされて育っていて。同じように自分も生徒会長になろう、と活動する事を決意。

詩乃の幼馴染の天川綺羅と一緒にやろうとしていたようですが、人手は欲しい。そこで教師から紹介されて海斗は2人の活動に協力する事になります。

 

女子2人は容姿も優れ学校でも注目されている中で、陰キャよりな海斗が近くに居る事は面白く思われない部分もあったようですが。

2人と従者みたいな認識に成る事で受け入れられて、周囲が納得してる間に海斗はしっかりと距離を縮めて、詩乃と恋人になってるので中々上手くやったなぁというか。

綺羅に焚き付けられたところもありますが、彼も告白したいという気持ちがあったかこそ、ですよねぇ。火のない所に煙は立たないし。

 

そうやって付き合って、甘くて幸せな時間を過ごしていたわけですけれど。

……タイトルにある通り、不慮の事故によって詩乃の記憶は失われてしまって。

変に注目されるのも良くないと、記憶を失った彼女と恋人関係と言う振る舞いを続けたりしますが。

どうしても覚えている彼氏と、忘れてしまった彼女とでは接し方も変わってギクシャクする部分ありますよねぇ。そんな中で綺羅の方でも心情の変化があったりするんですが。

詩乃と未来に進みたいといえる海斗君にはこれからも頑張ってほしいものです。

 

プロローグで始まった物語が、トゥルーエンドで終わる目次の構成は綺麗だと思いましたけど……これがトゥルーエンドなのかー。その直前に「グッドエンドに繋がると信じて進むしかない」みたいな下りがあって、からのトゥルーなので選択は間違ってないしこれから幸せになってくれるだろう、みたいな想像は出来るんですけど。

もう少し描写があると嬉しかったかな、って気持ちになりますね。ただ、全体的に見たら好きな雰囲気の作品で、恋人同士のやり取りが良かったです。

〆切前には百合が捗る

ico_grade6_3h

「ここに来れてよかったです。ほんとうに」

 

田舎の学生だった、白川愛結は自分が女性を愛する女性であることの自認を得ていた。

しかし、それによって友人や家族との関係にひびが入ってしまい……東京で仕事をしている親戚を頼り、家出。

従姉妹の白川京の紹介で、サボり癖のある女性作家・ヒカリの監視役兼お世話係を務めるバイトを始めて。

 

色々とコンプレックスがあるというか、世界が狭かったのと性格もあって、ヒカリにからかわれまくってる愛結が可愛かったです。

その子純粋なんだから加減してあげて、先生……。

白川京ってキャラは平坂先生の完結したシリーズ『妹さえいればいい。』にも登場していたキャラだそうで。そっちは実のところ読めてないんですよねぇ。気にはなっていたんですが、いつの間にか終わっていた……。

こういう、知ってる人は更に楽しめる作品ごとの繋がりとかあると楽しいので、妹さえ~の方もいつか読みたい。

 

愛結は自分の恋愛感情上に、距離を取ろうと思うコトがあって。

一方のヒカリはヒカリで、生活はダメダメだし〆切前には逃避するし。ダメ人間としての顔が強いですけど、その裏には、自分を認められずにいる不器用さを感じました。

自分の作ったものを「そんなもの」と言って。読んだらすぐに忘れる量産品でありたいと評して。

つまるところ、最初の一文。「これは、独りだった人間が独りではなくなるという、ただそれだけのありふれたラブストーリーだ」という表現が、全てな作品。

愛結とヒカリが、ふたりになる良い百合でした。あらすじに引かれたなら読んで損はない感じかと。

続きを読む

お隣さんと始める節約生活。

ico_grade6_2h

「今を後悔しないように過ごしてください」

 

高校進学を期に一人暮らしを始めた男子、間宮哲郎。

ひょんなことから、隣人で先輩の山野さんと交流が始まって。

生活に不自由ない程度のお金はあるが、学生として遊ぶお金も欲しい。

けれど学校は、特別の事情が無いかぎりバイトは禁止。

ということで、自炊を始めたりしてますが、不慣れなもので失敗もして。

 

学校でも学外でも知り合いという事で会話する事が増えて、からかわれる事も多く……

気がつけば、互いに相手の事が好きになっていた。

そして夏の盛り、冷房代がやはり負担が大きいということで、出された案が、二人で一部屋に居れば冷房代などが節約できるよ! というもので。

提案されて、受け入れた時点である程度の好意があると判断しても良いと思いますがね。甘々生活と帯にはありましたが、確かに甘くもあるけど、節約や交流一つ一つが手探りでじれったさの方が強かったですね。

 

あと、自炊初心者がいきなり夏場にお弁当作るのは、ちょっと勇敢過ぎたと思うな……変なにおいに気付いて食べなかったのは偉い。最近本当暑いのもありますけど、できる範囲から始めるのが大事だよ……

 

イラストも可愛くて、ラブコメ読みたい人にはオススメ出来るとは思います。

ただ……残念ながら私には合わなかった。台詞が説明的すぎるというか、ちょっと文章の癖が苦手でしたねー。



優雅な歌声が最高の復讐である

ico_grade6_2h

「いいことばかりじゃないぞ。自由にやったらやったで新たな悩みが増える。そりゃもうたくさん増える。自分が責任をもたないといけないことが、わんさか増える。行きたいように生きるのは、相応の苦しみを伴うんだ」

 

うーん、何というか惜しい感じ。

怪我でサッカーを辞めた少年。歌えなくなった少女。

大切だから多くの時間を割いたけれど、それを失ってしまって。

同病相憐れんで、もっと鬱屈とした感じになるかと思っていたので、そこまで暗く落ち込まずに済んだのは良かった。

 

けど、サッカーと音楽と。

蘊蓄を披露している場面がちょっとくどかったかなぁ、って言うのが一つ。

あとは、もうちょっとキャラを削って、隼人と瑠子に集中させた方が良かったんじゃないかなぁ、って感じがしますね。

 

隼人は瑠子と会わなかったら、まだまだ無気力ゾンビを継続していたでしょう。

そこから立ち上がって、『サッカーが好き』という自分の気持ちを確かめて、先に進めるようになった事。

同じように悩みを抱えていた瑠子が隼人に助けられ、また歌を歌った事。

悩みの底から浮上してきたのは良いことなんですが……押しつけがましい部分があったかなぁ、というか。ちょっと物足りなさを感じてしまって残念でした。

雰囲気は良いので、あらすじ読んで気になったのなら手に取ってもいいのでは。なぜこのタイトルになったのかは謎ですが。



ソード・ワールド2.0リプレイ 魔剣の島の駆けだし英雄 下

ico_grade6_3
アックス ま、話聞いても「ふーん」だけどな。とにかく許さねぇ。痛い目にあわす!
ジョスラン じゃあ、今から引き金を引いて、弾が出なかったら見逃してやるゲームでもするか? ちなみにこの銃、リボルバーじゃないけどな。
GM 絶対でるじゃないですか(笑) 。イヤです。ダメです、それならお縄につきますっ。


第4話 盗人探して山岳チェイス!
第5話 生意気後輩と絶体絶命なクライシス!
第6話 開け、夢と希望と絆のゲート!

暗月旅団とのクエスト対決を制し、少しずつ実績を積んできたアックスたち。
ただまぁ、その関係で拠点を移すことになってしまったわけですが。
そして移してみたら、その先の街で、宿精剣を奪われるというハプニング。
そんなわけで第四話は、盗まれた剣を求めて色々と動き回る話。
船で一緒になったホバールにカリーンを任せながら、一同は山を登る。

問題を解決したと思ったら、5話でハプニングが発生するわけですが。
サポートが強いからギリギリを見ようとしたら、サポートをつけ損ねるという……
公式で全滅展開とか中々ないぞ。
このリプレイでは全体的に藤澤GMの出目が良いからなぁ。
だからPCたちが雑魚に苦戦したり、案外ボスが楽勝だったりと・・・
バランスの取り方がいかに難しいかを教えてくれます。

上下巻でまとめないといけないから、ちょっと駆け足だったかなぁ、と思いますが。
まぁ、それなりには面白かったと思います。
SWアプリゲーム『サウザンドブレイブ(仮)』は鋭意制作中だそうです。
このリプレイの舞台となった、グレイシア島のギルドマスターとなり、依頼を受けギルドを大きくしていくゲームになるそうで。リリース時期が決まったらまたあちこちで知らせる予定だそうですよ。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ