「エリーゼは安心して見てるがいいさ 君はもう俺の婚約者なんだ
それに手を出すバカは公爵だろうと蹴飛ばすぞと世間に示してやる」
導師との特訓に辟易しつつあるヴェルがルイーゼと愚痴を交わしてましたが、まぁ導師強いし参考にはなるけど中々真似しがたい部分のある御仁ですからね……。
愚痴をこぼしながらも逃げようとしない辺りは真面目。そんな2人の前に、不審な公爵が現れヴェルに決闘を申し込んでくるんですが……。
エリーゼに求婚しまくっていたけど、相手にされなかったからって理由を公言するし、決闘申し込みの決まりである手袋をぶつけられない身体能力で決闘する気なのはいっそ神経の太さを讃えても良い。
国としてもトラブルを起こしまくるけど、公爵という立場から中々手出しできない相手だったようで。保護者枠のブランタークなどが後押ししてくれる事になったのヴェルも乗り気じゃ無かった決闘をする羽目になって。
……まぁ、あまりにもあんまりなオチがつくので出落ち芸人としてならやっていけるかもしれませんね、としか言えない。
他には貴族として一度は必ず出ないといけない武芸大会に出る、という常識の為ヴェルも義務を果たす羽目になってましたが。
剣がへっぽこなのに加えて相手が悪くて一回戦敗退。観戦楽しんでたのでいいんじゃないですかね。
作中で2年半が過ぎ、15歳になったヴェル達は冒険者としてデビューできるようになったわけですが。新人ながらヴェルは龍殺しという実績があるため、速攻で依頼が持ち込まれて調査に行くことに。
それであんなもの引き当てる辺り、運がいいのか悪いのか。既に被害が出てたから、いずれお鉢が回ってきたとは思いますけどね。