気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Y.A

八男って、それはないでしょう!15

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「それでも、君たちは選ばなければいけない。俺に任せるという手もあるが、俺にずっと選ばせるわけにもいくまい。ましてや、今の俺は子供で足手纏いだ」

 

バウマイスター伯爵領、バウルブルクに新たに建設された冒険者予備校。

ヴェルは前世知識を基に掃除を根付かせようとしたり、楽しさ重視の学園祭を企画したりと割とやりたいようにやってますが。

魔族のアーネストを特別講師として雇った対価として、新しい地下遺跡の探索を行うことになって。

既に一度調査をして危険なものも発見されず、しかし内部の装飾は凝っているので研究者的には興味があるという、エリーゼ達が妊娠中でいつものメンバーで動けないヴェル的にはありがたい遺跡の調査に教え子の三人娘を連れて同行したわけですが……。

 

表紙と口絵でバレてる通り、ヴェルは遺跡のトラップによって子供になってしまいます。

教え子をかばおうとした彼らしい行いの結果ではあるんですが、更にその状態でまたしても逆さ縛り殺しの罠にハメられてしまうんだから、ついてないにもほどがある。

まぁ新ヒロインの3人娘を活躍させるための加筆エピソードではあるんでしょうけど……元のヒロインたちとの積み重ねの方が好きだし、メンバー違うだけでやってることいつぞやの脱出行と似たようなものなので、新鮮味は薄かったかなぁ……。

ヴェルの奥さんたちが、彼の無事の帰還を喜びつつ子供状態の彼を可愛がってるのは、微笑ましかったですけど。

 

石細工で有名な領地の盆暗息子と会話する羽目になって敵対ルートに進んだりもしてましたが。

……この国、バカ貴族多すぎないかな……。発展を続けているからこそ注目を集めていて、多くの貴族が利益を得ようと手を伸ばしてくるせいで、結果的にヴェルが見るバカの数も増えてるみたいですけど。それにしたって、なぁ……。

八男って、それはないでしょう!14

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「ヴェンデリンは、魔法と興味のあること以外にはやる気が薄いからの」

「時間は有限だからな」

 

エルヴィンとハルカがついに結婚することとなり、ミズホ流の結婚式を挙げたあと伝統の巡礼を合わせて行うことに。

……この期に及んで可愛い可愛い妹の結婚を認められず、その巡礼の妨害をしてやろうともくろむタケオミさんはみっともないぞ……。

それを察知したヴェル達がサポートに回っているし、彼の側室候補の少女が機転を利かせてうまく彼を転がしてくれたので助かりましたが。

 

多少遊んでいたエルヴィンは、速攻で子宝に恵まれることになって。

ヴェルの初期の奥さんたちも妊娠中ということで、冒険者としての活動には制限が掛かることになります。

妊婦に瞬間移動の魔法を使うのもNGということで、今回はヴィルマやカチヤ、リサにテレーゼなどと行動することが多かったですね。

あとは冒険者活動できなかったから、また土木魔法使いとして領地の発展のためにローデリヒの計画に従って動くことに。

サポートしてくれるテレーゼやリサが居てくれて良かったね、というところか。

 

多少はヴェルの手が空くタイミングで、王都の冒険者学校で教鞭をとっていた魔法使いが高齢を理由に職を辞して。

後進の育成は有力な魔法使いにとって義務に近い世界だ、ということでヴェルにお鉢が回ってくることに。講義中、生徒へヴェルが敬語使ってるのが若干の違和感ありましたが、考えて魔法を使うタイプのヴェルの指導は結構好評な模様。

そこで表紙にいる新キャラの少女3人と縁が出来て、彼女たちもヴェルに好感を持つ……ということになりますが。なんというか、今巻のエピソードは全体的に軽いんですよねぇ。サクサク読めるので良いですけど。

バウマイスター伯爵家の重臣となるエルも、ヴェルと同じように複数の妻を娶って領地を支える姿勢を見せなきゃいけない、となって。
急に幼馴染登場してきたのにはちょっと笑った。ややこしい問題がないではないけど、今のヴェンデリンなら蹴散らせる些事なあたり、有力者ではあるんだよなぁ。
……いや、なんだかんだで柵多くて自由に動けないイメージもあるので……。

八男って、それはないでしょう!7

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「超一流の冒険者には実力のほかに運の要素も必要だ

 その点で言えば お前らはもう超一流だな!」

 

ヴェル達だからこそ生き延びられたものの、初めて受ける依頼にしては難易度が高すぎた。

冒険者ギルドが先に送り込んだ2組が全滅したことで戦力不足に陥り、焦りがあったのは確かみたいですが。

彼らを排除するための策略と言う訳では無かった、と。まぁ、そんなもんだよなぁというオチがつきます。ヴェルの成長著しかったこともあって、追加戦力いらないだろと甘く考えてしまったそうで。

 

そもそもが強制依頼になってたこともあって、ヴェルが怒るのも無理はない。貧乏くじ退く羽目になったブランタークさんは本当にお疲れ様でした……。

裏でギルド上層部が責任を取らされたりしたものの、無事に帰還したヴェル達ですが。

彼が死んだって噂を流したり工作を始める貴族も居て。ヴェルの実家が遠いのもあって、早めに行動したかったんでしょうけど、それで犠牲者が増えるんだから勘弁してほしいものです。

 

まぁ散々な冒険ではあったものの、骨折り損のくたびれ儲けにならなかったことだけが救いか。

イーナにルイーゼ、エルヴィンからするとちょっと儲けすぎて別の悩みが発生したりしてましたが。制度の穴を突いてヴェルに押し付けたのには笑いました。

その辺りも含めて王国上層部は計算済みだったみたいですが。まぁ、謝罪はしつつしっかり国益も得ようとする辺りは貴族やってるな、という感じ。


八男って、それはないでしょう!6

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「どうか諦めないで」

 

冒険者としての初依頼で、逆さ縛り殺しという迷宮の最奥に送り込まれる罠を踏んでしまったヴェル達。

転移した場所は罠も敵も無かったので休憩を取ってから先に進んではいましたが……部屋を埋めんばかりの物量相手どるのは一筋縄ではいかなくて。

ただ数が多いだけじゃなくて、仲間がやられて恐怖するみたいな総崩れすら狙えない作り物の兵隊相手って言うのが面倒ポイント。

 

前線担当の3人をヴェル達もサポートしつつ、戦線維持のために仲間が戦ってる脇で睡眠をとったり、疲労を回復魔法で誤魔化したりするって言うブラックすぎる方針がブランタークさんから提示されてましたが。

それがなければ無理だったというか、そうやって奮闘してなおギリギリだったので、指導役として付いて来てくれてて本当に良かった。

さもなければどこかでミスって死んでたでしょうしね……。ヴェンデリン達の来世にご期待ください、完になっちゃうところであった。

 

中々趣味の悪い最終関門もありましたが、無事に乗り切って生還できたのはなにより。

苦労に見合っただけの成果もゲットできましたしね。これで、到達した先がもう発掘されきった遺跡とかだったら骨折り損のくたびれ儲けどこじゃないですし。

八男って、それはないでしょう!5

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「エリーゼは安心して見てるがいいさ 君はもう俺の婚約者なんだ

 それに手を出すバカは公爵だろうと蹴飛ばすぞと世間に示してやる」

 

導師との特訓に辟易しつつあるヴェルがルイーゼと愚痴を交わしてましたが、まぁ導師強いし参考にはなるけど中々真似しがたい部分のある御仁ですからね……。

愚痴をこぼしながらも逃げようとしない辺りは真面目。そんな2人の前に、不審な公爵が現れヴェルに決闘を申し込んでくるんですが……。

 

エリーゼに求婚しまくっていたけど、相手にされなかったからって理由を公言するし、決闘申し込みの決まりである手袋をぶつけられない身体能力で決闘する気なのはいっそ神経の太さを讃えても良い。

国としてもトラブルを起こしまくるけど、公爵という立場から中々手出しできない相手だったようで。保護者枠のブランタークなどが後押ししてくれる事になったのヴェルも乗り気じゃ無かった決闘をする羽目になって。

……まぁ、あまりにもあんまりなオチがつくので出落ち芸人としてならやっていけるかもしれませんね、としか言えない。

 

他には貴族として一度は必ず出ないといけない武芸大会に出る、という常識の為ヴェルも義務を果たす羽目になってましたが。

剣がへっぽこなのに加えて相手が悪くて一回戦敗退。観戦楽しんでたのでいいんじゃないですかね。

作中で2年半が過ぎ、15歳になったヴェル達は冒険者としてデビューできるようになったわけですが。新人ながらヴェルは龍殺しという実績があるため、速攻で依頼が持ち込まれて調査に行くことに。

それであんなもの引き当てる辺り、運がいいのか悪いのか。既に被害が出てたから、いずれお鉢が回ってきたとは思いますけどね。

八男って、それはないでしょう!4

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「最近 俺は偉い人に流されてるけど

俺はイーナとルイーゼとも結婚する」

「でもまだ 無理しなくていいから」

 

本洗礼を終えたあと、孫娘を紹介されたヴェル。

聖の治癒魔法が使える美少女エリーゼ。ヴェルも思わず目を奪われるほどでしたが……孫自慢に付き合って、前世の知識でヨイショして「俺も立候補してみようかなぁ」なんて言ったもんだから、話がまとまってしまった。

ヴェルは思いがけず貴族家当主になったのもありますが、脇が甘いよなぁ……まぁテレーゼを嫁に、という話は陛下にも話を通してあるからどのみち逃げられなかったとは思いますが。

 

そして婚約者の座を射止めた直後、王都案内の名目でデートに連れ出すんだからテレーゼも強い。

ブライヒレーダー辺境伯も寄親として関係を深めたいけど、正妻として相応しい女性が親族におらず……陪臣の娘であるイーナ達が妾になって頑張ってもらう事に期待したい、と言う話に。

2人も乗り気でしたが、ノリノリのルイーゼと照れてるイーナの差が性格でてましたねー。

 

政略混じりの婚約でしたけど、美少女との婚約だからデートを満喫してるし、ヴェルも割と流されるままに生きてる感が。

一応彼なりに考えて高額な贈り物をすることで、教会へアピールしたりもしてますけど。

そして、ヴェル達は王都に残り冒険者修行をすることをブライヒレーダー辺境伯から認められて。各々の才能を伸ばすって意味では最高の選択ですけどね。
王都に屋敷を構えるエピソードも入ってましたが、リネンハイムなるほど胡散くさい……。

野生の JK柏野由紀子は、異世界で酒場を開く

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「どちらを選択しても、成功すればよかったと言われ、失敗すれば悪く言われる。私はこのお店を保つので精一杯よ」

「それができない奴の方が多いのさ。これまで多くの店が潰れるところを見てきたのでね」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで430日まで

タイトル通りシリーズ。猟師の祖父に懐いて色々な知識を教わっていたJK柏野由紀子。

友人たちから『野生のJK』なんてあだ名をつけられるくらい没頭していて、部活に所属もせず山に入る日々を送っていた。

そして祖父が亡くなった後、山に残されている罠を回収するために入った彼女は……気がついたら異世界に迷い込んでいた。

 

魔法が存在する世界で、酒場を営むことになった彼女でしたが……この世界は、魔獣を狩ったあとの肉の処理が甘く、血のにおいが残りそれを隠すためにハーブを多用する料理が多かった。

望んだ水準の肉が得られないから、自分で狩猟して賄ってる辺り本当にタフですねぇ。学友たちに『ユキコは、どこでも逞しく暮らしていけそう』とか評されていたのも納得。

 

さらに彼女は異世界に来たことで魔法の才能も得ていて。戦闘に使えるような火力はないみたいですが……。

「指から味噌と醤油が出せる」「水、食料、調理器具なら無限に仕舞える保存庫」とか言う料理人になれと言わんばかり能力なのは笑ってしまった。

 

魔法の適正も全部の属性にあって、氷を作ったり火種を作ったりで本来は時間のかかる工程を短縮できるのは強すぎる。まぁユキコの特殊技能に頼りきりになってしまうと、彼女の休みが消失するし、あまり良い事でもないですけど。

常連が出来てその伝手で信頼できる人員を雇って仕込める量を増やしたり、基本的には無理しない方針でやってるようですし、その辺りは大丈夫か。

ところどころ説明がくどく感じたりする部分もありますが、タイトルに惹かれた人なら満足できる作品だと思います。

 

八男って、それはないでしょう!3

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「威力でいえばすでにアルフレッドを超えていよう」

「今後も慢心せず修行に励むのである」

「はい…!」

 

アンデッドの竜を討伐したことで城に招かれたヴェル。

八男ではあったけれど流石に貴族家としての誇りがあったのか、謁見時の宣誓のやり方はヴェルも知っていた模様。

……母に教わったって言ってるし、兄の結婚式に対しての振る舞いとかを見るに、本当に誇りがあるのかどうかは……難しい所ですけど。

 

功績を讃えて独立して別の家を建てることを許されたヴェルですが。

地位を得たことで父や兄よりも身分が高くなってしまって、ちょっと頭を抱えることに。

従士も必要だから、パーティーメンバー3人を迎え入れたりもしてましたね。家臣としての売り込みが増えそうだから、先んじて備えておくって面もあるみたいですけど。

 

兄の結婚式を乗り越えたと思ったら、貴族家当主として未成年ながら従軍する事になって。

ヴェルの師匠の親友でもある筆頭魔導師アームストロングが登場しましたが……魔導師と言いつつ物理アタッカーみたいな肉体してて凄い。

またしても竜退治することになってましたが、3人で相対できたのとアームストロングの活躍もあって無事に成功。その後も協力する事になって、ちょっと荒んでたヴェルが日常を満喫しようと思ったら教会から本洗礼の誘いが来て……。柵が多いですなぁ、貴族社会。

八男って、それはないでしょう!2

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「死ぬなよ」

「この年では死ねませんよ ――では!」

 

師匠の遺産として屋敷を継承することになったヴェル。

魔法と魔道具によって管理されており、主が居なかった状態が長かったけれど綺麗な状態が保持されていて。ヴェルの実家と比べるのが申し訳なくなる位の豪邸と言ってよい。

仲間を招待して軽いパーティーをしたり、休日にルイーゼとデートしたり。日常を満喫していたわけですが。

 

王都に居る兄が結婚する、という手紙が来て。

友人と一緒に向かう事になったわけですが、修行を付けてくれていたブランタークも保護者の名目でついてくることに。

辺境伯の代理として王都に行く用事があったとか、色々思惑があったようですけど。飛行船で王都に向かったところでトラブルに遭遇して。

ヴェルは才能はあれどまだ未熟ですし、熟練の魔術師である彼が同行してくれていたのは救いでしたね。



 

八男って、それはないでしょう!1

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「うん 私が保証しよう」

「慢心せず鍛錬し続ければ 君は 私を超える魔法使いになれるはずだ」

 

なろう書籍化作品のコミカライズ。

ど田舎の貧乏貴族の八男ヴェンデリンに転生してしまった主人公が、故郷を飛び出して独立するために冒険者を目指す。

というのが作品の序盤の出来事なんですが、原作だと領地に居た頃のエピソードも結構描いてるんですよね。

 

でも、コミカライズはテンポ重視というか、もう1話の時点で故郷を飛び出て冒険者学校に入学してるんですよね。

エルヴィンとコンビを組んで生活費を稼ぐために狩り場に赴いて。その成果で勝負をした後、ピンチになってたクラスメイト女子2人を助けて。

今後一緒に行動する事が増える女子の出番を早くしてるし、その後一緒に食事をする席でヴェルの師匠について聞く、と情報の出し方も調整されているしで、これはコミカライズに当たっていい塩梅に纏められてる感じがします。コミカライズ、ヒドイのはヒドイから……。

 

閑話休題。

 

ヴェルの魔法を見て、パーティーメンバーとしても婚姻の相手としても魅力的な相手だというのをイーナとルイーゼが話してるシーンとか結構好きです。

ダメなら向こうが破棄して来るでしょーて、パーティーの申請出しちゃうポジティブルイーゼが愉快なので。

寄親から園遊会に招待され、必要な衣装類を揃えて臨時の出費があり……4話タイトルが「アルバイト」になってたのには笑った。

8人必要だったので、クラスメイトの他のパーティーと合同で行ってましたが、これはオリジナルエピソードかな。確か原作だと割とすぐ園遊会入ってましたよね。

ヴェルが優秀だから、と勝手にパーティーを組んだルイーゼ達に噛みついてくる女子が居てちょっと苦手ではあった。最初はどうあれ、ヴェル達も納得してるからパーティーが存続してるんやぞ……。


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ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
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