気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

Y.A

八男って、それはないでしょう!3

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「私も、ヴェンデリン様の勝利を信じています」

「ありがとう」

 

王都で暮らし始めて一年。ブライヒレーダー辺境伯の借りた屋敷で暮らしていたヴェル達ですが……

仮にも爵位を持った貴族が、長々と借り住まいというのは問題だと指摘されて。

胡散くさい不動産屋を紹介されて、間違った方向の特訓をする羽目になってましたが。物件探しが特訓になるのはなんででしょうね……悪霊憑きの事故物件だからかな……

 

さらにはエリーゼと婚約したヴェルに対して、決闘を申し込んでくる貴族まで現れて。

これ以上ないボンクラとその取り巻きって感じで、サクッと終わった上に、決闘の過程で犯した失態を追求する形でトコトン叩いてたのには、ちょっと笑ってしまった。

よっぽど鬱憤溜まってたんだな……というか。まぁ、それだけヤバい状況だったから叩くほどホコリが出たわけで、自業自得ですけどね。

 

ヴェル達が十五歳になり、正式に冒険者としての活動も始める事となって。

竜殺しとしての力量が確かであるために、いきなり難易度の高い依頼が持ち込まれて。

先んじて送ったパーティーが2つも壊滅した、というのも納得の殺意の高い遺跡でしたね……

なんとか乗り越えて、かなりの成果を挙げていましたが。一人でも欠けていたら間違いなく死んでいた危ない橋でしたよね……

 

ブランタークさんが居てくれて良かった。戦力的な意味でもそうですし、修羅場を共にした彼が、依頼を出した首脳陣とヴェル達との間に入ってくれたのは大きい。

それはそれとしてヴェルからもプレッシャーを掛けたりしてましたが。まぁ死にかけた仕返しにしては可愛い範疇だと思われます。

 

巻末には「ドラゴンバスターズBefore and After」として、幼少期と成長した後のヴェル達のイラストが掲載されています。

藤ちょこ先生や、Y.A先生のコメントもあって、中々楽しいオマケでした。15歳ヴェルの魔法使いらしい格好が結構好きです。



八男って、それはないでしょう!2

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「ブランタークさんも、何気にツイてませんよね」

「坊主の不幸体質が伝染したのかもな」

 

1巻の引きが国王との謁見だったのですぐ始まるかと思いきや、ルイーゼが飛行船でやっていたアルバイトからスタート。

WEBでもこの位置でしたけど、幕間だったのが本編みたいな構成になってるのはなんでなんだろう……まぁ、他にもあるので気にするほどのものでもないか。

 

アンデッドとはいえ古代竜を討伐するという実績を挙げたヴェル。

その素材は貴重で、特に魔石は有用なため王国が買い上げる事になって。更にはその褒美として、勲章を授与された上に爵位まで授与される羽目に。

いや名誉なことなので「羽目」とか言うのもアレですが。ヴェル自身が「王様と顔を合わせる羽目」とか思ってたからな……

 

領地や役職こそ与えなかったものの、実力を評価してしっかり抱え込むあたり王様は強かです。

実際、貴族家の当主としての立場を活用して、その後の軍事行動に組み込んでましたからね……相手は魔物で、領地を開拓して人の生息圏を拡張するための、意義ある戦いではありましたが。

 

予備校からつるんでいたエルやイーナ、ルイーゼも逃れようも無く巻き込まれてお疲れ様ですというか。ヴェルは将来有望ですし、苦労に見合ったリターンが見込めるのが救いでしょうか。

国王以外にも彼の価値を認めている人は多くて。自分の孫娘を婚約者として送り込んでくる人まで居ますしね。企みはあれど良縁なのも間違いなく、楽しそうだからいいんじゃないですかねー。

先んじて交流していて出し抜かれたブライヒレーダー辺境伯はご愁傷様ですが。送り込める相手がいないんじゃしょうがないね……



八男って、それはないでしょう!1

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「このまま慢心することなく努力を積み重ねていってほしい。君は……ヴェルは、必ずや歴史に名を残す魔法使いになるのだから」

 

WEB既読。

現代日本の商社で働いていた二十五歳の青年が、異世界に転生。

五歳の時に突然記憶を取り戻した形ですね。本人の自覚としては、夢も見ず寝て起きたら、違う世界にいたというもので、その割には結構順応してるというか。落ち着いてる感じですけどね。

貧乏貴族の八男として生まれたヴェンデリンとして、この世界に適合してる。

 

なろうの異世界転生モノとしては、王道なんじゃないですかねぇ。

幸いにして魔法の才能があり、師にも恵まれ、家を継げるわけでもないので冒険者となるべく大きな街に行って。そこから、立身出世が始まるストーリー。

表現がくどすぎるきらいはあるものの、ヴェルが概ね良い子に育っていますし、彼の周囲にも慮ってくれる人が多いので、ストレスは少なく読めるタイプ。……いやヴェルの実家周りは厄ネタの宝庫ではありますけど。

 

しかし、1巻意外な所で終わってましたね。

成長して冒険者予備校に通うようになった彼が、ある実績を立てたため謁見する事になるところで終わり。

謁見イベント(イベント言うな)まで入るかと思ったので、あれここで終わるんだと最初は思った。でも、冷静になると、2巻では舞台が王都に移りますし新キャラ登場のエピソードとしても妥当な所ではあるのか。



八男って、それはないでしょう! 第一話~第八十四話

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俺にとって、師匠はその人生全てを賭けて追いかける偉大な人であった。
彼はその才能を生かしきれないまま、その若い人生を終えた。
ならば、俺は彼の分まで魔法使いとして生きる義務があるのだ。
(略)
普段はチャランポランでも、ヘタレでも、我が侭でも。
これだけは、譲れないのだと。


第一話「ふと目が覚めると……。」から第八十四話「ついに出陣。」まで
まぁ、どんな作品かと言われれば、異世界転生で主人公無双なんですが。

平凡な商社員だった主人公は、仕事に追われながらベッドに入る。
そして、目覚めるとなぜか異世界にいた、とそんなお話。
幼児からスタートではなく、もとから存在していた「八男」の体に主人公の意識が入った感じですか。
まぁ、元の意識が出てくることとかはないので、気づいたら存在を乗っ取っていた。
しかし、なぜかはわからない、とそういう展開。

貴族の子息として生まれたはいいものの、僻地の貧乏貴族。
魔法や、魔物が存在するファンタジー世界ですね。
魔術が存在するといっても、それは個人の才能に依存し、また遺伝するわけでもない。
親族が魔法を使えなくても、突然使える子が生まれたりする。
魔物も、自分たちの縄張りを持っていて、そこにちょっかいを出さない限りは、恐ろしいものではない。
ただ縄張りに人類が手を出してこなかったから、そこから遺跡が見つかったり、魔物の縄張りにあるものとかが素材として高価だったりするから、それを狙う冒険者という職業もあるんですが。

文明としても発達しているわけではなく、少なくとも鉄道とかそういった科学な要素がない。
魔法由来の飛行船とかはあるみたいですけどね。
つまり、前提として交通の便は悪いんですよね、ファンタジー世界の常として。
そんな状態で、山岳を超えなくてはいけないうえに、特に名産もない僻地となれば、そりゃあ何もすることが無いわけで。
名ばかり貴族、みたいな状態の家に八男として生まれる。
色々とツッコミどころがありますけどね。事故や病気を恐れたという部分もあるだろうけど、僻地で産業もない貧乏貴族がそんなに子だくさんで大丈夫なのか、とか。

貧乏貴族の八男ともなれば、家を継げる可能性は無いに等しく、可能な限り早く家を出て自立しようと主人公はこの世界の知識を身に着けていくわけですが。
魔法の練習をしていたら、案外あっさり使えるように。運よく師匠も得て、ぐんぐん才能を伸ばしていきます。
お家騒動に発展することを恐れた家族からは、その才能を見ないふりされて、実家でぼっち暮らしをしていくわけで。適齢に達したとき、未練なく旅だった彼は、そこから波乱万丈の日々を過ごすことになる、と。

結構淡々と進んでいくので、盛り上がりに欠けるかなーという部分はいくらかありますが。
途中で王都に行って、その才能からいろいろとお偉方に縁ができるんですが。
高位の貴族は貴族らしく、根回ししたり、策略練ったりとそれっぽい感じの空気はある。
血を残さないといけないから妾が~とか、家の格が~とかそういう話もありますし。
安定していて、気に入ってます。
ただまぁ、時折ダイジェスト風に冒頭に文章が挟まるのはちょっとテンポ悪いからどうにかならないのかなぁ、と正直思いましたけど。
書籍化していますし、その内買おうかなー。

作品そのものについての説明しかしていなかったのに長くなってしまったので格納してだらだらと内容について感想書きます。続きを読む
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