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「私も、ヴェンデリン様の勝利を信じています」
「ありがとう」
王都で暮らし始めて一年。ブライヒレーダー辺境伯の借りた屋敷で暮らしていたヴェル達ですが……
仮にも爵位を持った貴族が、長々と借り住まいというのは問題だと指摘されて。
胡散くさい不動産屋を紹介されて、間違った方向の特訓をする羽目になってましたが。物件探しが特訓になるのはなんででしょうね……悪霊憑きの事故物件だからかな……
さらにはエリーゼと婚約したヴェルに対して、決闘を申し込んでくる貴族まで現れて。
これ以上ないボンクラとその取り巻きって感じで、サクッと終わった上に、決闘の過程で犯した失態を追求する形でトコトン叩いてたのには、ちょっと笑ってしまった。
よっぽど鬱憤溜まってたんだな……というか。まぁ、それだけヤバい状況だったから叩くほどホコリが出たわけで、自業自得ですけどね。
ヴェル達が十五歳になり、正式に冒険者としての活動も始める事となって。
竜殺しとしての力量が確かであるために、いきなり難易度の高い依頼が持ち込まれて。
先んじて送ったパーティーが2つも壊滅した、というのも納得の殺意の高い遺跡でしたね……
なんとか乗り越えて、かなりの成果を挙げていましたが。一人でも欠けていたら間違いなく死んでいた危ない橋でしたよね……
ブランタークさんが居てくれて良かった。戦力的な意味でもそうですし、修羅場を共にした彼が、依頼を出した首脳陣とヴェル達との間に入ってくれたのは大きい。
それはそれとしてヴェルからもプレッシャーを掛けたりしてましたが。まぁ死にかけた仕返しにしては可愛い範疇だと思われます。
巻末には「ドラゴンバスターズBefore
and After」として、幼少期と成長した後のヴェル達のイラストが掲載されています。
藤ちょこ先生や、Y.A先生のコメントもあって、中々楽しいオマケでした。15歳ヴェルの魔法使いらしい格好が結構好きです。