気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

kr木

優等生のウラのカオ 実は裏アカ女子だった隣の席の美少女と放課後二人きり

ico_grade6_3

「それでいいんだよ。これは――私と藍坂くんだけの秘密だから」

 

優等生として知られている少女、間宮優。

主人公の藍坂は、彼女が煽情的な画像を取りSNSに投稿する「裏アカ女子」として活動しているのを、たまたま知ってしまって。

秘密を知られた間宮は当然口封じを図るわけですが……困惑してる藍坂の手を、自らの胸に運んでそれを写真に撮るっていう手法は、ちょっと体を張りすぎだと思う。

お互いにばらされると困る弱みを得た状態で、間宮の裏アカ用撮影に藍坂が付き合わされたり、その縁から普段の生活でも交流が増えてきたりする、不思議な距離感のラブコメ。

 

藍坂は、中学時代に女子の「嘘告白」のターゲットになって揶揄われたことから、女性不審気味になっていて。

間宮の方も、両親が離婚し父に引き取られたものの、父は出張が多く家に寄り付かず……娘から「出張先で新しい女の人を捕まえてるのかも」なんて思われてるくらい付き合いが希薄みたいですが。……これで良く親権取れたな。女親の方がよほど問題抱えてたとかだろうか。

互いに過去の経験から心に傷を負った2人が、事故のような始まりだったとはいえ、少しずつ心を近付けていけたのは良かったです。

 

藍坂くんが特にトラウマが根深く、秘密の共有者が出来て少し素を出せるようになった間宮の笑顔に痛みを覚えてたりするのを見ると、初手脅しからスタートしてる関係なのもあって印象が良くないというか。すぐに間宮も気付いて、顧みてるので嫌いとまでは言いませんが。

 

そうやって付かず離れず微妙な距離感の2人を読者として楽しんでいたら、藍坂くんの親友枠の男子ナツが2人がそろって出かけてるの目撃して揶揄ってくるし。藍坂の過去を知った上で揶揄ってくるのは苦手な反応でしたね……。

藍坂君も調子のいい言動に関しては思う所あるようでしたけど、自分から過去の事打ち明けて変わらず接してくれる、得難い友人だとも思ってるのがせめてもの救いか。

 

まぁそんな感じてちょっと合わない描写もあったんですが、歪な始まりをした2人がそれぞれの傷を打ち明けあって、少し前に進めた感じの展開になるので、総合的には良いラブコメだったとは思います。

クラスメイトの元アイドルがとにかく挙動不審なんです。

ico_grade6_3h
「うーん、そうだなぁ。ねぇ、一条くん」

(略)

「私の歌、ちゃんと聞いててね?」

 

口絵の頬ふくらませてる三枝さん、すごい可愛くないですか? 可愛い。

主人公は公立高校に通う一年生の一条卓也。何をするにも世の中金、と駅前から少し外れた場所のコンビニでバイトをしていた。

しかし彼がバイトに入っていると、いつもクラスメイトの少女が挙動不審になりながらも買い物をしにくるのだった。

それが高校進学を期に引退した、元超売れっ子アイドルの三枝紫音。

 

タイトルで挙動不審になるの分かっていたのに、思った以上に不審で笑っちゃった。帽子やマスクで変装しようって気持ちはあるみたいですけど、一条君にはバレバレだし。

ただ、三枝さんがいつも買い物にくるし、様子がおかしいなぁと思いつつも原因には思い当たらない辺りは鈍感極まりないですけど。

 

元アイドルの美少女ってことで、彼女目当てに接触して来る人は多いんですが。流石に対処が手慣れてるんですよねぇ。

でも三枝さんは一条君が絡むと途端にポンコツになってしまうのであった……うーんどうしてでしょうね(棒)。

そりゃあ後に仲良くなった女子に「全然知ってるからねっ!」とか言われますわ。

 

他のクラスメイトからLimeIDを聞かれても断ってるのに、一条君には彼女の方から伝えて来て。彼からのリアクションに一喜一憂して、返事がないと思わず電話かけちゃったり。

自分の気持ちを制御できずに若干空回ってる感じもある三枝さんですが。必死さはよく伝わってくるので応援したいなぁ。

ここまでアピールしてようやく一条君の方も意識が向いたようですから、2巻以降の展開が楽しみですね。

プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ