気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

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サークルで一番可愛い大学の後輩2 消極先輩と、積極後輩との花火大会

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「本当に、よく似合ってる。綺麗だ、可愛い」

「あの。もう、いいです。ありがとうございます」

 

牧村君と美園ちゃんの微笑ましい関係は相変わらず。

花火大会が近いから一緒に行きたいと思いつつ、誘えないでいるもどかしい状態が続いては居ますけど。

一応、自分を変えようと決意した牧村君は形から入ろうと髪型を変えたりはしてるんですけど、中々に牛歩。

美園も髪型変えたのに気付いて「モテたいんですか?」とか聞いてくるし、それに「美園が褒めてくれたことがあるから」って返す2人がどうして付き合ってないんですか?

 

それからも文化祭実行委員の仕事で交流しつつ、互いの友人に突かれたりしていくわけで。

飲み会の時にフォロー入れたり、嫉妬心も人並みにあるんだから早く関係を進めればいいのに……。

踏み込めない状態が続いているから聞かれると「付き合ってない」と応えてるので真面目ですけど。……だからこそ、他の人が狙っていいですかとか言ってきても止められないって言うのが、なぁ。

 

帰省した時に妹に聞かれて、好きな人トークを延々と出来る辺り美園も相当な想いを抱えているわけですけど。

それでどうしてここまで付き合ってなかったんですか、本当に。って何回も聞き返したくなりますね。

牧村君、告白するのを決意して美園の友人に話を通したりもしてましたけど。アレはヘタレと呼ばれてもしょうがないよ……。

何だかんだで微笑ましくて、幸せそうな2人を見ているのが楽しいシリーズだったのでしっかり楽しんだんですけどね。

 

サークルで一番可愛い大学の後輩 1、消極先輩と、積極的な新入生

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「はい。牧村先輩の期待に応えられるように、それから私自身が楽しめるように、いっぱい頑張ります。だから私も牧村先輩をもっと頼りにします……いいでしょうか?」

(略)

「ああ、もちろん」

 

『消極先輩と積極後輩』というタイトルで、WEBで連載している作品の書籍化。

気になってとりあえずブックマークはしてたんですが、読めてなかったんですよねぇ……。書籍化でとりあえず序盤読んで、面白かったので追々読んでいきたいところ。

 

大学の文化祭実行委員会に所属する2年生の牧村智貴が、新入生の君岡美園とじわじわと居地を縮めていくラブコメです。

サブタイトルからも窺える通り、先輩男子の牧村君がかなり消極的な一方で美園ちゃんはかなり積極的にアピールしてるんですよねぇ。

その様子は傍から見ても明らかなようで、牧村君が一歩踏み込めばもう即日お付き合い始められそうな状況ではあるんですが。

 

まぁこの付き合いそうで付き合わないくらいの距離感を眺めてる時も楽しいですよね、ラブコメって。

美園ちゃんが入学する前に、志望校だった大学の文化祭を見に来た時に、牧村先輩が彼女が必要としていた言葉をかけてくれた。だから頑張れた、という彼女が眩しい。

それで追いかけるように文化祭実行委員になって、アピールを続けてるんですが、牧村先輩の消極性が手強いんですよねぇ。まぁ全く意識してないわけでもないし、付き合うまでは意外と早いのではないかって気もしますが、どうなるだろ。

 

『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで2

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「大丈夫。おれはずっと一緒にいるから」

(略)

「ん。ずっとずっと、一緒にいてね」

 

もうこの作品の感想は「早く付き合わねぇかなぁ」のひと言で纏めてしまっても良いような気がしてきた。

お互いに相手を好いているけれど、状況を変えようと踏み込むことで、今の関係が壊れてしまう事を恐れているために、最後の一線を超えられない。

そんなもどかしさを楽しむラブコメではありますけど。早く友達じゃなくて恋人になって。

 

生まれつきの白髪がコンプレックスであり、引きこもっていたという過去からゆいが臆病になってしまうのは、まぁ分からないでもない。

そんな彼女が、優真と出会い交流して惹かれていくのも無理はない。彼が同じ学校に通うと知って、勇気を出したわけですが。

……うっかり別のクラスになってしまうなんて躓きがなかったのも良かったし、クラスに優真の友人が居た事もあって、ゆいが上手くクラスに受け入れられたのも良かった。

受け容れられた背景には、優真が好きなのが速攻でクラスの女子にバレて、微笑ましいものを見る目になった部分もあると思いますけど。

 

あと、優真との関係をゆいのご両親……特に母親の方が後押しする気満々なのも笑えたポイントと言いますか。

外堀は完全に埋まってるので、あとはもう本当に当人同士の気の持ちようねんですが。そこで、関係変化を怖がったゆいが「ずっと友達で居てね」とか宣言しちゃうんですよねぇ……。

でも、それを聞いた友人が今のままで居られると思ってる? としっかり覚悟を決めさせていたのは良かった。

 

後書きからしてもこの後の3巻が、タイトル回収回というか「友達じゃなくなる」瞬間を描く区切りのエピソードになる予定だったそうですが。
打ち切りになった後、重版されて。状況が動くかどうか……みたいなツイートしてる所までは観測したんですが、どうなるのやら。
追記:4月28日に、3巻の発売が決定されたとツイートがあったようです。12月発売予定と先にはなりますが、刊行決まったのはめでたいですね。

『ずっと友達でいてね』と言っていた女友達が友達じゃなくなるまで

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「ここは甲斐性の見せどころよ? ゆーくんがゆいちゃんをメロメロにしちゃえばどっちも幸せな文句なしのハッピーエンドなんだから。ほらほら頑張れ男の子」

 

オンラインゲームで知り合い、最高の相棒として交流してきたユーマとシュヴァルツ。

高校入学式が近づく春休みのタイミングにチャットをしていたら、二人とも同じ学校に進学し、おまけに実は近くに住んでいることが発覚。

見た目が違うからと昔いじめられていたというシュヴァルツが、人と話す練習がしたいとユーマとリアルで対面する事になったわけですが。

 

実はシュヴァルツこと上城ゆいは美少女で……おまけに既にゲームで親しくなった後ということもあって、無防備な姿を見せることも。

それに困惑しながらも、しっかり彼女と向き合ってるユーマは良い子ですね。

無理していきなり全部をリアルで片付けるのではなく、ゲームのチャットを織り交ぜて会話するなど彼女に合わせてあげる心配りも出来ますし。

 

まぁまだ若いので、うっかりで彼女の地雷を踏んじゃう場面もありましたけど、お互いに失敗したと思って謝って和解して。

そうやってぶつかったから、自分では手が届かない部分に姉の助力を超えるようにもなったし良い経験になったのでは。

 

ユーマとゆいの交流がメインで他のキャラの介入が少ないため、二人の関係の変化に文字数割けてるのがとても良かったですね。

「ユーマがすきなら付き合ってあげたら喜んでくれるかな」なんて考えるような娘だったゆいが、しっかりと恋心を育んで自覚したりする場面は本当に可愛かったです。

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