気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

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やがて黒幕へと至る最適解3

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『――君は目的を果たせるといいですねェ、カルツくん』

 

六大公爵家のうち2つに対して大打撃を与え、実質的に掌握したカルツ。

他の公爵家も当然、2家が行動を制限されていることは分かっていますが……それでも、裏で暗躍しているカルツまでは到達していない状況。

疑おうと思えば疑えるけど「偶然で片付く範疇でもある」と公爵家側に思われているのはお見事。

 

ただサンクトゥス公爵家の問題で帝国内部に不安が広まっているのが良くない。……だから、より大きな不安で塗りつぶしてやろうと『呪い』を広げる計画の実行を早めることにしたのが厄介ではありますけど。

……カルツはしっかり、敵がそうやって動くだろうことも予測していて。

アルテシアを救うための手札や自分の味方を増やしつつ、公爵家の邪魔もしっかりしているのが良い黒幕ムーブしてますよねぇ。

 

今回カルツが救ったのは、アイゼンフッドの五代目当主レイスと同じ「魔力過敏症」を患ったサティス・プロファンド。

その症状から公爵家の「世界樹の呪詛」の実験体にもされていて、本来の歴史では命を落としてしまったそうですが。

……救われた結果、トンデモない戦力が爆誕していたのは笑っちゃった。まだ戦い慣れていないから、敵であっても切り捨てて命を奪うのを最初の選択肢として取れない場面もありましたが。

頼もしい相棒が居ますし、まだまだ磨く余地ありまくりの原石ですから、ここからさらに強くなっていくの怖すぎ。カルツ陣営の戦力、個で言えば結構なものですよね。

六大公爵家という組織を正面から相手取れるかっていうと別で、カルツがやっているみたいに少しずつ削っていくのが正着なんでしょうけど。

彼の描く未来に少しずつ近づいてはいるけれど、まだ障害が多いわけですから、頑張って欲しいものですね。

やがて黒幕へと至る最適解2

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「君たちは夢を追い続けて、僕はその姿に恩人の姿を重ねて興味を惹かれて、空想などと言われていた『竜王』の実在を証明してみせた。そんな僕たちの意志が混ざり合ったことで、理想であった最善の結果を得ることが出来たと僕は考えている」

そんな一連の流れに対して最適な言葉がある。

「――そう考えた方が、『ロマン』のある話だと思えるだろう?」

 

主であるアルテシアを救うために未来から回帰したカルツ。

エルフの国の王室傍系フェイユを救ったことで、アキメネスという家名と子爵位を得ることになった彼は、次の標的として神聖魔法のサンクトゥス公爵家を選んで。

三百年前の在り方を知ってる『同志』と接触したり、回帰する前に集めた情報をもとに竜人たちの伝承が真実だと明らかにしたり、色々と活動をしています。

 

個人的には贋金を作ろうと工作をしていた家に先んじて贋金作ってたのが笑えました。

贋金に気付いて調査に乗り出したサンクトゥス家の人員に狙いを定めた、カルツが自分たちで状況をコントロールするための手段だったわけですが。

この一手、贋金作ろうとしてた領主たちの出鼻をくじいて、「公爵家の調査が来たという風評」を盾に交換条件を引き出していたり。

カルツ、目的のために無駄な行動をするつもりは無さそうだなぁというのが伺えると言いますか。

商人を舞台に引っ張り出すために賭け事に興じてましたが、その時のことすら今回の行動に上手く使っていってるのお見事過ぎる。

 

とはいえアルテシアの病状はだんだん悪化していく状況でもあって。

かつてはカルツが傍で支えていましたが、今はそれが出来ない。なので、ノエルという新キャラを味方として送り込むことにしたわけですが。

暗殺集団「無貌」。ルチアが実働を一人で担っていたわけですが、サポートしてくれる協力者というものはいて。ノエルはその協力者の一人で……アイゼンフッドとは違いますが、誓いと誇りに通じる「流儀」を持つ真面目な子だったのは良かったですね。

……いやまぁ、シリアスも出来るけど、なんか普段は割とポンコツというかかなり自由で、メイド役で来たはずなのに、逆に面倒みられている面白枠でもあるんですが……。

 

「聖女」としての資質を見せつつ、言動はチンピラで、火種を生き生きと増やそうとするようなルシリアは……まぁその言動の果てにああいう結末になるなら、因果応報という感じはある。

秘密裏に掌握したオルナメントとは違って、今回は完全にトップを排除した上で首を挿げ替える方向で決着させたわけですが。それぞれ別の形で、そうなってもおかしくないように交錯しているので、他の4家にはまだカルツの暗闘に気付かれてなさそうなのはお見事。

 


やがて黒幕へと至る最適解1

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「我らアイゼンフッドの絆は血よりも濃く、鉄よりも固い意志で繋がっている。……それは幾星霜の時を経ようと、遥か先の未来であろうと永遠に朽ちることはない」

(略)

「――それこそが、我らアイゼンフッドの『鉄血の誓い』である」

 

没落した公爵家当主アルテシアに忠誠を誓う青年カルツ。

彼は、他の六公爵家が結託してアルテシアを貶め殺したという事を知り、主の死から十年の時間をかけて調査を進めた上で、そうして得た情報を全て抱えて過去へと戻った。

それはアルテシアから託された「時」の魔術を用いたものであり……彼は主を助けるために、全てを賭すことを決めたわけです。

例え過去に戻る対価が自分の寿命であろうと、躊躇うことはなく。

 

スラムに暮らす孤児であった彼は、前世においてはアルテシアに拾われ彼女の下で教育を受けていたようですけれども。

過去に戻った彼は、敢えて主の下にはつかず独自に行動する事を決定。

本来だったら死ぬはずだった人物を助け、配下に迎え入れたり。歴史の流れに影響を与えそうな部分に干渉したり。

読者目線では色々と手を打っているのがわかるんですけど。転生したカルツは、自分以外を表で動かして基本的に暗躍しているから、目下敵対している派閥にほぼ察知されていないというのが強いですよね。

 

今回、明確にオルナメント公爵家の作戦を潰しに行ったわけですけど。

最後の最後までカルツという存在に気付けなかったわけですし。陥れた後の相手を上手く傀儡に仕込んで、さらに裏に潜むようなことまでしてるのが執念を感じる。

とは言え、そう毎回相手を上手く傀儡にできるわけでもないでしょうし、状況が進むにつれて他の公爵家も警戒を強めそうですから、これからのカルツがどういう手を打っていくのかが楽しみです。

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ちゃか

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