気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

nyoro

ソード・ワールド2.0リプレイ 竜の学舎と守護者たち  3

ico_grade6_4
ソル 生きていて、楽しいのは当たり前だろう。そんなのは罰じゃないぞ。
(略)
イエッタ 友達と遊んで、いっぱい勉強して、未来の夢を見て。そんなのは普通の子供のやることで、そういう時間を過ごさせてあげるのが先生の役目です!
フィユ だから、一人でなくてもいいんだよ? (後略)

秋田みやび流のドラゴンレイド、完結巻です。
えーっと、秋田さんの作品だなぁ、という雰囲気があって大変楽しかったんですが。
これドラゴンレイドなんですよね!? フォールンドラゴンとはいったい何だったのか……
序盤で「フォールンドラゴンって言うのは長い歴史の中で誇張された結果じゃないのか」説が提唱されたのも仕方ないんじゃなかろうか。
一応の説明はされていましたけど、なりふり構わなくなったフォールンソウルとか厄介極まりない物に調理されていて……

ドラゴンレイドと銘打たれていますし、実際フォールンソウルも出てくるんですが。
他のシリーズに比べて、その要素が強くなかったですね。
5人が、しっかりと教師をやっていてGMが用意していた、一長一短の案とかをすべて蹴り飛ばして生徒の為に行動を起こしていて。
そういう、教師と生徒の交流とかのイベントがしっかり描かれていたので、学園ものとしての色が強かったように思います。
その中に、うまく、ドラゴンレイド要素を取り込んでました。

しかも、ただでさえ貴重な幻獣の住まう島だって言うのに、付加価値つきましたが。
これ、もう鎖国したほうがいいんじゃなかろうか、ってレベル。
初出だとただのネタだと思えなかった、フォールンアリゲーターとかもちゃんと伏線になるように物語が汲み上げられていて感心するほかないですねー。最初は笑えて、後から驚きが来る。
こういう展開はさすがです。
もうちょっと続いて暮れてもよかったなぁ、と思いつつ、サフィーアが泣くような結末にならずほっとしています。
良い完結巻でした。


ソード・ワールド2.0リプレイ 竜の学舎と守護者たち 2

ico_grade6_3h
イエッタ ……とりあえず、注意喚起に追加。「リンゴに注意。特に鮭に注意」
GM 村長と、警戒に当たっていた村の若い衆は「皆さんが何を言ってるのかわかりません!」(笑)
ソル すまん、オレらにもわからん。だが鮭はヤバい! ヤバいのだ!(笑)


「第四話 夜の後者に何かいる?」、「第五話 選ばれた街の封印」、「第六話 選ばれた街の災厄」。
以上三話を収録。

これは……ひどい。
いや、褒めてるんですよ。腹筋辛いくらい笑ったんですよ。
でもこれドラゴンレイドのリプレイじゃないんですか!?
前回のフォールンワニは、かろうじて許せるにしても、今回のは、今回のは……
アリなんだろうか。そりゃあ神官も嘆きたくなるよ。
この島のフォールンソウルは、なんなの、ゲテモノ好きばっかりなの?

四話はせっかく学校があるんだから、と学校探検。
子供たちが気を利かせていろいろやってくれてるのは微笑ましいんですけど。
前校長、ろくでもないな。そりゃあ追い出されもするでしょうよ。
そしてせっかく用意されたギミックが残念で。タイミングが悪かったんや……
途中で忘れて戦闘に熱を上げていたのが敗因ですな。

そして五話、六話は続き物。
この島の中にいる、ちょっと(?)閉鎖的な部族が、学校に興味を以て、ラークたちを招いて。
交流なんかをしていくわけですが、あの選民意識はウザったいなぁ。
反対派に襲撃されたりしているわけですし。
あと、あちこちでラークがここでミスるかという部分でダイス目腐ってて、キャラ性をうまく表現していて泣けた。

とツッコミどころ満載な本編はさておき。
最後明らかになった謎には驚きました。
まさかあの子が伏線だとは思いもしませんでした。
これがあるから秋田GMは油断ならない。
あと、このシリーズは面白いですけど、新米女神シリーズの新刊はいつになったら出るんでしょうか。


ソード・ワールド2.0 リプレイ 竜の学舎と守護者たち 1

ico_grade6_3
ダニエル いや、ダメだろうよ、これは。旧い伝統やしきたりを打ち破るのも、護るのも自由だが、それを大事にしている他人へと迷惑をかけてもいい理由にはならんぞ。(後略)
一同 (ざわ……)
イエッタ ダニエルさんがまともなことを……!


秋田みやびが贈る「ドラゴンレイド」企画のオオトリなリプレイ。
舞台はカイン・ガラに隣接する、幻獣と共に暮らす人々が住まう島。
帳の島エイデル。
ここは幻獣と共に暮らすという文化故に、特殊な生活環境や文化が根付いており、カイン・ガラの研究対象になっている島です。
一方で、ここに行けば確実に幻獣がいるから、密猟者なんかにも目をつけられている島でもあるわけですが。

そこに新しく作られた学校に、教師として赴任することになった冒険者たちが主人公。
環境が環境だけに、冒険者としての職務に励むこともありますが。
生徒たちに危険がないよう島で起きた事件の調査をしたりとか。
そんな中で、彼らが出合うのは、四翼六眼の異形を持つ存在で。
この島にも現れたフォールドラゴン。
……セージの判定に失敗して、データも背景もPCたちが把握しきれていませんが、さてはてどうやって関係づけていくんでしょうかね。
気になります。

……それはそれとして、新米女神シリーズの続編はいつになったら出るんだ。
エピソード上だけ収録しておいて続きが出ないとか鬼だな。
まぁ、他所に目を向ければ七年ぶりの新刊とか、三年ぶりに新刊が出てそれが上中下の下巻だったとかいろいろあるわけですが。
それにしたって他のリプレイ各余裕あるなら、ぜひとも新米女神の続きを出してほしいものですが。



プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ