「それは俺の都合だ。あいつらには何も関係のない都合で……俺の嘘のせいで、あいつらを悲しませてしまっただろうな……」
ドウルマスターズとしての訓練を重ねる四人。
蒼生と朱理。そして、玲音と竜一。
一緒に訓練をする中で、少しずつ親しくなってきてはいるようですけど。
同時にそれぞれ隠し事をしていたりするわけで、腹の探り合いのような微妙な緊張感もあったり。
けど、今のところ、まだまだ伏線を展開していってる感じ。
蒼生が特に顕著だと思いますけど、まだまだ発展途上の青い実という感じで。
悩むし、実戦に出ても成果を上げられないし。
最後の竜一離脱イベントは、敵側の予定調和で終わっているわけで。
主人公サイドの見せ場が圧倒的に物足りないわけで。
説明がやたらと多いのは魔法科でもそうなんですけど……
あっちの方は既にメインに最強クラスの劣等生(笑)がいるので、説明過多でも最後には敵に痛い目見せてくれる痛快さがあるんですよね。
顧みるに『ドウルマスターズ』は、これから育ってはいくんだろうけど、届いていない。
それが分かるから、何となくパッとしない雰囲気になっているように思います。
次か、遅くてもその次あたりまでに、大きな動きないと厳しいんじゃないかなぁ、と思いますが。
キャラが予定通りの配置についたところでしょうし、とりあえず、次読んでから判断しましょうかねぇ。