気ままに読書漬け

とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。

turasrealta

Fate/Grand Order -turas realta-4

ico_grade6_3

「“竜の魔女” 私は」

「哀れみを以て 貴女を倒します!!」

 

第一特異点、決着となる巻。

バーサーカーと戦うジャンヌが、竜の魔女と対峙したときにどうするか、ここに至って迷っているのが彼女らしい。

かつて共に戦いこの特異点を生きる人間ジルの率いる戦力の応援だったり、エリザベートとの会話を経て覚悟が決まったのは良し。

 

藤丸はジークフリートと一緒に邪竜と相対し、ジャンヌは竜の魔女を倒しに行く。

それぞれの因縁のぶつかり合うシチュエーションが熱くて好き。

その前の邪竜がブレスを放とうとした時、止めるために駆けつけてきたジャンヌへ無言で行くべき報告を指した藤丸とかもよかったですけどね。

ジークフリートが恐怖に震えていてもしっかり選択できる藤丸を「勇敢だな」とか言ってくれてましたし。

 

藤丸、痛みや恐怖を抱えながらも「それがどうした――!!!」って前に進めるのが本当に強い。

まぁまだ未熟な部分もあって、兵士たちを救いに戻りたいと言ったりする場面もありますけど。そういう一般人寄りの感性がありつつ、肝心なところは外さないから主人公なんだよなぁ。

 

黒幕が動き出したとき、ロマンが提案した解決法が完全に力押しで笑った。

エリザベートと清姫がコントじみたやり取りしてたのもあって、なお笑えた。

最後ジャンヌが締めてくれたおかげで特異点を乗り越えることができて、藤丸たちが生還できたのはなによりでした。

しかし次巻予告でびっくりしたんですが、もうオケアノス行くんですね。連載追いかけてないので知らなかった。

Fate/Grand Order -turas realta-3

ico_grade6_3

「俺は俺自身の願いとしてこのフランスを救いたい」

「君はどうなんだ? 藤丸立香」

 

マルタより授けられた竜殺しのサーヴァントの情報をもとにリヨンにたどり着いた藤丸たち。

しかしすでにそこに彼らの痕跡はなく……2手に分かれて行動することになったのはいいんですが。

「ここをキャンプ地とします!」じゃないのよ!! 笑っちゃったけどさ!!

 

藤丸がジャンヌと契約した関係で、まだ身体の麻痺が残ってるとかで。

慣れればもっといけるけど、現状ではあと1騎までだろうとのこと。……ほかのスピンオフとかで、激戦を超えた藤丸立香を知ってると新鮮でいいなぁ。

ダ・ヴィンチちゃんによる特異点講座も懐かしい。

 

一方裏で恋バナしてる女性陣は自由すぎるなぁ。

マリーとアマデウスの2人の間で通じる独特の距離感が好きです。アマデウス、最初に発する言葉は強く聞こえますけど、真意を聞くと彼なりの考えがしっかりあって良い。

理由次第で燃やしますといった清姫を下がらせたあたりとか、結構好きですよ。

 

分散行動したことで、ジークフリートを発見することはできたものの彼は呪いを受けていて本領を発揮できる状態ではなかった。

さらにそこで竜の魔女が手を緩めず攻め込んでくるっていうんだから容赦がないですよね……。

サーヴァントとして生き抜いたマリーが、とても格好良かった。

 

最終決戦もコミカライズ流になってて、見栄えもしたし結構楽しかったですね。

分断されて、アマデウスなりに戦っていて。……彼から良い教えを受けたマシュが救いに行きたいというところとかも良いですよねー。

Fate/Grand Order -turas realta-2

ico_grade6_3

「それでも嫌です…こんな結末は嫌だ…!!」

「だから俺は…俺は背負います…!!」

「それが自分にできることなら!」

 

特異点Fこと冬木から帰還した藤丸達が、第一特異点へと挑むことになる2巻。

戻った直後に昏倒した主人公が故郷の自室と、世界が焼ける夢を見て……それでも、呼ばれて直ぐに管制室へと赴けるのが強い。

最初の困難は乗り切ったけどカルデア職員7割が死んで、藤丸以外のマスター候補も命だけは繋いでいるけど再起不能状態とか、かなりボロボロですけど。

 

Dr.ロマンも「だからこそ死んでいった彼女達に代わって 人類を守る」と言ってくれるシーンは熱くて好き。

彼から事情を聴いた藤丸も、全てが理解できたわけではないけれど、結末を受け入れられないと奮起するのが実に主人公してます。

藤丸君、ダ・ヴィンチと遭遇して「なんだまた変な人が増えただけか」と思考停止して流したり、レイシフト後に焼かれている村を見て「きっと立ち止まってる場合じゃない」とか色々と切り替えできるの偉い。

 

第一特異点の舞台はフランス。

死んだはずのジャンヌ・ダルクが蘇り、竜を使役して暴れ回っている特異点だった。

街に入り情報収集しピンチの人々を助けたり、聖杯に呼ばれたサーヴァントに助けられたり。少しずつ少しずつ前に進んで行くのが、頼もしくて良い。

Fate/Grand Order -turas realta-1

ico_grade6_3

「……坊主も頑張ったな お前はマスターとしてまだまだ新米だが――」

「航海者に一番必要なものが備わっている 運命を掴む天運と それを前にした時の決断力だ」

 

アプリゲーム『Fate/Grand Order』のコミカライズ。

他にもいくつかありますが、あれは1.5部と亜種特異点っていうしばらく進んだ時点のエピソードに焦点を当てたもので、これはFGO本編の最初から描いていく感じですね。

 

人理継続保証機関カルデアに招かれた48人目のマスター候補の少年、藤丸立香。

ここは魔術師たちのテリトリーで、頭につく文言の通り人理を継続するために奮闘する場所なわけですが。

藤丸は魔術の存在も知らない一般人で、たまたま献血に行った時に適性を見込まれ連れ込まれただけだった。

マシュが「紛うことない拉致です! 裁判になれば間違いなく負けます!」って言ってるのがコミカルで好き。

その後、所長からの説明回がありましたが……眠気に襲われて藤丸はダウン。追い出されてしまう事になって。

 

自室に行ったら隠れ家的に使ってた医者、ロマンと遭遇。

そのタイミングでトラブルが発生し……危険を察知しつつ、逃げろと言ってくれるロマンが好き。それでもなお踏み込んでいくのが藤丸で、とても主人公してる。

手を握るシーン見開きが本当に良かったですね……。過去の特異点へ移動するレイシフトに巻き込まれ、訳が分からないけれど「頑張らないといけないってことですよね」と前向きな姿勢を示す彼が好きです。


プロフィール

ちゃか

 ライトノベルやコミックを中心に、読んだ作品の感想を気儘に書き綴るブログです。
 新刊・既刊を問わず読んだタイミングで記事を作成しております。
 コメント歓迎。ただし悪質と判断したものは削除する場合があります。

メールアドレス
kimama.tyaka@ジーメール なにかご依頼等、特別連絡したい事柄はこちらにお願いします。
メッセージ
アーカイブ
カテゴリー
記事検索
最新コメント
  • ライブドアブログ