2020年2月コミティアで頒布された『時の夢Ⅱ』感想、第5弾。完結ですよ!
今回は現代パロディ「学園Babel」時空の『月の白さを知りてまどろむ』。
そして『監獄学校にて門番を』と『Unnamed Memory』のおまけと書き下ろしについてですー。
長い戦いもついに終わる……私は何と戦っていたんでしょうね……自分か。
感想は下記。続きを読む
とりあえず気が向いた時に読んだ本の感想などを上げてます。ラノベメインに、コミック、TRPGなど各種。推しを推すのは趣味です。 新刊・既刊問わず記事を書いてるので、結構混沌しているような。積読に埋もれている間に新刊じゃなくなっているんですよね。不思議。ま、そんなノリでやっているブログですが、よろしく。 BOOK☆WALKERコインアフィリエイトプログラムに参加しております。
分割第四弾でーす。今回は現代パロディの『学園Babel』時空の『Unnamed Memory』、『Babel』、『Rotted-S』の感想。
そして、なんとなんと四分割してなお収まらなかったので、第五弾がありますー。なにをしているんだ。楽しかったです。
ネタバレ注意―。まぁ、パロディ時空なんでそこまで気にしなくてもって範囲ではありますが。
「常識で考えたらないけど、貴方が絡んでるならあるかもしれないと思ったんですよ!」
「お前……そんな風に思ってる相手と結婚したのか」
分割ラスト―。
最後が一番長いような……分け方下手くそかな?
ネタバレ注意。
◇将軍と黒猫
『焚き火』。「演習という名の芋掘り大会」とはいったい……将軍にうちの城はおかしいって思われてますが、うん。
◇水の冠
『新居』。結婚知って一緒に暮らすことになった二人の話。
ヴェオフォルミネが引き下がらない辺りが彼女らしい、というか。
結婚したんだから同じ部屋が良いと主張して、オーティスが根負けした後……
同じ部屋にするために「壁ぶち抜く」という発想になるあたりがすごい。
『雪景色』。街で起きたトラブルに対処する二人。
聞き込みについていきたいといった少女が、合図を決めようと言って。
生まれと育ちからすると、まぁ、仕方ないですけど。とりあえず全部吹き飛ばせば終わるみたいな解決法はやめような。頑張れオーティス。
◇Icy Prayer
『妹』。Babelの子供世代の話。末の姫であるエウドラの嘆き。
兄が厳しい、という話を隣国の兄に相談して。対処法が何とも平和で笑いました。
振る舞いを叱られたから、ことさら丁寧な対応をし返した。普段と違うそぶりにかなり困惑したようで大成功でしょう。一週間猫被り続けたエウドラも中々。
◇月の白さを知りてまどろむ
『血温』。シシュがそろそろ来る頃だと思った、というサァリ。
風邪を引いたら困るだろう、という話からどんどんズレて行くあたり、この二人だよなぁ、というか。
「言わなくていい。答えられないから聞きたくない」というシシュに笑ってしまった。
『夜』。月白世界に置いて、女の十七は大人を意味する。
サァリの誕生祝い。シシュは招かれていたものの、王都での厄介事に対処するために離れることとなり。
ちゃんと品を用意して、サァリの要求を聞く辺りシシュも変わってきてる。紅を塗るという行為に裏がある、と察しない辺りも彼らしい。
『常識』。王都とアイリーデの常識の違いにシシュが困惑する話。
巫も特殊だけど、シシュも頑固な部分あるからなぁ。トーマは見ていて楽しいでしょう。
『風呂』。シシュの要請に応じて巫として同行したものの、こけて鼻血を出してしまったサァリ。シシュの要請の時は走る事になるって言ってたもんな……
対処の為にサァリが向かった先が、また。いや、歓楽街だから、まぁそういう店の方が多いでしょうけど。シシュが苦い声出すのも仕方がないのでは……
◇曲空虚空
『遭遇』。実は本編読んでないんですよね。
フルダイブ型のネットゲームのベータテストに参加した二人の会話。
ちょっと気になるのでその内読みたい……と言って忙しさに負けて読み損ねてるんですよねぇ。
◇空想の魔女
『正月』。これも本編読めてない……
福袋を買って帰って来た妹たちが中身を広げまくって、掃除好きの兄の精神が削られる話。
人混み苦手で福袋とかのセール忌避する親戚ばっかりなので、行動力は凄いと素直に感心してしまった。
◇陸空猫
『ワンダーランド』。本編読めてないシリーズ。割と多いな。
雪の中に飛び出した猫の話。実家で買ってる猫は家猫だから雪降ろうと室内にこもってたなぁ、というのをちょっと思い出した。
◇Babel学園
『朝』。パラレルでも朝に弱いティナーシャ。大学の単位が良く足りたな、という夫に敷地内の寮に住んでいた事とか、なるべく一限の授業を取らないようにしてたと回答してましたが。苦肉の策過ぎる……
『チョコ』。バレンタインのチョコを作るティナーシャの話。
製作途中で溶かしたチョコが一番おいしいと思うからってそのまま出すのか……ある意味発想の勝利。オスカー、そこまで甘いもの得意じゃないから敗北してましたけど。
『妹』。何をどうすると体育の時間がバーベキューになるんだ。自由度が高い……
「授業中のバーベキューは禁止」という校則が付け加えられたというオチがシュール。
『煎餅』。自分で焼いてみたかったからって煎餅焼いてみるあたり雫も行動力凄い。
先生用として激辛煎餅まで作ってる辺り芸が細かいです。
『夕暮れ』。アージェとレアの話。妹たちにお膳立てされて、クリスマスデートをすることになっている辺り、アージェも微妙にポンコツというか。彼らしいですけど。
いや兄にプロテインプレゼントする妹もいるからどっちもどっちか……
『プロテイン』。妹からもらったチョコ。プロテイン入りとかどこを目指しているんだ……
『夜』。パラレル月白。家庭教師のシシュと学生サァリの距離感が微笑ましい。
兄のトーマの過保護さも健在で。シシュに誘われて、楽しそうに目を輝かせるサァリが可愛い。学生モノではこのコンビが一番好きかなー。
『トリュフ』。なぜ「チョコビュッフェ」をやろうという発想が出てくるのか。ツッコミ入れながらも最終的には付き合う辺りシシュは良い奴ですねー。合流したトーマにチョコ詰め込まれたみたいですが……そういう事もあるよね!
◇時の夢
『時の夢』。「外れない予知」についての話。
ヴェオフォルミネが見た多くの断片。オスカーとティナーシャのいつも通りのやり取りが楽しい。カサンドラ、結構重要なピースなんですかねー。
「そうかしら。初めてあなたに会ったのは、ずっと前に思えるわ」
(略)
「一生を約束しましたよ」
分割記事2個目。……なんともう1回続くんじゃ!
いや、なんか長文になったので……
ネタバレ注意。
◇Babel
『鐘』。雫とエリクの取り留めもない会話。
時の流れがあっという間だとか、年越しの時の催しとか。
除夜の鐘の話とか出して、エリクが興味を持っていたのは、彼らしいなぁ。
『昼』。昼食を食べようとして暑さに雫がしり込みする話。
研究室に逃げようとしたものの結界の張り直し作業が入って失敗。
なんか雫が王様と氷の上で正座する勝負したとか出てましたけど、どういう状況だとそんな勝負になるんだ……?
『魔法研究』。魔法技術による下水施設とか凄いよなーと雫が感心する話。
ファルサスのはティナーシャ作ですけどね。確か百題のどれかにそんなエピソードがあったような。今度読み直そう。
『バレンタイン』。こちらの暦で対応する日が分からないので暫定。
バレンタインならチョコレートですが。エリクがさほど興味を持っていない為どら焼きに。
好評だったので作ってたらエリクの体重が増えたとか。うーん、平和だなぁこの夫婦。
◇Rotted-S
『年』。本編完結後のレアリアとアージェの旅。
領主の代替わりで検問が強化されそうだという事で、レアリアが少し疲弊しているのを推して次の街へ。
レアリアが船に乗ったことが無いというので海が見える方を目指して。共に生きる彼らの旅路に幸多かれ。
『夕暮れ』。昔を思い出し、もしレアリアと幼少期から同じ村で育っていたらと空想して。
レアリアが年上として世話を焼こうとして困っている姿を想像して吹き出したりしてましたけど。
共に育ったならそれも面白かっただろうけど。どっちみちレアの為に生まれただろう、と自分を定めたアージェが強い。
『子供』。二人の間に生まれた子供。アージェは小さい村だったので、赤子の世話もしたことがあるが。レアリアは立場上触れた事が無い領域で。
それでも助け合って世話している様が、暖かいです。「孤独な夢は、もう見ない気がした」。レアリアが、こう思えるようになっただけで、アージェを褒め倒したい。
『寝起き』。恋人関係になった二人。共に寝ていた所からレアリアが先に目覚めて。
アージェに引き寄せられて。退廃的な朝になりかけたところを何とか止めて。
彼を止める為に要求された「代わりのもの」に辿り着くまで、アージェは多分かなり楽しかっただろうなぁ。
『記憶の喪失』。クレメンシェトラの断片。過去のディアドが、彼女に示した覚悟の証明。「いつか誰かが、またあなた様に伝えるでしょう」。
『手料理』。レアリアの魔法の腕も上達して、単独行動もぼちぼち出来るか、という話もでて。一人で買い出しに出た彼女が、大量の食材を買ってしまったのは、うん笑えますね。
技量はまだしも、常識に疎いからこういう事もあるよなぁ。平和だ。
「此処で待っていてください。届かせますから」
作者さんのサイト「no-seen flower」の短編集をまとめた一冊。
電子版を購入。
-world memoriae-シリーズ以外のも掲載されてますが……なんか長くなったので記事分割してます。
ネタバレ注意。
◇Unnamed Memory
『雪』。温暖なファルサスでは見られないもので。
遊ぶために城内限定とはいえ雪を降らせるとはさすがはティナーシャ。
『紫恋歌』。旅路にある二人が立ち寄った街で、ちょうど祭りの時期で。
歌比べをして神に祈りをささげる歌姫を決めるのが目玉だとか。
選ばれると金が出る事もあって、まぁ、騒動の種にもなっているようですけど。
ティナーシャが格の違いを見せてくれたのはスカッとしました。
『光』。魔物憑きとして隔離された片割れを魔女が見つける話。
後日談のおまけもついていましたが。ティナーシャ、オスカー大事過ぎて大体受け入れるのがよくわかる、というか。オスカーも思い出してから全部律儀に謝ってる辺りはちょっと笑ってしまった。
『朝』。魔女は朝が苦手。覚えた。
「人間の可能性を信じる」とはいえ、限度があるんじゃないかな……。
先日ツイッターで見たオスカー、こちらで言うと5時くらいに起きてるって言うのは、起床時間として早い方だと思います。放っとくと13時まで寝ているティナーシャもティナーシャですが。
『消えた名』。消された試行の1つ。
戦場から連れ帰った魔女が生きたいと思えるかどうか賭ける話。
決定的な決裂を前に巻き戻ったそうですが……続いて居たら『神の名』のような結末になったんだろうなぁ……
『花』。またオスカーが興味で動いてるなーというか。
肌に花の絵を描いた旅芸人を見て、ルクレツィアに昔ティナーシャがやった、という話を聞いて。自分で描こうとする辺りが安定のオスカー。
オスカーが膝を折ってるのが落ち着かないというティナーシャに、お前も女王だし時代が違ったらありえただろう、という仮定の話も出てました。
速攻でオスカーが自分の騎士だったらいびるというあたり日頃の行いが……いびってもそれでも来るという信頼もあるようでしたけど。
『体の時間』。レオノーラ戦の後の二人の会話。あけすけすぎるオスカーが好きです。
『旅路』。呪具を巡る旅の断片。笑いあっている二人が、穏やかで良い。
『猫の爪』。傍から見ると女子供の喧嘩としか見えないそれで、大陸傾けられるとか恐ろしいわー。
『月蝕』。転移門を開くために町のはずれに行き……何者かに追われている少年を、保護した。酷い偶然もあったものだ、と言いますか。
喪われないものはないと知ってはいても。ファルサスで何がしかが起きて、血が流れているのが少し悲しい。
まぁ、『Babel』の頃なんて公式に残った直系2人とかいう惨状でしたから、長生きしてる方なんでしょうけど。
『起床』。微睡から覚めたとき夫の声が聞こえて。ティナーシャが彼に歌ってくれというのは中々珍しい場面ですねー。逆は多いですけど。
「貴方に、何が出来るというのです?」
「そうだな。隣国からかけられている圧力を撥ね退けることくらいは」
(略)
「ならばそれを証明してみせなさい。殿下から全ての憂いが取り除かれた時……私は貴方の要求に応えましょう」
-world memoriae-シリーズの同人誌。
電子版が配信されてるのでそちらで購入。
精霊術師で薬師でもあるヘルジェール。
夜を渡り歩くと言われる薬師で、請われれば病を治す放浪者。
かつて彼女が癒した相手から呼ばれ参上した彼女は、薬ではなく彼女自身を欲しい、という男と引き合わされて。
滅亡の危機に瀕している国を救うための取引を持ち掛け、ヘルジェールの身柄を要求した。
ヘルジェールはそこまで言うのなら、証明してみせろと男に告げて。
男――オスカーは、剣の腕を見せて武門の派閥に取り入って。
侵攻する手間の割に得るものが無いと分かれば大人しくなる、という論理は分かるけど狙ってやれる人は少ないと思うぞ……
オスカー自身も「簡単ではない」というもののその後に「出来ないことでもない」と軽く言うんだもんなぁ。
-world memoriae-を読んでいると、早々にヘルジェールの秘密については察する事が出来るわけですが。
彼女はかなり不安定な部分があって。オスカーが約定を果たすか見守るため、宮中に滞在している彼女に接触して来る勢力も。
わざわざ爆弾に火気近づけなくても、と思いますけどね。
逸脱者である二人。
彼らは決して不滅ではなくて、何度も喪失を繰り返しながら、長い旅をしている。
その喪失の中で、我を忘れて一度は暴走してしまった魔女へ、それでも強く在れというオスカーは、どこまでも王なんだよなぁ。
最後オスカーの差し出した手を、彼女が握ったのが、とても美しくて……同時にどこか残酷だとも感じてしまう。
あぁ、でもこの二人の関係が好きなんだよなぁ。
「あの人を、止めて」
Fal-raisia、完結巻。
第四の大陸そこに穿たれた楔の辿った結末の話。
レイシアの狙いを阻止するために、情報収集をしています。
レヴィとユディトは動き始めた軍部を止める為に別行動となって、キーファとミリアムだけ。
リーズの故郷に行って調べるものの振るわず。
オマケにそこから離脱しようとしたら軍部に確保されて、キーファは査問を受けることに。
あそこで素直に信じる辺り、まだ甘いなぁ。
でも、そうやって見捨てられない彼だからこそ、継承の片割れに選ばれたんだろう、とも思います。
査問会でキーファから思ったように情報を得られなかった上層部が、自分達から情報を明かしてくれたのには笑った。
人の精神は、人が思うよりも、強い。
キーファは人を信じ、一度は折れそうになり……片割れであるミリアムに背を押され、レイシアの前に立った。
人間の意地を押し通して、楔を打破した二人に幸いあれ。
そしてレヴィとユディト。
この作品、単体でも楽しめますし、キーファとミリアムの上司である彼らは頼りになる存在ですが。
–world
memoriae-シリーズを読んでいると、彼らにもう一つの顔があるという事が分かる、というか。知っているんですよね。
此度の「一目惚れ」の結末が、また痛い。無茶しすぎだよ、レヴィ……と思わずにはいられないですけど。同時に彼らしい、とも思うんですよねぇ。
読み終わった後、作者様のサイトにある「鳥籠の女」読み直してきましたよ。えぇ。
「私たちは、自分たちはいつ死んでも当然と思っています」
砂に汚れた窓から、無限の荒野が見える。
「それでも、好きに思う人を殺して死ぬよりは――守って死ぬ方が、きっと満足ですよ」
故郷を滅ぼしたのが軍部だった。
その事実に気付いたけれど、真実を知るために軍部に残ったキーファ。
指揮官で会ったセラと彼女が属していた組織の足取りを追っています。
上官であるレヴィのカードを借りてその権限で情報を探したりもしていましたが、情報の断片しか得られず。
施設内で調査をしていたら、捕虜となったテドラの構成員と出くわして。
以前の拠点制圧時の戦いで異能持ち。彼女が捕虜になったとはキーファも知らなかったものの。怪我をしながらも脱走した彼女を放っておけず、手を貸すことにして。
軍部の人間が何を、と警戒されていますけどね。
幼馴染の少女がテドラにいたという事実もあって、ほんの少しでも警戒を解けたというのも大きい。
キーファ、エギューラを使った治癒機構に興味あるって言うのも嘘じゃないのがアレですけどね。
後書きによると、制作進行の都合で、今回はあらすじみたいな部分だけでイラストを描いてもらったとか。
……本編を読んで絵師さんどんな反応したんだろうか。表紙のリーズかわいいです。
そしてキーファの故郷、滅びたシエズに足を運ぶことに。
レヴィがユディトを確保したりしてたせいで、途中でテドラの関係者に囲まれたりしてましたけど。
無事に辿り着き……消息不明になっていたミリアムを発見。
情報を突き合わせて、キーファとミリアムに力を継がせ、諜報部が探していた「レイシア」の屋敷を探索する事に。
そこでまた多くの断片と気付きを得るわけですが。
諜報部、しつこいなぁ。いや、ひとつの街を滅ぼして、生存者を確保して記憶操作までしてる連中が易々と手を引くはずもないですけどね。
「俺は、本当のことを知りたい」
同じ作者さんの「Unnamed
Memory」や「Rotted-S」と世界観を同じくする作品。
まぁ、舞台となる大陸は違うんですが。
先に挙げた二つが船で往来があるくらいには近いこともあって、ある程度似通った部分もあったのに対し、今回は色々と変わってますね。
後書きでも書かれていたんですが、他の作品では「魔法」、「魔力」と呼ばれる力がこの大陸ではエギューラと呼ばれていて。
科学技術とかが発展して、それに組み込まれるような形でエギューラを使った武器も作られていました。
そもそも『エギューラ症候群』という病と思われている、いうのも他の大陸と違うんだと強く意識できるポイントで良いですねー。
幼い頃に故郷を焼かれ、「軍部」に保護されたキーファ。
この大陸では、国や政府と言った機構が既になく。軍部が力を行く中で、対抗勢力としてテドラという教団が生まれていた。
そして、キーファの故郷を焼いたのはテドラだ、と聞かされて。
保護されてから軍部の中で過ごしてきた彼ですが、ある日、新しく来た上司の指示の下行った他勢力の制圧作戦の中で、幼馴染の面影を持つ少女に出会って。
作戦終了時に見失ってしまったものの、その存在は彼に大きく影響を与えて。
つい彼女の事を考えたりもしてました。
そんな折に、テドラの拠点の1つへ攻め込む任務が下された。
意気込んで参加したキーファは……そこで、真実を知る事に。
道中指揮官が一人でツッコんでその間の指揮を任されたり、襲撃を受けて死にかけたり、最後には味方の爆撃に巻き込まれかけたりとかしてましたが、良く生きてるなキーファ……
人が良いからうっかり騒動に巻き込まれて死にそうな気配がある。強く生きて欲しい……
ちゃか
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